その2からの続き。
←午前7時15分にNevada Fallの上に到着。John Muir Trailはダラダラとして長く単調だが、このセクションで数年前に
クマに遭遇したり、
がけ崩れに遭遇したことがあるので、油断できない。
今回は真っ暗な中を黙々と進んだが、 →続きは、ジェット水流、をクリック
Nevada Fallの上に到着するころには、空が白んできた。

→話が少々後先になってごめんなさい。Nevada Fallの約40分手前に、Clark Pointという場所がある。ここを超えるときに南カリフォルニアから来たという30代前半と思われる男性の2人組と出会った。
Clark Pointはなかなかの曲者で、取る道を間違うとそのままVernal Fallの上へ戻ってしまい、そこからNevada Fallまでは地獄の急勾配直登状態になる。絶対に避けたいポイントだ。
2人からどっちへ行くべきか尋ねられたので、迷わず右手のJohn Muir Trailを指さし「Nevada Fallを目指して進め」と伝えた。
この2人とはその後も各ポイントごとに出会い、頂上や下山中にも何度も出会った。最初この2人はClark Pointまで駆け上がってきたが、その後はペースダウンして僕ちんたちと同じくらいのペースになった。
ハーフドーム登頂のゴールは、山頂ではない。帰りの車が止めてある駐車場なのだ。そこへ戻るまでの約27キロが勝負だ。最初から坂道を駆け上がっていいところをみせても、途中で必ずバテるのは見えている。とにかくゆっくり、自分のペースで。

←Nevada Fallのトップ。ヨセミテバレーが見渡せる。

594-foot (181 m) 下まで勢い良く流れ落ちるNevada Fall。→
この流れはMarced Riverとなり、数百キロ下流へと続いていく。Nevada Fallの下にあるVernal Fallでは、7月に3人の男女が川に立ち込んで写真を撮っている最中に、流れに巻き込まれて
滝から落下。
何人かの遺体はまだ見つかっていない。

←Nevada Fallの上で一休み。
朝食代わりにスパムおにぎりを3個ほど食べた。

川の中へ入らないよう注意が書いてある看板。それでも川の表面は静かに見えるので、入り込む人が後を絶たない。→
静かに見える表面から1メートルほど下にはジェット水流があって、入り込むとすごい勢いで流されてしまう。

←注意書きは日本語でも書かれている。っちゅーことは、日本人でも川の中へ入ってしまううつけ者がいるっちゅーことか?
その4へ続く。

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