2014/11/29 21:04
第二章 自衛隊のYS-11
衝突回避装置がいらないのと、YS-11のネックであるところの与圧がさほど
必要ないし飛行時間も離着陸回数も民間航空機に比べると
今後も使われ続ける予定だそうです。
平日の夕方など、U−4、U−125などと一緒にわが街上空を
何度も通過しますが、これらはT−4やC−1よりもデシベルが小さく
のんびり感があります。 ダートエンジンは特にのんびりしたサウンドです。
夕日を浴びながらのYS-11FC(入間基地)

US-1 やP-2J と同じGE(IHI)のT64系エンジンに換装しています。
―EからーJにチューンナップをしてはいるそうです。




パワーアップがされているかと思いきや、
「やや」という程度のパワーアップはされましたが、
やはりパワー不足のまんまのようですが、
プロペラブレードの性能とか、排気推力の差とかがあるのでしょうか。
三菱MRJあたりが有力になると思いますが、

エンブラエルにできて川崎に出来ないわけがないが、千葉の対岸が・・・・

用途的には「適」でしょう。しかし、C-2改造という説もあります。
逆に大きすぎないかい??


2014/11/23 17:10
第一章 YS-11という名機
YS-11EBの母体は、言わずと知れたYS-11 で、名機、名機と囃したてられますが、
これって国産機は名機に見える病または、名機でなければ許さない病ですね。
組んでみるとわかりますが、ダートエンジン双発としては、相当に大きな機体になっています。
飛行中は常にフルスロットルというウワサもあるほどで、
ここでも例の伝統のエンジン非力症候群が発症しています。
5人のサムライと言われるレジェンドたちが旧軍機のDNAを持ってきてしまったのでしょうか。
それとも、機体規模をお役所に押し付けられたせいでしょうか。。。
ただしお家芸の軽量化に関しては、旅客輸送機未経験なため無駄といわれるほど
頑丈にできてしまったのも災いしてまるで、1000ccで7人乗りの1BOXカーの
ような非力な旅客機なんだそうです
そして、サーボ機構のない人力操舵飛行機というのは、
手堅い設計の現れなのか、技術がなかったのか。
頑丈の代償というのも変ですが、耐久性は抜群で、
強度疲労試験では15万時間でも壊れなかったので
そこで止めてしまったとか。。
その他にも「?」なところがいくつもあります。 例を挙げれば、
離陸滑走距離よりも着陸制動距離のほうが
長いとか・・・・なんのためのSTOLE?
なによりも悲惨なのは生産機数(民間機としては145機)のわりには、事故が多いらしい。
国内だけでも、墜落事故2件(死者118)、
その他にもオーバーランや胴体着陸、片脚着陸に空中衝突
などで機体が大破・中破したものが14件で負傷者も多数出しています。
松山沖事故
函館山事故
中標津 米子 羽田 海自 小月基地
事故ではありませんが、ハイジャックされて北の国に拉致された機体があるそうです。
その他不具合は雨漏りからはじまって、舵が重くって、史上最大の人力操舵機とか、
トイレがどうのと、いろいろとケチをつけられています。
それでも名機だというのなら、名機にしたてあげたのは、運行サイドの努力と
日航製の出血アフターサービスの結果ということのようです。
「まぁ、こんな飛行機だから」とあまり文句も言わずに飛ばしていたらしく、
パイロットにとってはあまりいい飛行機ではなかったのかもしれません。
耐久性マージンをたっぷりとった頑丈なエアフレームと
信頼性の高いエンジンで救われている面が多いのです。
国内民間航空で引退したのは、衝突回避装置の搭載にかかる費用と
機体寿命を天秤にかけた結果であって決して寿命をまっとうしたわけではありません。

2014/11/19 20:49
暫く間が空きました。。。
ご来場の皆様には申し訳ないな・・・と思いながらも制作優先(笑)
やっとこさアップの余裕(パテの乾燥時間なんですがww)が出来ました。
YS-11そのものへの思いもあったりしますので、
その点で今後いささかしつこいブログになると思いますが
誹謗中傷はご容赦願います。
YS-11EB 電子測定機
※プロローグ
数か月前、東シナ海でスホーイに絡まれたYSです。
いわゆる Super YS-11EB といわれるエンジンを換装した
航空自衛隊呼称で「電子測定機」です。
ひらたく言うと、エリント機 電波偵察機で、そこいらに飛び交っている対象エリア発の
電波を拾いまくって情報を収集解析(リアルタイムかは知らんww)する役目の機体です。
スパイ機と呼んでも差し支えないのでしょうが、一応マイルドに電子測定機とされています。
あちらさん達がなにかやりだしたり、やりそうな時はもちろんですが、
普段でもなにげなく、そばによって行って聞き耳を立てているといった具合で、
何かやってる、あちらさん達にとっては邪魔っ気な存在です。
余談ですが、美保基地のT-400練習機は下面のアンテナ数が
ビジネス機のそれではないような・・・・
単に大型機の操縦訓練用なのだろうか?
あのあたりには象のオリがあったりするので、関連を疑ってしまう。
同様なミッションを海上自衛隊も米軍もそれぞれ専用の機体で堂々とやっています。
そして、それぞれの機能、能力は全く公表されません。
航空祭でもYS-11EB/Aは飛行展示も地上展示もされませんし
当然のことではありますが、内部も公開されていません。
さらに航空自衛隊のHPでも使用機材としてYS-11のくくりはありますが、
YS-11EA/EBは記載がなくって、日本にはいないことになってます。(笑)
航空祭の場合、入間基地の公開エリアからは離れた位置に駐機しているか、
よその基地に行っているかホントの仕事で飛んでいたりしますので、
頃合を見計らって一般公開が終わってから、入間に帰ってきます。
秘密な存在を演出しているつもりなのでしょうか。。。。
実際のところ詳しいことはわかりません。

2014/11/2 17:41
Nimrodの先祖返り
2015年の展示会に向けてNimrodのAEWを作ったメンバーがおりました。
しゃち さんのブログより引用しています。・・・・・スゴイでしょ?
詳しくはこちらです。
http://mig2193.blog24.fc2.com/blog-entry-186.html
ここまでの魔改造となると、「元のカタチは?」と興味を抱かれる方々がいたら・・・・
などと、おせっかいとは思いましたが(ウソですww)。
過去作のNimrod MR2をMR1に先祖返り?させることにしました。
これはこれで、MR2は色々付いてますので、オリジナルには程遠い・・・・
撤去した個所を比較してください。
撤去して傷んだ部分はパテとサンペとサフェと上掛けで塗装が必要となり
結果的にには、なにかにと追加するよりもたいへんです。
幸い調色はしていませんので、よく合いますね。。
採用した絵柄は英連邦の戦勝記念らしい・・・・
「オイラたちの勝だー!!」とライオンが吼えております。
正直に告白しますと、キットデカールがアウトで、お高かった別売りデカールが
大量に余っていて、ほかに使いようがないため、有効利用ということで(笑)
さらに彼ら英国人はせっかくここまで進化、改造したのに、予算不足らしく
「無駄!!」として生産と運用を打切り用途廃止引退となりましたが、
その最終型MARー4としてこんなトコまで逝っちゃってました。
メタモルフォーゼ!!
「ここまでやるかー」・・・別の意味で変態です。
