いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。

2016/1/30

落し物  

スーパーは、とても混雑していました。
駐車場も1階も2階も満車。
買い物をして、とにかく早く退散しようと思いました。

ところが、家に帰ってみたら、
なんと、緑色の小銭入れがないではありませんか。
ショルダーバックの中身を全部だして探しても、
影も形もありません。

レジで珍しくお釣りのないように払うことができて、
そのときは確かに小銭入れから出したのでした。

袋に買ったものを入れたとき、
大きいお財布だけをしまって、小銭入れは置き忘れたのかもしれない・・・
とても使いやすい、開けば中の小銭が全部みえる革の財布。

諦めるしかないな、、、と思い、今度は引き出しにある小さいがま口にしようか
などと思案していました。

けれど、ひょっとして、、と思い、
Mスーパーのレシートにある電話番号にかけてみました。

最初は男の人が出ましたが、
ちょっとお待ちくださいと今度は元気のいい若い女性の声。

緑色の小銭入れ、1点届いています・・・・とおっしゃる。
開くと中身が全部みえるものです・・・というと、
そうです。革っぽいものですか・・・と聞かれる。
はい、緑色の革です・・・と答える。

名前を名乗り、後日受け取りに行くことにした。

ああ、このせちがらい世の中にも、親切な、正直な人がいたのだ!
と思うと、本当に心が暖かくなりました。

拾って届けてくださった方、
ありがとうございます。

中身の金額は、少しでしたが、
使い慣れたお財布が見つかって、とても幸せです。

たくさんの人に、頭がぼーっとなってしまっていたのかもしれません。
気をつけねば。


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まど みちお 絵
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2016/1/26

『ランドセル俳人の五・七・五』  ひと

『ランドセル俳人の五・七・五』 小林凛
      いじめられ 行きたし行けぬ 春の雨

2,3週間前、偶然テレビで見た小林凛君。
俳句や短歌を作ることに、苦手意識をもっている私でも、はっとするような俳句。
思わず引き込まれて見ていると、日野原重明先生が登場。
凛君の俳句にひかれて、98歳から俳句を作り始めたとか。
ふたりは文通をしていて、師弟関係。

俳句を作っていたことのある友人が、「俳句はやはり感性だ」と言う。
どんなに巧みな言葉を操っても、そこに作為がみられ、うまい技巧だろうと得意満面の顔がすけて見えるような句は、くさい・・・というようなことを言っていました。

自然を見て感じる心、感性が瑞々しく、清らかでなければ、人の心には到達しない。

五・七・五のリズムが歌のように、出てくるようになったのは、
幼稚園のころ、一茶と出会ったのがきっかけだとか。俳句のかるたがあったらしい。
だから俳号は、小林凛。
確かに、どこか一茶の句を感じさせる素直さがある。

そしてこの本は、現代の「いじめ」に対する抗議の本でもある。
 なぜ、学校で、弱い立場の児童や生徒を守れないのか。

息子たちも成長し、学校から離れている私は、学校の現場・現状が、こんなにもひどいことになっているとは、知りませんでした。
人は得手不得手がある。いろんな個性がある。我の強い人もいれば、弱い人もいる。
口が達者な人もいれば、口下手な人もいる。
百人百様といってもいいかもしれない。

子供は残酷だ。思ったことをズケズケいう。
けれど、思いやりのない子供ばかりでもない。
いじめられている子をみて、助けようとする子もいる。

清らかな魂、敏感な心をもった子供は、
学校という枠・体制には、押し込まれたくない、押し込めないのかもしれない。

「今日も張り切って不登校」の選択をするのに、小学1年から5年までの辛い残酷な日々があった。
その中でも、理解ある先生がひとりいたこと、仲良くしてくれるR君がいてくれたことは、読んでいる私にとっても大きな救いでした。
英会話のショーン先生の暖かさ、アメリカのカニングハム久子先生の深い愛と指導。
朝日俳壇に投稿し、長谷川櫂さん、金子兜太さんに選ばれた句を紹介します。

 紅葉で 神が染めたる 大地かな   2010年12月
 
 影長し 竹馬のぼく ピエロかな   2011年2月

 黄金虫 色とりどりの 動く虹    2011年6月

 ブーメラン 返らず 蝶となりにけり 2011年7月

 万華鏡 小部屋に上がる 花火かな  2011年7月


生まれしを 幸かと聞かれ 春の宵

と詠んだ凛太郎君が、たくさんの幸せを感じ、
たくさんのいじめられて悲しく悔しい思いで耐えている小さい子たちを
俳句で励ましてくれますように。


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『冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに』
         小林 凛   日野原重明  (ブックマン社)

小野江小学校との交流 
 三重県松坂市立小野江小学校6年生の27人との交流は、2013年11月18日でした。
凛君はみんなと同じ授業を受け、給食を食べました。
みんなと一緒に給食を食べることが、こんなに楽しいと初めて知った凛君は、いつのまにか泣いていた。

 コスモスに 囲まれし我 涙かな
 小春日のごと 迎えられ 小野江小
 コスモスの 一輪ごとに 輝きぬ

まるで戦場のようだった小学校の生活。
小野江小との出会いで、本当の小学校生活を知ったという凛君。
涙が止まりませんでした。

こういう悲惨な、悲しいめにあっている子供たちは、
どれほどいるのだろう。
私たち大人がどのように生きているのか、
それが問われていると思いました。


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2016/1/23

『代表的日本人』 内村鑑三著  ひと

みなさんは、『代表的日本人』という本を、お読みになったでしょうか?
内村鑑三が、外国の人に日本人を紹介する目的で、英文で書かれたものです。
岩波文庫の鈴木範久訳が、アマゾンから届きました。

1.西郷隆盛ー新日本の創設者

2.上杉鷹山ー封建領主

3.二宮尊徳ー農民聖者

4.中江藤樹ー村の先生

5.日蓮上人ー仏僧

西郷隆盛と二宮尊徳は、少しは伝記を読んだ記憶がありますが、
上杉鷹山は、気になりつつ、その生涯を詳しくは知りません。
中江藤樹も、名前だけしか知りません。
キリスト者の内村が、日蓮上人を取り上げたのは、意外でした。
親鸞ではないことは、時代でしょうか。

聖書の文化を知りつつ、日本を紹介する。

どのように紹介しているのか、これから楽しみに読みます。

これも、100分de名著からです。
新渡戸稲造の「武士道」
岡倉天心の「茶の本」と並んで
日本人が日本を紹介した本として有名。
2冊とも、持っていますが、まだ読んでいません。。。

読みたい本は山積みです。



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2016/1/16

チェリスト アルト・ノラス  音楽

1977&73年にヘルシンキで録音されたCD
チェロ名曲集
アルト・ノラス(チェロ)
タバニ・ヴァルスタ(ピアノ・オルガン)
 Famous Cello Music
      Arto Noras

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CDのジャケットが、セザンヌの青い花瓶だったこともあり
即アマゾンで購入

実は、私は弦楽器のなかでチェロが一番好きなのですが、
カザルス、ヨーヨーマからあまり進んでいません。

先日、FMの「リサイタル・ノバ」で アルト・ノラスという名前を耳にしました。
聞いたことがない名前。
辻本玲という若いチェリストが、フィンランドに留学して師事したチェリストと聞いて、
どんな音色のチェロなのか、聴いてみたくなったのです。
チェロの演奏家の間では、とても有名な人だけれど、
一般にはそんなに知られていない人だとか。


チェロ名曲集はWARNER 100 CLASSICAに入っていました。
ほとんど私の好きな曲。
1.白鳥(サン=サーンス)
2.ロンディーノ(シベリウス)
3.アダージョとロンド(ウェーバー)
4.蜂(シューベルト)
5.ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
6.モーゼ幻想曲(パガニーニ)
7.ラルゴ[オンブラ・マイ・フ](ヘンデル)・・・一番好き
8.トロイメライ(チューマン)
9.G線上のアリア(バッハ)
10.ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
 アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821(シューベルト)
11.第1楽章
12.第2楽章
13.第3楽章

傷ついた心を慰めてくれるチェロの音色

わけがわからない扱いをされて
怒りよりも、寂しさに包まれて
優しく暖かいノラスのチェロに慰められました。

ノラスの弟子の辻本玲君の演奏も聴きたくなり
検索したら、3月に西宮芸術文化センターで
「Bee」というトリオの演奏があるとわかり、
チケットを予約しました。

心が痛む時には、やはり音楽に勇気と希望をもらう。

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アルト・ノラスさん
こんなに優しく紳士的な先生でした。
弟子には、とにかく練習(おさらい)をさせる厳しい人らしい。
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2016/1/12

成人の日  ひと

1月11日は、成人の日でした。

東日本大震災の時に、中学3年生だった、気仙沼市の階上(はしかみ)中学校の梶原裕太さんの答辞を覚えておられる方も多いと思います。

私も当時、YouTubeで見て、
「天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です」という言葉に胸を打たれたひとりです。
彼は、これからどんな青年になるのだろう。
こういう若い人たちの力が、復興の大きな礎(いしずえ)になっていくのだろう。
と思っていました。

そうしたら、昨日、NHKのニュースで、二十歳になった梶原裕太さんが出ていて、驚きました。
国立の高等専門学校を卒業する彼は、「よき、社会人になります」と誓った言葉どおり、社会に貢献できる仕事に就くことになったようです。
一緒に生徒会をやっていた副会長の友を亡くした、辛い経験。
拳で涙をぬぐいつつ読み上げた答辞。
多くの人たちを勇気づけた姿でした。

多感な十代で被災された多くの子供たちが
成人式を迎え、社会人としての自覚と責任をもって
みんなの幸せのために働くことができたらと願います。

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