週末、3連休の方も多かっただろう。残念ながら晴れたのは日曜だけで、予定が狂った人もいたでしょう?
私は、というと唯一晴れた日曜日、少年ラグビーの撮影をしていた。
小学1,2年生の子供たちが転がるようにボールを追いかけている。
風が心地いい、まさしく秋晴れだ。
世の中は相変わらずのサッカーブームだが、わたしは同じフットボールでもラグビーが好きだ。
高校生の時、体育の授業。先生がラグビー部の顧問で、授業に取り入れた。楕円形の不規則なバウンドをするボールを追いかけるのが面白い。前には投げられないもどかしさ。ボールを持って逃げる人に体当たりしたり、タックルするのがとても愉快だった。
その頃から正月、国立で行われる学生対社会人の日本選手権だけはみていた。
当時、平尾,大八木率いる同志社と松尾のいる王者新日鐵釜石の対戦が楽しみだった。
同志社は4年連続釜石の前に倒れたが、神戸製鋼に移った平尾、大八木たちは6年連続日本一になる。しかしそれは釜石の松尾が引退した後だった。
このころ国立を満員にできたのはラグビーくらいだったと思う。
時が流れてカメラマンになった私は日本代表大八木選手を撮影する機会が巡ってきた。場所は聖地国立の膝元カンタベリーハウスだ。いまでいう、スポーツバーの走りだ。
ビールを飲みながらの取材で、こちらも緊張せずに撮影できた。
「平尾は日本代表を引っ張る。俺は裾野を延ばす」のことばが印象的だった。
言葉通り大八木は少年ラグビーにも力を入れ日本中を回っている。


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