今回私が一番訪れたかった場所・・・フボーうたき
以下、久高島のパンフレットより抜粋しました。
神の島・久高島で一番の聖域
フボー御嶽(うたき)、別名:ウプウガミ
始祖アマミキヨが創った琉球七うたきの一つで、祖先の魂(神)が宿り、カミンチュ(神人)も祭りの時以外は出入りしない霊域です。
完全立ち入り禁止となっており、入り口からのみお祈りを捧げることができます。
子供の頃、ここへ来ることは一切ありませんでした。
ここは、この島に住むノロという巫女さんだけが足を踏み入れることが出来るところでしたから。
2年前、この島を訪れた時も何故かこのフボーうたきを探せませんでした。久しぶりに島を訪れただけですごく嬉しかったこともありますが、あまり島の奥へ入り込みたくなかったのです。
ここは神の島ですから、昔から勝手に行動すると叔父伯母達に怒られました。なぜなら、行ってはいけない場所などがあるからです。島のものを持ち帰ってはいけません。海岸で素敵な貝殻やSeaGrassを見つけると、ついつい持ち帰りたくなりますが・・・やってはいけません!!
そんなルールを子供の頃から知っていたので、知識なしに島の奥へと行くことが恐かったのです。
前回は、弟が目的だと島についた瞬間言われたので、見つけられなかったのかもしれません。
でも、今回はちゃんとたどり着けると分かっていました。ですから安心して思う方向へ自転車を走らせました。
途中、周りは畑や島の木々が覆い茂って、アスファルトの道も少なくごんごろの砂利道で・・・ごんごろごんごろ跳ねながらの自転車ドライブは、地からのエネルギーをたくさん感じることが出来ました。野生?!猫も一杯いましたよ。
途中雨粒が少し落ちてきたのですが、気にせず散策をしていたら・・・ちゃんと着きました!
木が生茂っているだけの道に小さな標識。それがフボーうたきの目印でした。
自転車を止め、深呼吸をしながら周りを見渡しました。たくさんの木々がその場所を守るように生茂っていました。
そして、ゆっくり入り口へ・・・
ほんの1,2メートル入っただけで、ぶわっと足元からエネルギーが入ってきます。周りに音は何にもない・・・
時おり鳥の鳴き声や、風が木々を揺らす音が聞こえるだけ。
とても静か・・・とてもクリア・・・圧倒されるような大きな大きなエネルギー
足元には、『これより先立ち入り禁止。拝は、ここでしてください』との小さな看板が一つ立てられていました。
木の根っこで盛り上がった小さな壇の前に座って、ゆっくり目を閉じる。。。
そこで強く感じたのは、自然のエネルギー・地球のエネルギー
みんな一つ 繋がっている いつでも感じること出来る
だから、安心して全てを受け入れなさい。 恐れではなく愛を受け入れなさい。
そんなメッセージが降りてきました。
私の中心に宇宙のエネルギーをいつも通すことが出来ますように。
これから生きていく私の全てが、安心と満足と笑顔と自由と愛の証明でありますように。
どうぞ、宇宙の意思の使い手として、全ての命と関われますように。
全ての命は、愛の中ですでに生きている。そのことを魂に伝えられる私でありますように。
与えられている全ての愛に感謝します。ここへ来る事が出来たこと、導いてくださったことを感謝します。命を感謝します。
足を踏み入れることの出来ない、うたきの真ん中へ祈りを捧げました。
自然とあたたかい波動に包まれて、涙がほおを伝わります。
すぐ隣のガジュマルの木に“ありがとね”とハグをしてしまいました。←ここら辺の行動は、自分では意識していない分野です。(時折、木と私の潜在意識が共鳴するのです)
その時間・・・たかちゃんは?!
何をしていたのか分かりませんが・・・
一言、『ここにいるの、俺達だけじゃないな・・・』と。
どういう意味?と聞いてみると、『自分達だけ・人間だけって思って生きてるけど、違うんだ。木も鳥もみんな一緒。同じように生きてる』って。。。
スピには鈍感な彼ですが、彼なりにこの地のパワーを感じ受け取ったようです。
〜つづく〜

ぽちっの応援ありがとう