
ラッコも数が増えてきた。河口に入る直前には、25、6頭が集まっている静かなビーチの横を通り過ぎた。水面に浮かんでいる黒いのがすべてラッコだと教えられ、興奮して思わず数を数える指に力が入った(力入れんでもいいけど)。
水族館などでは見たことがあるが、野生のラッコがおなかの上に石を置いて貝を割っているのを、 →続きを読むをクリック

ほんの数メートルの距離から見たのは初めてだった。石の変わりにビール瓶を使うこともある、とおねーさんが説明している傍から、ラッコが瓶を持ち出してきたのには笑った。割っている貝は巨大で、15センチから20センチ近くある。
ラッコは体重の25%くらいの料を1日に食べなければならないらしく、ひっきりなしに

一日中なにか食べている。オス・メスは鼻の色で見極めるのだという。オスの鼻は黒いが、交尾のときにオスがメスの鼻をかんで押さえつけるため、赤くなっていたり血がにじんでいるのがメスだという。
法律では、ラッコなど海洋動物からは50ft(約15m)離れないといけない。しかしこのツアーでは、最短でほんの2、3mの距離まで近づいて見ることができた。知り合いに聞いたら、そこまで近づくとツアーオペレーター(この場合、ボートツアーの船長)が罰

金を受ける場合があるそうだ。せんちょー、大丈夫かー?
約1時間15分進んだところでボートをUターン。帰りは説明などはほとんど入らず、ボートもゆっくり進む。コーヒーやクッキーのサービスがうれしい。

参加者みんなでツアー中に見つけた動物の数だが、ラッコはなんと63頭、アシカが65頭もいた。鳥類は通年を通すと350種類いるが、この日はちょうど10分の1の35種類が見られ、せんちょーも驚くほどの数と種類だった。
ローカルでこんな楽しいツアーがあったなんて知らなかった。ベイエリアには、こういった自然観察ツアーのようなものが、ほかにまだまだあるようだ。時間を見つけてまた

参加してみよう。
おわり。

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