仕事がら、よく飛行機に乗るが座席が非常口にあたることが多い。
今日もそうだった。
少し前に聞いた話だが、非常口横の座席は若い体力のありそうな男性に座ってもらうことを優先しているようだ。
いつも大きなカメラバックを担いで乗り込むから、体力があるように見えるのか?緊急時に救助、避難を手伝ってもらう理由だ。
もしそんなことが起きるようなら大変なことだが、いつも断らずに座っている。
特に長時間の国際線Yクラスの場合座席がとにかく狭くてきゅうくつ。非常口横の席は前が広く空いている。さらに離着陸時フライト・アテンダントのお姉さんが前に座る特典が付いている。
と言っても、目の前に綺麗なお姉さんが座ってもらっても、初対面だし、恥ずかしくて話なんかほとんどできない。(小心者だから・・・・)
フライト・アテンダントというと、以前、テキサスからアトランタ経由でNYに向かうデルタ航空で珍しく日本人アテンダントに会った。この方、黒人とのハーフで日本人とは気づかなかった。
アメリカのフライト・アテンダントはおばちゃんが多く無愛想?(気やす過ぎることも)で有名だがこのフライトも例外ではなかった。アテンダント同士でペチャクチャしゃべりまわり、ろくにサービスもしない。おまけにフライトスケジュールがどんどん遅れる。
アトランタでは他の飛行機への乗り換えを告げられた。つい日本語でぶつぶつ文句(すごく汚い言葉、差別用語いっぱい)が出てしまった。
もちろん、こんな路線日本人なんか乗っていないと思ったからだ。
そこへ、「大変申し訳ございません。」ときれいな日本語。・・・・・冷や汗が!
でも彼女は半分アメリカ人、根っからの明るい性格。しゃべるしゃべる。吉祥寺の出身で父親が横田基地の米兵。今はアトランタに住んでいるが、やがて日本線の勤務になることなど話してくれた。アトランタのお薦め、知る人ぞ知る、隠れカフェなど教えてくれた。エプロンで待機している1時間くらいあっという間に過ぎていく。非常口横の席この日は吉と出た。
ふと、我に返ると、周りの人(もちろん外人)が不思議そうに眺めていた。


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