トイレの手洗いボールは陶器にしたいと思っていました。
あちこちネットで探しましたが、なかなか気に入ってものがありません。
そんなとき、「青木さんに頼もうか」と夫が言いました。
青木さんとは陶芸家で「ふくろう陶房」を持っています。
先日、展覧会の案内をいただき、行ってみました。
洗面ボールを手がけたことがあるか尋ねてみると、
何点か製作したことがあるとのこと。よかったです。
「大きさは直径35cmほど、台の上に置くタイプがいいのですが」
「色はどうしましょう。ここにある作品の中ではどんなのがいいですか」
ぐるっと見回すと、大きな花器があり、その色と模様が気に入りました。
すると青木さんは、
「あの傘立てと同じ模様なんですよ」
と作品がある方を指先ました。
「まぁ、素敵」
傘立ても欲しかったのです。
夫に目配りをして小さな声で言いました。「ねえ、どう。いいでしょう」
問題は値段。傘立ては値札がありましたが、洗面ボールは分かりません。
値段を聞いて、二階のものはネット販売で購入することにしました。
「予約金はどうしましょうか?」
「できてからでいいですよ」
来年2月ごろ、手元に届きます。