慌ただしくお供え物を取りに行ってきました。
用意したものはだいたい地鎮祭のときと同じです。
お頭付の魚、野菜と果物をそれぞれ2,3種類、酒、米、塩、水。
そして形だけでも餅投げをすることになり、「ホケイ」に入れた餅、
それにスナック菓子やせんべいやカップラーメンも・・・
それらを大工さんが上まで運んでくれました。
私もトントントン〜、とはしごを登って行きましたが、テッペンまでは怖くて無理です。
それでも星見台の位置から家並みの向こうに山々の頂が見えるのを確認できました。
田村さんが、上棟式のときに分かりますよ、と言ったのを思い出します。
「あ〜!妙義が見える」と私はうれしくなって言いました。
すると「あの山の方が俺の家だ」という声が聞こえました。
「威勢がいいなと思ったけど、やっぱりダメかい」
大工さんが笑いながら言いいました。私の度胸も中途半端です。
ハシゴにしがみついていては下から上ってくる大工さんの邪魔になってしまうので、一旦二階の部分まで下りました。
大工さんがみんなテッペンまで行くと、またハシゴに上りました。
ちょっと下の方からの参加です。
そんなとき、下の方から母の声がしました。
上棟式が始まるころ呼びに来て、と頼まれていたのを忘れていました。
それに気づいた妹が迎えに行ってくれたようです。
「私もそこまで上るのかい?」
母はときどきお茶目なことを言います。
「そこから見ていて〜!」
辺りからクスクスと笑う声が漏れました。
棟梁や中野さんが家の四隅に向かって酒や米などを順に撒きます。
それが済むとお手を拝借!
私はやっとハシゴから手を放して一緒にシャシャシャンシャンと手拍子に合わせました。

Photo by aki
次に餅投げです。
テッペンに居られない私に誰かが菓子袋を渡してくれました。
そのころは夢中だったので、誰だったか覚えていません。
私が投げても直ぐ下は一階の屋根があり、その向こうまで届きません。
3回ともブルーシートの上に落ちてしまいました。
もともと運動神経は良くないのですが、特に投げる力がないのです。
これは力と言うより投げ方とかタイミングなのでしょうか。

Photo by aki

Photo by aki
上棟式と餅投げが無事に終わりました。
施主がお礼の挨拶をし、中野さんからお礼の言葉や棟梁と大工さんの紹介、
田村さんからお祝いの言葉を頂きました。
そして乾杯。

Photo by aki
このあと、できれば懇親会みたいなことをしたいと思ったのですが、
車を運転するのでお酒は飲めないし、遠いところから来ている大工さんたちなので
無理も言えません。
今日一日ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。

Photo by aki
みんなが帰ったあと、記念写真を撮ってお開きです。