床下暖房の通電時間は深夜1時から6時までです。
数日前の夜、時計を見るともうすぐ1時。
コントローラーは玄関の下足棚の中にあります。
見に行ってみましたが電源ランプがついていません。5分待っても入りません。
これから厳冬期を迎えるので、ちょっと心配になり、メーカーのエナーテックに問い合わせをしました。ランプは、電源・ヒーター・点検の三つです。
ヒーターは床下のコンクリートに埋め込んだスラブヒータが設定温度まで温まっていればその回路だけ通電しないので、ランプはつきません。
このことを確認されましたが、三つともランプがつかないのだと説明しました。
「ちょうど今日、そちらの方面へ行く用事があるのでお邪魔してみます」
ということで、午後、来てくれました。
大もとの電源が落ちていないか、タイマーの設定時間が間違いないかなどを点検し、異常がないとのことです。
通電時間にもう一度確認し、電源ランプがつかないようなら東京電力に確認するようにとのことです。深夜1時から6時まで通電できるように設定できるのは電力会社だけなのだそうです。
点検が終わると、各部屋の温度を測ってくれました。
床も天井も壁も24度あります。
母の部屋は和室なので少し低くなるようですが、実際には25度ありました。
北側のクローゼット、洗面脱衣所、浴室がまとまった回路になっています。
ここだけ温度が低かったので設定温度を上げるように勧められました。
7回路ある中で、そこだけを30度に設定し、他は今まで通り25度です。
当分、このままで大丈夫のようです。
設定温度は即、コストにつながるので気を使うところです。
「効率が良いですね」
エナーテックさんは何度もそう言いました。
いくら技術の高い床下暖房を使っても、それを包む家によって効率が違うのでしょう。
外断熱を採用し、断熱材も吟味して使用してくれました。
そんな家を設計してくれた田村さんに、またまた感謝です。
「この家は暖かくなりますよ・・・」
天井を貼りながら大工さんが言った言葉を思い出しました。