家の中にはいろいろな材木があります。
どれもみな番号が書いてあるのでどこに使うか決まっているのでしょう。
ここから一本ずつ持っていき、寸法を決めてカットしたりカンナをかけたりします。
それぞれの大工さんが決められた作業をテキパキと進めています。
この細い板切れは何に使ったものなのでしょう。
カンナで削ったものがかわいくて写真を撮りました。
今日は初夏のような陽気です。
もっと大工さんの仕事を見ていたいけれど、もうすぐ3時。
アイスクリームを買いに行ってきました。
「どうぞ、融けないうちに食べてください」
しかし、誰も食べる気配がありません。
「あっ、いけない。スプーンがなかったですね」
さて、どうしよう。
そのとき一人のひとが「このまま食べればいいよ」と言ってカップに口を持っていきました。でも他の人は食べようとしません。
棟梁は近くにあった細くて薄い板切れを見つけ、スプーンの長さに切り、それを一人一人に渡してあげました。そのままの形で食べる人もいれば、丁寧にカッターナイフで丸くカットしようとする人もいます。「そんなことをしていたら融けちゃうよ」と言われながら。
「うちのかみさんも弁当に箸を入れ忘れることがありますよ」
棟梁はそんなことを言って私の失敗をはぐらかしてくれました。
後で写真をみたら偶然にもスプーンにした端切れを撮ってあったのです。
「夜来てみると猫が寝ているんですよ」
なかなか日中見られない夫と夜来ることがあります。
私たちに驚いて慌てふためく猫、その音を聞いて私もビックリします。
懐中電灯を持っていても暗がりが多くて結構怖いものです。
「来週になれば、サッシが入りますよ」
監督さんがそう言いました。