MSAT　幻のガイドからのメッセージ

その8からの続き。

▽降り注ぐ柔らかなエネルギー

へっぽこ隊の珍道中も終盤に差し掛かった。このあと、Big Tree Waysideという大木の中の散策道へ向かった。

ここには100m近いレッドウッドが林立しており、いつ行っても静かなときが過ごせる。

（←静かに息づくシダ。手を差し伸べているようにも見える）

木立の中を歩いていると、心が静まってくる。森のエネルギーというのは、山や空から一気に下りてくる強烈なものとは趣が異なる。

逆に地から静かにわいてくるエネルギーをレッドウッドが吸い取り、柔らく、大きく包み込んでくれるような優しいエネルギーに昇華して、　　→続きは、　　頭が上がりませんをクリック

その7からの続き。

▽博物館へ

翌朝、モテルのタダの朝食を楽しんだ後、前日通りかかったTrees of Misteryという遊園地へ行くことにした。といっても、博物館を見るのが目的。

（←Lagoon Loopの先端。太平洋をバックに、ルピンが咲き誇る）

そこにはカリフォルニアで有数の、ネイティブ･アメリカンに関する民具などの展示があるのだ。これはなかなかすばらしい。

薄曇の天候の中、ワインディングの山道をえっちらおっちら運転していった。がけの上から見える太平洋が美しい。博物館へ行く前に、Lagoon Loopという場所があるのを思い出して立ち寄ることにした。

▽流木のビーチ

ここは蓮池や流木のたまったビーチ、　　→続きは、悲鳴を上げるをクリック

その6からの続き。

▽モテル見学

Fern Canyonからまた川をドンブラ渡り、ガタガタ道をえっちらおっちら101号線まで戻ってきた。既に6時半近い。いくらなんでも宿と食事が摂れるところを探さなくちゃ。

（←Klamath River Overlookから見た雄大な夕刻の海）

3､4軒目星をつけておいたところを、リサーチがてら回ってみた。まずKlamathのモーテル。ここはYurok族のオフィスに近く、ちょっと雰囲気が陰惨としていたのをスサナさんが鋭く察知して却下された。

その後、丘の上にあるB&Bへ行ってみた。その前に、Klamath River Overlookというすばらしい展望ポイントがあることを思い出し、　　→続きは、しおしおと車へをクリック

その5からの続き。

▽シダが茶色い

渓谷自体は長さが1キロちょっとと短い。両側の高さ約30mくらいの岩壁は、ツヤツヤのシダで覆われて今にも恐竜が出てくるほどのうっそうとした場所、のはずだったのに…?　

（←うっそうとしたFern Canyonへの入り口）

だが、はれ?　シダが茶色く枯れちゃってて、緑のツヤツヤの岩壁が、ちょっとみすぼらしい。

おまけに予想以上に小川の水位が高く、倒木や岩伝いに歩かなければならないが、これがかなり難しい。何度も転びそうになりながら、峡谷の中ほどまで行くのがやっとだった。

たいちょーはこの日はふだん履きのブーツだったので、　　→続きは、肉食だってかをクリック

その4からの続き。

▽ハイウエーの真ん中にも

レッドウッドでは、これまで毎回大きなエルクを間近に見てきた（http://sky.ap.teacup.com/msatweblog/418.html#readmore）。へっぽこ隊が遭遇したのは、実はエルクの大群だった。

（←タンポポの枯れた花に付いた朝露）

この辺のエルクはルーズベルトエルクで、ベイエリアにいるツールエルク（http://sky.ap.teacup.com/msatweblog/418.html#readmore）よりはるかにデカい。だがこれまで遭遇した場所はいつも別々で、まったく同じ場所では見たことがない。

あるときは真夜中のハイウエーの真ん中で、　　→続きは、ドンブラとわたるをクリック

その3からの続き。

▽シェークスピアの里

Ashlandは南オレゴンの人口わずか2万人あまりの小さい町だが、「Oregon Shakespeare Festival（OSF)」の舞台として、世界的に知られている町でもある。

（←苔むした古木の枝）

西部開拓時代に開かれた町はかつて交易ルートの拠点ともなったが、産業的に目を見張るものは何もなかった。だが1800年代後期に根付いた演劇と芸術への情熱が、年を経るごとに高まりを見せ、1930年代にはOSFの原型ができた。

その後、街中にダイナミックな劇場を設けるなど発展を続け、→続きは、お腹すいたなあをクリック

その2からの続き。

▽ヒストリック･ルート99

I-5の北カリフォルニアからオレゴン南部には、随所に「Historic Route 99」という看板が出てくる。これはカリフォルニアからカナダにかけて、1930年代前後に整備された南北縦断ハイウエーだ。

（←童話の世界に出てくるような、毛足の長いコケが生えた大木。まるで魔女が手招きしているようで…）

かつては西部の各町を結び、ルート66と並んで産業発展や地域開発のほか、歴史や文化的な側面でも大きく貢献したルートだ。

今ではI-5に取って代わられたが、Historic Routeとして、　　→続きは、呼吸困難に陥るをクリック

その1からの続き。

▽真面目な下見の旅

珍道中と題したものの、今回のへっぽこ隊はそれほどの大ボケや失態を犯すこともなく、かなり真面目に各ポイントを回ることができた。

（←Klamath River Overlookからの景色）

真摯な態度でスピリチュアルであることの意味を見つめなおし、瞑想やヒーリングワークを通じて樹齢2000年を超える大木との対話をこなし、白装束での滝ごり修行で水のエネルギーを身体に浴び、ネイティブ･アメリカンの儀式に参加、なんてことも考えてはいたが、　　→続きは、きわめて真面目にをクリック

北カリフォルニアの奥座敷である秘境・レッドウッド国立公園へ、先週リサーチに出かけた。

シャスタのゲートキーパーであるスサナさんとへっぽこ隊を再結成。巨木の森の優しい息吹のなかで、今回はどんな珍道中が展開されたのだろうか。

（←大木の柔らかな緑に覆われたAvenue of Giants）

▽懐かしい場所

行ったこともない所なのに、初めて訪れたときに「なんか懐かしいな、ここ」と思った場所って、ないだろうか。

たいちょーにとって、北カリフォルニアの海岸線に広がるレッドウッド国立公園がまさにそういうポイントだ。

ほかにもタイのバンコクやユタの砂漠など、　　→続きは、なんか懐かしいなをクリック

マウント･シャスタのふもと、Weedの町から北西へ7、8マイル入った山の中に、Stewart Mineral Springsという温泉がある。


（↑道はかなり分かりにくく不安になるが、山の中へずんずん進んでいくとこんな門が見えてくる）


130年以上前に立てられた温泉保養地だが、周辺のネイティブ･アメリカンにとっては昔から知られていた鉱泉の出る場所だった。


（門を抜け、短いが急なスロープを下りると、1車線の細い木造の橋が出てくるので、注意しながら渡る→）

Henry Stewartという病に陥った（どんな病気かは分からないが）男性が、　　→続きを読むをクリック

マウント･シャスタへ行くと、ほぼ99%、ふもとのMcCloudの町にあるストーニー･ブルック･インに泊まる。


築100年を越えるインの建物は、どことなくほっとする安心感があり、くつろげる。


なじみの宿泊客は「すとぉ〜にぃ〜ぶるっくいん」などという長ったらしい呼び方はせず、単に「SBI」と呼んでいる。


4月の初旬に訪れたときは、ほかにほとんどお客さんがおらず、　　→続きを読むをクリック

ベイエリアでは過去3日間、熱波のために気温が90度を越える日々が続いている。

きのう、僕ちんの住むセントラルコーストの町では、99度を記録した。

個人的にはこういった暑い気候が大好きなので、全然こたえないが、中にはつらい思いをしている方もいるだろう。

そういった方のために、涼しい写真を。

雪をかぶったシャスタの山肌。ベイエリアがこれだけ暑くても、　　→続きを読むをクリック

もしかしたら、ブラック･ビュートは、マウント・シャスタエリアで1番目立つ山かもしれない。

マウント･シャスタは機嫌が悪いと、冬などは1週間も雲間に隠れてその姿を現さないこともある。

しかし“ベイビー･シャスタ”とも“ボタ山”とも呼ばれるこのブラック･ビュートは、　　→続きを読むをクリック

マウント･シャスタ･シティからCastle Lakeへ向かう道の途中に、ふと行き過ぎてしまうような林道がある。


その道を下っていくと、Faery Fallsと言うすばらしい滝と、Ney Springsという鉱泉に行き当たる。


（←ほとばしる水の勢いがすごい）


ある日の午前中、僕ちんはだれもいないその滝を訪れた。


Faery Fallsは高さが約14m。Fairy Fallsと表記される場合もあるが、地図にはFaeryのつづりを使っているものが多い。


林道は未舗装ながら、　　→続きを読むをクリック

マウント･シャスタのふもと、Weedの近くで毎週土曜日にスウェット･ロッジセレモニーが開かれる。

ネイティブ･アメリカンによる魂を浄化する儀式。原始的なサウナのようなテントで、暑さに耐えながら歌とダンス、祈りをささげる。

（↑スウェット･ロッジが執り行われるテント。儀式中は閉められるので、内部は暗黒の世界になる）

（手前の丸い石囲みのなかで、儀式に使う石が真っ赤に焼き上げられる→）

全米には500部族以上のネイティブ･アメリカンが今でも生活しており、スウェット･ロッジやビジョン・クエスト、サンダンス、ベアダンスなどの儀式がそれぞれ行われる。

ここで行われるスウェットは、　　→続きを読むをクリック