私の住む町にB-FMというローカル放送局がある。
コミュニティー局というくくりだが、この放送局がなかなかやるものだ。防災ネットワークという情報発信システムを地域の方と1年前に立ち上げた。
地震、津波や台風など災害時に、ごく身近な情報を理髪店や商店そして医療機関と連携してどんどん放送し、情報を流そうというネットワークだ。
立ち上げから1年、記念式典と巡視船に乗るイベントが行われた。
海上保安庁が用意した巡視船は「せっつ」。3,100トン、ヘリコプターも搭載できる最新鋭の遠距離海域型大型船だ、神戸海上保安局からやってきた。
神戸大震災時、陸のインフラが寸断したとき、海上の司令船となり活躍した船だ。
200名ほどの参加者と我々取材班を乗せて小松島港を出港。すぐ甲板での船上ライブが始まった。地元小松島中学校吹奏楽部演奏の「OCEAN(B'S)」が雰囲気を盛り上げる。まさに「海猿」。
それだけではない。海保は海上訓練を実演しはじめた。羽田からジェット機の来襲。超低空飛行。ヘリコプターによる海上引き上げ訓練。巡視船3隻による高速旋回訓練。
「すごい迫力。目の前でこんなの見られるなんて、すごく役得」
小さい街の放送局が海保にここまでさせるとは恐れ入りました。
こんな税金の使い方、賛成です。
参加者がヘリ、巡視船に向かって手を振っているのがとても印象的だった。
きっと防災意識も高まるでしょう。


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