
▽3日連続のデイハイク
レイバーデーの週末、Yosemite Association(YA)のイベントの手伝いで、ヨセミテ奥地のトゥオルミ・メドウズに滞在した。
3日連続でデイハイキングを行ったが、高度障害に陥ったり、山火事の影響を受けたり、パンクしたり、今まで行ったことのない絶景を拝むことができたりと、エキサイティングな週末だった。
(←ヨセミテへ入るのに、う回したSonora Passの景色。悪名高いこの峠道だが、景色はすばらしい)
ここ数年、レイバーデーウイークエンドは、YAの手伝いをするのが恒例となりつつある。
昨年同様、今回も僕の山の先生であるSuzanne Swedoのアシスタントとして、YAイベントへの参加者の手助けをした。
初日の9月5日、 →続きは、血管浮き立たせ、をクリック

(やっと東側の395号線近くへたどりついた→)
▽公園へ入るだけで一苦労
参加者とともにGaylor Lakes Basinへ行った。2日目は、ハーフドームより高いCloud
Restへの登頂、最終日3日目はトレイルのない藪の中を歩く、テナヤ・ピークへのクロスカントリーハイキングと、かなりハードなハイキングの3連ちゃんだった。
だが、今年はヨセミテへ入るだけで一苦労した。というのも、山火事の影響があったためだ。
実は前日にヨセミテ入りしたのだが、ヨセミテへ西側から入る140号線とサンフランシスコからのメインの入り口であるBig Oak Flat Entranceからの120号線が、山火事の影響で途中で閉鎖。2つのハイウエーが、園内で連結してなかった。
また今回の舞台であるトゥオルミ・メドウズは、120号線の東側。だが、山火事の影響で120号線の西側部分が、完全閉鎖されていた。

(←Mono Lakeの辺りは、ヨセミテの山火事の煙でどんよりしていた)
▽大う回で峠越え
このため、トゥオルミ・メドウズへ至るためには、公園外の108号線・Sonora Passというとんでもない峠道を越えて、東側から公園へ入らなければならなかった。
日本で言うと、大阪から名古屋へ行くのに新幹線ではなく、大阪から滋賀県を通り、いったん北側の岐阜県へ入って飛騨・高山や北アルプスを越えて、長野県の諏訪や飯田を通って、東側から名古屋入りすることを想像してもらえると分かると思う。
この途中に、Sonora Passという標高2500mを超える峠道があるのだが、この峠がまた面倒くさい。道が片側1車線でのうえに、細く曲がりくねっている。
さらにアップダウンが加わっているので、ふだん山道の運転に慣れていないこっち人の後ろに付こうものなら、おー・えむ・じーっ。30マイルも出せないくらいのノロノロ運転になり、頭を抱えるしかない。

(夕食のメニューは、缶詰スープにドライライス→)
▽波乱万丈のドライブ
クラクションを鳴らそうとうずく右手のひらと、思わず立ちそうになる中指を何とか押さえて、血管浮き立たせながらイライラと付いていくことほどつらいものはない。
だが景色が美しいのがせめてもの慰め。山全体が花崗岩なので、峠の上からの景色はすばらしい。
血管を浮き立たせてTale Gateしてしまったり、猛スピードで追い越しをかけたり、途中で写真を撮ったり、スーパーで買ったお寿司をほお張ったりと、波乱万丈のドライブを終え、トゥオルミ・メドウズのキャンプ場に入ったのは、自宅を出てから8時間後。けっこう疲れまちたん。
だが、この日最大のドラマは、ここからだった。果たして僕ちんに、何が起こったのか。
その2へ続く。

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