いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。

2011/4/25

『仏の発見』  いのち

五木寛之・梅原猛対談集『仏の発見』という本を読みました。

なかなか興味深いお話がありましたが、結論として私が分かったことは、
仏教、特に法然・親鸞の教えの阿弥陀如来とイエス・キリストは、とても似ているということでした。

その名を唱えたら=信じたら、救われるという他力の信仰。


お二人によると、軍国主義の時に、それまであった神社やお寺や教会など他の信仰を抑えて、国家神道という名のもとに、天皇陛下を現人神にしてしまったことで、日本古来の純朴な信仰心が疎外されてしまった。

戦後その反省から、科学万能に走り、宗教心を蔑(ないがし)ろにしてしまった。

お二人は、たとえ他の人から疎(うと)まれようと、自分の信じる道をゆくとおっしゃる。

今様に
「はかなきこの世を過ぐるとて、
 海山かせぐとせし程に、
 万の仏に疎まれて、
 後生我が身をいかにせん」
という歌があるそうな。

すべての仏に見放されても、阿弥陀如来だけが、来て救ってくださるのだから、
ありがたい、うれしいことである。。。。。という親鸞の教え。


『親鸞』という小説を五木寛之は書いている。(まだ読んでいません)
『ヤマトタケル』という歌舞伎の脚本を梅原猛は書いている。(まだ見ていません)


法然の母親は、秦氏であるので、帰化人としてとても疎まれていたという。
この秦氏ゆかりの地が、京都の太秦にあり、景教との関連が深いという。

***景教とは、キリスト教の一派・・・
ここに、阿弥陀如来とイエスキリストの共通理念があるのかもしれない****
(これは私が思ったことですが。)


ドストエフスキーを理解するには、ロシア正教を知らないといけない。
「罪」「悪」「赦し」「救い」「来世」などに惹かれる文学者は、日本には少ない。

お二人の今後の研究、調査、推理、、、期待してます。

「真実は、百万人といえども われ行かん、という覚悟が作家にも学者にもなきゃあかんです。・・・勇気がないから、いいかげんなものを書いたりする。」と梅原氏は語る。

お二人は、「神さん、仏さんに生かされている」とおっしゃる。

これから、どのような説を展開していかれるのか、とても興味深いです。

蘇我氏の経済的なブレーンだった秦河勝、精神的シンボルだった聖徳太子。
赤穂坂越の大避(おおさけ)神社の12という数=ユダヤ教の聖数。
秦氏がクリスチャンであったという有力な説がある。

お二人の幅広い知識と好奇心。

これからも、ちょっと目が離せない、お二人の執筆活動です。


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江戸  昔の柳橋


northland-art-studioさんからお借りしました。
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2011/4/18

復興へ  光り

東日本大震災から1ヵ月と1週間が過ぎました。

最初の大きな衝撃から、少しずつ西日本には日常が戻ってきています。
テレビでも、被災地の状況を伝える放送は少なくなっています。

しかしまだ避難所におられる方々はたくさんいらっしゃって、
そこに日常は戻ってはいない。
肉親を失った悲しみに打ちひしがれておられる方も多い。
先行きの不安を感じておられる方も多い。

多くの義援金は今も集められているけれど、
本当に有効にその資金が用いられるようにと思う。

復興への希望という言葉だけではなく、実質のともなった計画を提示してほしい。
知恵を出し合い、力を合わせて、新しい日本の形を見えるようにしたい。

この今の状況を、敗戦後の日本に例える人もいる。
あの焦土と化した多くの都市は、新しく立ち直った。

友人のブログで、大正12年の関東大震災で落ちた柳橋を、昭和4年に復興したという記念碑を見た。
そこには、ついにやり遂げたぞ!!という深い思いが込められているように感じた。

三陸沖地震からも、チリ津波からも、東北の方々は復興なさった。
その底力を、再び発揮することができるようにと願う。

9月1日を防災の日と決めて、ずっと関東大震災を忘れなかった意味が分かった。
8月15日を平和を願う日と決めて、覚えていることの意味も知った。

8月6日の広島、8月9日の長崎への原爆投下。
「過ちは再び繰り返えしません」という誓いを忘れない。


「JIN」というドラマの完結編が昨日から始まった。

「神は耐えられない試練は与えられない。」
辛くても生きることを、少年から教えられる。
生きていたら必ずいいこともある。

被災地の惨状を目の当たりにして、神を呪うような言葉を言っている作家もいる。
思わずそう言いたくなるほどの光景だということは分かる。
しかし人間以上の力ある存在を神と呼ぶのであって、
神を人間が支配しようとするのはおかしい。
神の力をあなどらないこと。

JINの作者は、そのところをしっかり分かっておられることに
感銘を受けました。

「試練と同時にのがれる道も備えておられる」神様に、日本の復興を祈ります。



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聖橋  東京 2010年

northland-art-studioさんからお借りしました。

この写真は、近未来の都市を見ているような気がします。

タイムワープしたら、何年後の世界に行けるでしょう。
JINでは、江戸文久2年と平成22年。(1862年ー2010年)
バック・トゥ・ザ・フューチャーでは、1955年と1985年。

何年か先の、復興した日本を心に見たい。
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2011/4/12

日本ライトハウス  朗読

満開の桜を見ながら、電車で大阪へ行きました。
とても近いのですが、用事がないのでほとんど行かなくて、3年ぶりぐらいの”大都市”大阪でした。
大阪駅ビル付近が大改築されていて、中央出口へエレベーターで上がったのですが、何がなんだか分からず、係のおじさんたちに聞いて、聞いて、やっとタクシー乗り場へ行き着きました。
知らないおじさんが一番親切で、一緒に行ってくださり、あちこち迷っている私たちおばさん集団を最後まで誘導してくださいました。また天使のおじさんです。
最近おじさんが天使になって助けてくださることが多いような・・・

今日は、初めて「日本ライトハウス」を訪問したのです。
視覚障害者の方の生活を助ける情報機関、日本で一番古い組織です。

朗読の仲間6人で行ったのですが、JR伊丹駅の改札でみんなを待っていたら、なんと私の横に盲導犬が・・・思わず盲導犬のご主人の女性に、「この犬は何という名前ですか」と聞きました。「パーフィです」と教えてくださいました。
白いゴールデンリトリバー、とても賢い忠実な犬です。お仕事中なので、声はかけてはいけません。控えめにくんくん匂いをかいでいました。

何とか約束の10時に日本ライトハウスのビルへたどり着き、担当のKさんからいろいろお話を伺うことができました。
デジタル録音へ移行する段階で、やや遅れ気味の私たちには、質問することはいっぱいありました。
そのすべてに的確に答えてくださって、いろんな疑問が解けました。

事前にお電話を2回ほどしたのですが、そのときから、親切な方だという印象がありました。人の役に立ちたいという精神が溢れておられます。仕事ができる!女性で、思っていたより若い方でした。

パソコンを使って具体的に教えてくださり、そのあとは施設の見学をさせていただきました。コンパクトな録音室が10位あって、2人1組で録音・校正をしておられました。結構年配の方が多いのには、ちょっと驚きました。
いろんなことを調べる資料の棚も目を引きました。
辞書、事典の外に、源氏物語がありました。。。

そしてすべてパソコンの録音と編集。テープではありません。
世の中は、時代は、デジタルへ・・という現実を目の当たりにした思いです。

有意義な時間をすごせたお礼を何ども言い、大阪駅のD百貨店の飲食街で昼食をとって満腹、楽しいおしゃべりをしながら帰りました。


音訳だけでなく点訳など、たくさんの方が、視覚障害者の方々のお役に立つ奉仕をなさっていることに、とても励まされました。

手探りで、試行錯誤しながらのデジタル化ですが、
頑張って技術を習得したいと思いました。

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正式な名称は、
社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター

点字のついた名刺を初めていただきました。
「いつでも分からないことがあったら、お尋ねくださいね」という温かい言葉と一緒に。 





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函館港の暁

northland-art-studioさんからお借りしました。

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2011/4/2

天を恨まず  光り

みなさんは、ご覧になりましたか。
NHKのニュースで流れたという気仙沼市階上(はしかみ)中学校の卒業生の答辞。

15歳の少年の高潔な言葉に心を打たれました。

「しかし苦境にあっても天を恨まず 運命に耐え 助け合っていきていくことが
これからの私たちの使命です。」

災害に対する備え、訓練はしていたけれど、自然の猛威の前に人間の無力さを知る。
「・・・私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。辛くて、くやしくてたまりません」
しかし助け合って生きていくことを使命だと言う。

困難に直面したとき、多くの人はそれを「誰かのせい」にしたくなる。
災害の場合、神様を恨むこともある。
しかし大きな悲しみの中にあって、
この15歳の少年は、天を恨まずと言いきった。

日本の未来は、決して暗くはないことを、この15歳の少年から教えられました。

大丈夫、希望はある。

そう確信することができました。
ありがとう。
共に生きましょう。


  You Tubeで映像をみることができます。





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春の希望

northland-art-studioさんからお借りしました。


遅かった桜の開花が、昨日からやっと始まりました。
未曾有の国難ともいうべき大災害、
けれど花はこの春も咲く、
自然界の生命力の強さを
花はみせてくれる。

がんばろうと咲く。

***

私は今年は桜の花を見るのが辛いなと思ってました。
けれど春になると咲く花に
復活の力、再興の力をみることができます。

自然が与えてくれる恵みと警告

生き物と人間が共に生きる
地球を守るべき人間が
地球を破壊している
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