いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。

2009/4/25

ピリスのショパン  音楽

とっても贅沢な時間を恵みとして受けました。

いつもCDから流れているピリスのピアノを、
まじかで見て聴いたのです。

いつまでも見ていたい、聴いていたい・・
そのような至福の時間でした。

去年からチケットを購入、念願のこの日が来たのです。
席は前から5列目、でも右端から3番目のかなり端っこ。

ステージはピアノの左にはチェリストの席、
右にはローテーブルと2客の椅子。
テーブルの上には水の入ったボトルと2つのコップ。

ピリス!!というだけで曲目はチェックしていなかったのですが、
35歳の若いロシア人男性チェリストと一緒。名前はパヴェル・ゴムツィアコフ。
スペインでピリスと共演して以来
多数のコンサートで共演しているとのこと。

二人は目指す方向が一緒だということは、見ていて分かりました。
親子ほど歳が違うのですが、65歳のピリスとの演奏、見事でした。
なんだかチェロのおまけつきという感じで、
弦楽器ではチェロが一番好きな私は大満足でした。


テーマはショパンの死のようでした。
亡くなる前の3年間に作曲されたものばかりを集めて演奏したのですから。
最初のエチュード第19番は、なぜか涙が出そうでした。
最後のマズルカは死ぬ直前のもの。演奏が終わったとたん、すべての照明が消され、
場内は一瞬真っ暗に。


ショパンの魂を求めて演奏している・・・
それが伝わってきました。上を見上げて、あるいはうつ伏して弾き終る。

私はマルタ・アルゲリッチは知っていましたが、ピリスは男性だと思っていました。
友人からピリスのショパンを教えてもらって、何枚かCDを買いました。

とてのシンプルでラフな洋服をいつも着ていて、髪はショートカット。
女性でもなく、男性でもない、妖精のような雰囲気。
淡いモスグリーンとグレーの混じったようなオーバーブラウス。
フレアーの豊かなロングスカートは、濃いグレー。
その飾り立てない美しさにも、私は魅かれていることに気が付きました。

日本のある女性ピアニストを思い出しました。
肩を大きく出し、胸も大きく開けたフリフリのドレスで演奏する。
女性であることを必要以上に強調している。

しかしピリスは、そういう外面ではなく、内面を追求している。

近年、音楽教育にも力を入れているようで、
見てはいませんが、NHKのピアノのレッスンもしている。

今日の演奏会で驚いたのは、
「アーチストの希望により、曲間での拍手はご遠慮ください。
誠に恐れ入りますが、拍手は第1部・第2部終了後にお願いいたします」

「最後のマズルカop.64-4はこの作曲家(ショパン)の最後の作品です。
演奏家は、天才作曲家の見事な”声”に敬意を表して沈黙をいたしますので、
アンコールはありません」

とプログラムに書いてあることでした。

曲間では、会場は少しざわざわしますが、静かに次の曲を待ちます。
第1部が終わり、ピアノから離れたピリスとチェリストを讃える拍手。
静謐を感じる演奏会でした。

ショパンの死を悼む・・そのメッセージがみんなに伝わって、
鳴りやまぬ拍手に4,5回出てきて手を胸の前で合わせて、
微笑みながらお辞儀をしてくれました。
(でも私は右の端っこでしたから、こっちを向いてはくれませんでした)

清々しいその容姿と、想いのこもった演奏。
ショパンの詩的な魂と融合する。

夢のようでした。
この人が、いつも私が聴いている、あのピアノの演奏者なのだ・・・・
一期一会の幸福感にひたった私です。

私にとっては、ものすごい贅沢でした。
神さま、ありがとうございます。


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永遠への眼差し

northland-art-studioさんからお借りしました。

PROGRAM
第一部
ショパン(グラズノフ編曲):エチュード第19番op.25-7
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op.58
リスト:悲しみのゴンドラ
第二部
ショパン:2つのマズルカト短調op.67-2,イ短調op.67-4
     チェロとピアノのためのソナタト短調op.65
     マズルカヘ短調op.68-4

まろやかな力強さ
ショパンの魂を呼ぶ演奏

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
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2009/4/24

朝のうた(AUBADE)  

長い布を肩にかけてヴァイオリンを演奏する古澤巌氏をテレビで見たのは
もう10年以上前になる。

その巧みな演奏をいつか演奏会場で見たいと思いながらまだ果たしていない。
二、三日前、偶然「徹子の部屋」に彼が出演することを知って、
急いで見ました。

雅楽の東儀秀樹とジョイントコンサートをしていたのは知っていたけれど、
あの「タイタニック」を歌ったセリーヌ・ディオンの後ろでヴァイオリンを弾いていた
葉加瀬太郎を学生のころから知っていて、その才能を見抜き、ずっと協演したいと思っていた願いがやっと叶ったということは初めて知った。

黒柳徹子さんのお父さんはダンディーなヴァイオリニストでしたが、
父黒柳に教えてもらっていて、子どもたちを育てるための企画を引き継いでいたということも、徹子さんと同じく、初めてしりました。
ダンディズムを追求しているらしい。


古澤巌のCDを1枚も持っていない。
早速アマゾンへ。。
10年以上前に出された古いものは安価。
3枚注文しました。

昼ごろ「朝のうた」がひつじ本舗という本屋さんから届く。
このCDは、1995年に「阪神大震災で被災された方々の勇気と健康を祈りつつ」というもの。
AUBADE(オーバード)というタイトルは、フランス語。
辞書を見たら、「表敬奏楽・・朝家のまえで行われる」とあった。
だから「朝のうた」
捧げられた音楽でした。

そして最初のページに筑紫哲也さんが書いておられる。
古澤さん・・・「型破り」である、この道をどんどん突き進んで欲しい。と。

このCDはヴィオラとチェロとピアノを加えた四重奏。
古澤さんの友人たちである3人の外国人とプリンストン大学で録音したものだとか。
このメンバーで他にも何枚かCDを出しているらしい。

ブラームスのジプシー風ロンド
エルガーの愛の挨拶(いつ聴いても素敵な曲)
フォーレのエレジー(心に染みる哀愁をおびたチェロのソロ)
ショスタコーヴィッチのプレリュード
ゴダールのジョスランの子守歌。(これもポピュラーです)
ディニークのひばり(難曲らしいですが、パンフルートでも聴きました)
カールマンの私の故郷は山にある・・・この曲は題名も定かではなく、作曲者も分からなかったけれど、好きな曲でした。
最後にこの曲が聞こえてきたときは、驚きました。
作曲者はハンガリーの人

1959年に茅ヶ崎でお生まれになった古澤巌さんの活躍を
心よりお祈りします。

きっといつか演奏会場でお目にかかれることを・・・・・

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海に架かる虹

northland-art-studioさんからお借りしました。
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2009/4/22

おくりびと  ドラマ

いつ行っても30本あまりのDVDが貸し出し中だったのに、
昨日運よく1本だけ返ってきているのを発見!見ました。

やはりアカデミー賞を受賞するほどの作品、
そのストーリー展開も、美しい日本の四季の映像も見事でした。

山形の自然、あの山は月山?鳥海山?
白鳥の群れとチェロ・・・
宮澤賢治が弾いているかと思うような川原での映像。
実家のレコードや家具・・

「いしぶみ」とは、碑と石文の意味があるのですね。

あまり書くと、まだ見ておられない方々に失礼なので書けませんが、
本木雅弘、山崎努、余貴美子も好きな俳優です。

原作『納棺師日記』に本木雅弘が感動して・・ということのようですが、
作者の青木新門は、最後が違うということで、なかなか承諾しなかったとか。
宗教、永遠というところまで描いてほしかったようです。


ともあれ、一つのストーリーとしてもよく出来ていて、
すべての人が遭遇する死を見つめる、尊厳死についても考えさせられる映画でした。

話題になっていますが、私もお薦めします。
ご覧になったら、感想をお聞きしたいです。

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白鳥に死者の姿を重ねるのは、いにしえの昔から。
こちらの白鳥はもうずっと前にいなくなりました。
北上を続け飛んでいったことでしょう。

northland-art-studiさんからお借りしました。

白鳥の群れが飛ぶのをご覧になったのですね。
胸にのこる姿だったと思います。
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2009/4/18

パパ、南極へ行く  ひと

2006年12月の暮れ、オーストラリアから「しらせ」5002で出発。
12歳のとき夢見た南極でオーロラを見ることが
30年たって実現した。

新井直樹氏の講演会が今夜7時から8時まで神戸有野台教会でありました。
13歳の彼を知っている私は、30年ぶりに会った彼の中に、少年のころの面影をさがしました。

二人のお子さんの父親になっているかつての少年は、
成熟した研究者。
パソコンから映像を映し南極を案内してくれる話しぶりも上手で、
たくさんの子供達もひきつけられていました。

自分で現地にいって体験することのすばらしさを
是非味わって欲しいと子供達におっしゃる。

「南極へ行くには、どうしたらいいですか」と
一番前に座っていた小さな女の子が質問する。

「自分の得意なものを一生懸命勉強して、専門家になることです」
35人の隊員のうち、二人は女性だったとか。

5時間岩の上で星の写真を撮る。
オーロラを見ていると、宇宙を感じた。
神様はすばらしいものをお造りになったと思う。

オーロラの動く映像には音楽もあり美しく神秘的。

12時間天の川を中心に360度の星の写真を撮る。
1年4か月の越冬隊の生活は、厳しいものだけれど、
実り多いものだったようです。
ご自分の勤務している航空関係の研究所のための実験も成果があり、

夢を実現したまぶしい姿を遠くから眺めました。

*私も南極は無理でも、アラスカだったら行けるかも???
*オーロラを見たい!!

オーロラは音がする?という質問をされました。
あなたはどう思われますか。

聴こえそうな気がするのですが・・
答えは「分からない」だそうです。
でも聴きたいと願っている人には、聴こえるかもしれません。

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南極のオーロラ   新井直樹氏撮影
ラターレインさんからお借りしました。

4/19付けラターレインに「牧師も南極へ行く」という記事があり
写真も掲載されています。
講演会の様子はそちらでご覧ください。
リンクのページからどうぞ。
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2009/4/16

そよ風吹けば  音楽

第180回 ランバス演奏会
「そよ風吹けば」
イギリスのバラードとイタリアの有節歌曲を中心に

平井満美子/ソプラノ
佐野健二/リュート

いつも夕方なので、なかなか行けませんでした。
でも今回はリュートということで、意を決して夕食を早く作って出かけました。

プログラム

そよ風ふけば  G.フレスコバルディ
輝く売る鷲の瞳もて G.カッチーニ
*グリーンスリーヴス
私は行く道を知っている
*ローモンド湖
行けわが窓辺よ
いとしいリラ G.F.サンチェス
ゴールデン・スランバー(黄金のまどろみ)
キルケニーの少年(故郷アイルランドを慕う歌)
*水の広がり
*ロンドンデリー・エア
イタリアン・グラウンド
スカボロ・フェア(映画卒業の曲ではありませんでした)
泉で 牧場で G.カッチーニ
東の門より G.カッチーニ

アンコール  「祈る人」(これは唯一の日本語)

*印を付けたのは、知っている曲でした。


そんなに大きくはない、木造の古い礼拝堂での演奏は、
その樹の匂いとともに、心が鎮まりました。
リュートの音色を始めて聴いたのは、映画で。
題名は忘れましたが、この音はどんな楽器で演奏しているのだろうと
ずっと、ずっと心に残っていました。
その後ラジオなどで音色を聴くことはしばしばありましたが、
本物を間近で見て、聴くというのは初めてでした。
生演奏!行かなくては!でした。

音楽評論家の吉田秀和さんのような長髪の、壮年の男性で
詩人の雰囲気がありました。
左足を上に組んでその上に布を敷きリュートを乗せて演奏します。
プロなのでさすがの演奏でした。
ソプラノの女性は金色の上着に黒いロングスカート。落ち着いた年齢。
二人でCDも何枚か出しておられるようで、販売もしていました。
安定した美しい響きの歌声で、鍛えられた喉という感じです。

17世紀から歌曲の伴奏にリュートが使われていたというだけあって、
とてもよく合ってました。
楽器はシェイクスピアの時代のもののコピーだそうです。
17.18世紀バロック時代はよく使われていたけれど、
ベートーベンの時代には音が弱いということで敬遠され、
20世紀になって見直されてきたという楽器です。
目を閉じると、まるで私のためだけに弾いていてくださっているような・・・
幸福な時間でした。

宗教センター主催なので無料。
サンシティホールのオルガンコンサートのようでした。

聴衆もかなり入っていて、私の後ろには老教授らしき男性。
女性が多かったですが、音楽を愛する者にとっては、うれしい演奏会です。
この礼拝堂のパイプオルガンの演奏も聴いて見たいと思いました。
小さい木の十字架が前にある、慎ましい礼拝堂でした。

アンコールの「祈る人」の歌詞
 夕方の光をあびて
 今日も明日もいつまでも
 愛に包まれていられるように

心にしみました。


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待望のエゾエンゴサク   09.4.12 旭山

northland-art-studioさんからお借りしました。

「風のガーデン」の貞三さんの花言葉
   妖精たちの秘密の舞踏会
北海道から東北の林に群生し、春に地面を青く染めるそうです。
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