サンタフェ Santa Fe
米国、ニューメキシコ州の州都
人口5万人
ニューメキシコ州最大の都市アルバガーキーの北東80Km
1600年頃、インディアンが定住するこの地にスペイン人が侵攻してきた。しかし、数千年前よりこの地に住む古代インディアン・アナサジ帝国のライフスタイル、宗教を変えるまでには至らず、以後スペインとインディアンそして中南米の文化の融合が繰り返され、やがてサウスウエスト・スタイル、サンタフェ・スタイルと呼ばれる独自の文化へと発展していく。
サンタフェとはスペイン語で「聖なる信仰」という意味。
街はアダビーとよばれるプエブロ・インディアン(アナサジ・インディアンの末裔と考えられている)伝統的建築様式で統一され、都市は魅力的な景観を演出している。また冬でも温暖で乾燥した気候は絵画や彫刻製作に適し、合衆国でNYに次ぐアーチストの多い街になった。あちらこちらで見られるギャラリーが街をいっそう艶やかにしている。昔から伝わるインディアン・ジュエリーや砂絵をベースにモダンなデザインがミックスしサンタフェ・スタイルが確立していった。
街は小さく、ほんの10分もドライブすると、もうそこは砂漠の真ん中。
東西に走るフリーウェイ I-40は旧ルート66。西部開拓時代はサンタフェトレイルと呼ばれ幌馬車が行き来する交通の要所として栄えた。現在でもLAーNY間の大陸横断バスが走り東西の分岐点となっている。
サンタフェはどこか新旧入り混じった文化の香りが漂う。

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