今年もこの日がやってきた。
日本国中が鎮魂の時を迎える。
マスコミは一斉に過去の過ち、出来事を世界に向けて発信する。
2度とはおきてはならないことだ。
私はこの時期どうしてもアメリカのことを思う。
核実験。ルーズベルト大統領の後を受けトルーマン大統領がマンハッタン計画という原爆開発を進めた。
有名なオッペンハイマー博士をリーダーにアインシュタイン博士などアメリカの科学者がニューメキシコ州北部ロスアラモスに集まっていた。
アメリカの頭脳を集結させ原子力の研究をしていた。平和使用目的で研究が進められていたがやがて核兵器へと姿を変えていく。研究所を後にする者も数少なくない。やめたくてもやめられない科学者も多数いたという。
1945年7月ニューメキシコ州南部 WHITE SANDS 名の通り真っ白な砂漠だ。
この美しい砂漠で地球上最初の核実験が行われた。よく8月広島と長崎に原爆が落下した。
WHITE SANDS、もちろん砂漠だが人が住んでいないわけではない。少数民族アメリカインディアンがひっそりと暮らしていた。
人類最初の被爆者は日本人ではなく本当のアメリカ人だった。
その後もアメリカは核実験を相次いで行い、ニューメキシコ、アリゾナ、ネバダの砂漠地帯は死の灰に覆われている。実験場の風下にはアメリカインディアンがすんでいる。
もちろんアメリカ政府はそのことを公表しなかった。
いま世界中で原子力の研究を自由に出来るのはロスアラモス研究所以外にない。
アメリカ国内はもちろん、世界中の科学者がロスアラモスをめざすという。もちろん日本人科学者も例外ではない。
夏になるとお約束のように平和運動、核廃絶運動がさかんになる。増して現在北朝鮮に対する6ヵ国協議が行われている。
協議が難航するのも無理はない。あれだけやりたい放題やって「核開発するな」あまりにも矛盾している。

写真:WHITE SANDS もう10回はこの砂漠に入った。放射能大丈夫かな?

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