
西部劇映画なんかでたまに出てくるビーフジャーキー。カウボーイが無造作に一端を口にくわえ、もう一方をぎゅ〜っと引っ張ってちぎり、顔をしかめながらクチャクチャ食べる、あのこげ茶色の段ボール紙のような食べ物だ。
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電熱オーブンに入れらたジャーキーになる前のビーフ
現在、アメリカ産の牛肉を使ったビーフジャーキーを、日本へ持ち帰ることはできないはずだ。日本で売られているものはほとんどがニュージーランド産かアルゼンチン辺りのものではないだろうか。とすると、こんなにおいしいアメリカ産ビーフジャーキーは、ここ現地でしか食べられないことになる。
誤解する人もいるかも知れないけど、個人的にはアメリカ産の牛肉が世界一おいしいと思っている。神戸牛などももちろんおいしいけど、ちょっと脂肪がきつすぎる。アメリカ産の脂肪分の少ない赤身を、中が真っ赤なまま仕上げたステーキなどは、神戸牛などよりもよっぽど健康的でおいしいと思う。
昭和40年代ころに西部劇映画を見ている人にとっては、 →続きは、段ボール、をクリック
ビーフジャーキーのことを「干肉」と表現していることが多く、あの段ボールみたいなものは「干肉」なんだ、と理解している人が多いだろう。でもそれって、外国生活の乏しい翻訳家が、辞書の上から訳しただけなのかもしれない。
ビーフジャーキーのことを「干肉」だなんて、なんて乾いた表現だろう。食欲わかないなあ。もう少しおいしそうな言葉遣いができないものだろうか。やっぱビーフジャーキーはビーフジャーキーだよな。
さてさて、そういうことで今回は、子供のころから食べてみたくてしょうがなかった外国産の3つの食べ物(ピクルス、ビーフジャーキー、青カビチーズ)のうち、ビーフジャーキーづくりに挑戦してみた(ピクルスや青カビチーズはづくりに挑戦するのは、いつになるのかはかわからない)。
一般家庭用の電熱オーブンで、簡単に作れます。オーブンがない場合は、BBQ用のグリルでもいいし、金串に刺して天日干しでも可→
2月のある日、ネットや知人からの情報を仕入れてどういう味付けにするか、どういうジャーキーにするかを決めてみた。
作るのは2種。オリジナルテイストとテリヤキ味。ネットなどには作り方や乾燥のさせ方など千差万別のレシピが載っているが、要するに肉に付いているサルモネラ菌などが死滅して、長期保存に耐えうるだけの乾燥状態になればいいのだ。数あるレシピのうち、自分に合うと思うものを選べばいい。
ちなみにサルモネラ菌は、摂氏62度(華氏144度)以上で20分、同70度(華氏158度)以上で4分加熱すれば死滅すると言われている。
今回僕ちんは、4種類作ってみた。
1) オリジナルテイスト
2) オリジナルテイスト スモーク
3) テリヤキ味
4) テリヤキ味 スモーク
果たして、どうなることやら。その2へ続く。
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