新月伐採が終わった丸太、本来でしたなら葉枯らしという工程を行うのですが、ここは別荘地ですので景観を重視し枝葉を払いきれいに皮をむいてしばらく雨に曝します。
家を建てる場合、建築地の周りの木を切らなければなりません。
とかく伐採に関しては罪悪視する傾向が強く感じられますが、私はそれほど悪い行為とは思いません。
今まで放置された手入れの悪い林に手が入り地面に何十年かぶりの太陽光が届きます。
その事により絶滅危惧種であるサクラソウがふと花をつけたりいたします。
伐採する事が悪いのではなく木を粗末にする事が悪いのではないでしょうか?
軽井沢の場合、生きている木は非常に大切にされ、切られた途端に産廃扱いとなる傾向がります。
ここに横たわる丸太は第二の人生として、人間の生活を守るシェルに容を替え存在し続けます。

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