いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。

2016/9/30

『苦海浄土』 その2  いのち

100分de名著の「苦海浄土」の2回目、3回目、4回目を見ました。

そこに書かれていることばに、胸を突かれ
涙がでました

詩を書くように書いた
という石牟礼道子さん
その文章には、魂をつかむ力がある
それはなぜか。

目に見えないものを見ているから
深い真実を感じているから
命にふれているから

ひとりで立つことの強さ。
個で立ち向かうときに宿る力

しゃべることができなくなった患者さんの
その沈黙は、魂を掘る深い祈り

相手の痛み、苦しみを感じることができて
はじめて文字にすることができる

苦海浄土を書くことは、
「荘厳(しょうごん)されているような気持ちでございました」
深い祈り、海の底にある光に照らされて、支えられ

病をも「のさり」(天からの授かりもの・恵み)という人は
病を得なければ見えないものがあったという
その人は、すべてを許すという
自分を差別する人をさえも
「許さんと自分がきつか」

労働・仕事は我々を労(いた)わるもの
自分の心をきれいにしていくもの
そのことを忘れてしまった人たち

***
たくさんの問いを投げかけられました。

近代への呪術師になるという石牟礼道子さん
「本当の詩は天をも動かす」
人を、患者さんを番号で呼ぶ
アウシュビッツでもみなマイナンバーが与えられ
番号で呼ばれていた

田中正造が訴えた足尾銅山鉱毒事件
石牟礼道子が書いたチッソ公害水俣病
まだ書かれていないフクシマ原子力発電所

人間は、文明を築き上げる
人間は、自然を破壊する
人間は、自滅する のか

国が、命の尊厳を大事に思わないとき
お金さえあればいいと思うとき
崩壊が始まる

プラスチックではなく木の舟で
ひとりでチッソ工場の門の前に座った人がいる
文明の恩恵を受けているすべての人とチッソ

なにを大事にして生きていくのか
大きな問いを投げかけられた
1

2016/9/28

Son of God サン・オブ・ゴッド  映画・演劇

2014年に封切りになったこの映画、(日本では2015年)見に行きたいなと思って、上映する映画館も調べていたのですが、あっという間に終わってしまっていて、
残念ながら見れませんでした。

今回、ケーブルテレビの「ムービー・プラス」でやっていて、録画しました。
2004年にメリ・ギブソンが監督した「パッション」は、映画館へ見にいきました。
見終わったら外は雷雨・・映画の続きのような天候でした。
この映画も、聖書に忠実に描いてあり、良かったです。

そして、「Son of God」(神の子)も聖書の言葉がセリフになっていました。
弟子のヨハネの語りで始まり、終わる。
映像は、どこかで見た絵画のような場面が、たくさんありました。
キリストの顔も、絵画でみるのととてもよく似ていました。
もちろん、時間の制約もあり、聖書に書いてあることすべては描かれてはいませんが、
ユダヤ人がローマに支配されていた屈辱と、開放してくれる王を求めていたことが、
はっきりと描かれていました。
恩赦で十字架刑を許されたバラバも、かなり出てきていて、暴動を起こそうとしていたことが、きちんと描かれていました。

徴税人のマタイの改心も、裏切り者のユダの心の変化も、よくわかります。
3度知らないと言ったペテロ。

最後の晩餐、そしてゲッセマネ、ピラトとの面会、十字架。
ピラトの妻も、詳しく描かれていました。夢でみたから、かかわらないでくれとピラトに言ったのでした。
ユダヤ人の祭司、律法学者たちが、なぜイエスを排斥しようとしたかも、よく描かれていました。

ただ、マグダラのマリアが、向こう岸へ行く舟に乗っているのはおかしい。
イエスは、十二弟子を連れて旅をしておられたけれど、そこにマグダラのマリアがいるのは、違う。
ベタニアの家で休まれることを好まれたのでした。そこにはラザロとその姉妹、マルタとマリアがいたのでした。

十字架への道でのキリストの顔は、これも絵画でよく見るようなものでした。
ピエタを思わせる場面もありました。
しかし、母マリアは、「パッション」のときの母のほうが、良かったです。
いまでも悲痛な哀しさを衝撃的に残したあの顔が浮かびます。心に残っています。

「父よ、彼らをゆるしたまえ。彼らはなにをしているのか、分からないのです」
と十字架上で叫ばれる声を聞いた兵士たちの様子は、まさにあのようなものだったと思います。

やっぱり、映画館で見なくてよかったです。
泣けて、泣けて、、、ティッシュの山でした。

つくづく、十字架と復活が事実でなければ、キリスト教は今のように世界中に広がらなかったと思います。
しかし、日本ではキリスト者=クリスチャンは総人口のわずか1%。
ただ、キリシタン弾圧があったあの時代、天草での殉教、、、
殉教者の数は、世界で一番多いとか。。。

たくさんの人に見てほしい映画です。
どうぞビデオでご覧ください。


クリックすると元のサイズで表示します

映画 「サン・オブ・ゴッド」

クリックすると元のサイズで表示します

映画「パッション」

クリックすると元のサイズで表示します

映画「パッション」ヨハネ・母マリア・マグダラのマリア
0

2016/9/26

『ラプラスの魔女』  

すみません、また東野圭吾です。
この作品は、比較的新しいようで、図書館でも100人近くの待ち人数でした。
この度やっと順番が回ってきて、3日ほどで読み終えました。

まず、ラプラスとはなにか。
検索してみました。
人名です。ピエール・シモン・ラプラス(1749〜1827年)フランス人の数学者、物理学者、天文学者。
物理学の仮想概念。
いわゆる未来を予測できる超越的存在。知性。。。霊・神・悪魔

事故にあった少年の脳を手術する・・・・
あまり内容を書いてしまうと、面白くないのでやめておきますが、
もし、未来を予測できたら・・・という予知能力に、人は憧れるものなのでしょう。

ちなみに、先に借りていた本は、同じ作者の『予知夢』
つながりがあるのかもしれません。

いろんな仮説や、予測がある。
でも、未来は知らないほうがいいようです。

以前から思っていたのですが、科学者というのは、夢想家でもあるような気がします。

エレベーターを月まで・・・などと考えて、実験しているドラマがありました。
夢を科学で現実のものとしようとする。ロマンチストでもありそうな。

このラプラスの理論は、量子力学が出てきてからは、古い考えと言われているらしいですが、
宇宙へつながる夢想・・・・興味深いです。
時空を超える、時間を超える、、、タイムトンネルはできるのでしょうか。



クリックすると元のサイズで表示します

『ラプラスの魔女』 東野圭吾
1

2016/9/23

ピアノコンサート  音楽

生の演奏が聴きたくなって、久しぶりに、兵庫芸術文化センターの
ワンコインコンサートへ行ってきました。

今回はピアノソロ。
酒井有彩という若い女性です。
曲目は、
モーツァルト:きらきら星変奏曲
シューマン:「謝肉祭」から数曲
クライスラー/ラフマニノフ編曲:愛の悲しみ・愛の喜び

ドイツで勉強しておられたとかで、帰国後初めてのコンサートだとか。
とても巧みな演奏でした。

よく知っている曲ばかりでしたが、
ラジオで聞いている音とは違う。
その曲を、しっかり見せてくださっているような感じがしました。
なんというか、よくわかる、という感じ。
紐解いて、解き明かしてくださっているような、そんな音。

やはりピアノの演奏は、弾いている手が見えなくては面白くない。
以前、舞台に向かって右側の席のほうが、いい音で聞こえる・・・とか言われて
ピアノソロを、かなり前の席ではありましたが、右側だったので、手元が見えない。
音は聞こえるけれど、やはり演奏の姿が見えないのは、せっかく会場に来ている生の演奏だというのに、感動が半減したような気分でした。

それで、今回は、1階の左の袖、バルコニー席にしました。
後ろ姿ではありましたが、手元はしっかり見えました。

クライスラーの曲は、バイオリンのためのもの。
ラフマニノフは、友人でもあり、一緒に演奏したこともあるとかで、編曲している。
ピアノソロのためのものだからか、装飾音がやたらに多かった。
ときどき不協和音も入って、
ちょっとジャズを聴いているような、指の速さ。

シューマンの曲は、よく聴いているものばかり。
いかに「その旋律が心に残るもの」であったのかと、あらためて感心しました。
ああ、この曲もシューマンだったのか・・・と思うものが3曲くらいありました。
いい曲だなと、心に留めていたものです。

やっぱり生の演奏は、魂の栄養。
とても満たされました。

芸術文化センターの大ホール、、、、私はこの場所が、とっても好きなのだ。
ということも、再認識しました。

いい時間を、ありがとうございました。
1

2016/9/20

『苦海浄土』 石牟礼道子  

『苦海浄土』 石牟礼道子著
水俣病のことを取り上げたものと知っていましたが、
いままで、なんだか怖くて向き合えませんでした。

録画している100分de名著の、『苦海浄土』の第1回をみました。

詩を書く主婦が、水俣病の患者さんに会い、
患者さんたちの口になる。
その魂魄の叫びを、言葉にして書く・・・・
その使命を果たした石牟礼道子。
現在89歳。

『花をたてまつる』も気になっていました。

そろそろ、石牟礼道子さんと対峙する時がきたのかもしれません。



クリックすると元のサイズで表示します

『苦海浄土』  文庫版   石牟礼道子 著
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ