昨日、今日とインターラーケンは秋の深まりを感じさせる紅葉・・・ではなく、分厚い雲海に覆われ一日中どんよりの天気。そして、山の上はスカッと爽やかな青空の広がるいい天気という、これも典型的な秋の天気となりました。
山に上がれば最高に綺麗な雲海が楽しめました。が、完全に雲海に覆われていると言う事は・・・フライトは出来ていません。(笑)
昨日はラウターブルンネンの谷の方までは雲が入って行かなかったので飛べましたが、今日はちょっと雲底が上がって谷の奥まで入り込んで行って完全に谷を覆ってしまいました。
ハイク&フライでシルトホルンからシルバーホルンヒュッテの方に飛んで行っていた友達は、雲の入り込んでくる早さに負けて(笑)谷の下まで飛んで来れず、途中の山の斜面にランディングして、そこからまたゴンドラで降りてこなければならない状態になっていました。(途中でたまたま用事があって電話したら、なんとか間に合わせようと必死で山を歩いている途中で、息をかなり切らせて大変そうでした。。。笑)
明日もこんな感じの天気になりそうで、その後はまた気温が下がり週末はまた雪が降りそうです。。。
さて、ここからが今日の本題です。
「みっき〜’sラウンジ」でもテーマにした出来事なのですが・・・最近の日本と中国の問題が、全く関係ないここスイスでも起こっていました。。。
もちろん、最初に事を起こすというか、荒立てる原因となったのは、中国人観光客で・・・そして、最初に結論(自分の考え)を言えば、その中国人よりもさらにスイスのある会社の対応がアホ過ぎて呆れたということなのです。
「ユングフラウヨッホ」と言えば、今では(以前からか・・・笑)スイス観光の目玉の一つと言っても過言ではないほど有名で、日本人だけでなく世界各国から多くの観光客が訪れます。その数は・・・どれくらいなんでしょうね?(笑)年間100万人近くいっているのではないでしょうか。50〜70万人は確実だと思うのですが・・・
そのユングフラウヨッホまで上がる鉄道の会社「ユングフラウ鉄道」では、例えば「ジャパン・ウィーク」「アメリカン・ウィーク」等々、それぞれの国のスペシャル週間というものが設定されるキャンペーンのようなものを行っていて、その週は一週間その国の国旗が全車両に掲げられ走っています。
先週は「ジャパン・ウィーク」ということで、全車両に日本の国旗が掲げられていたのですが・・・
ある中国人のグループの客か添乗員かはわかりませんが、「日本の国旗が掲げられている電車には乗らない!国旗をはずせ!!」と言い出したそうなのです。
鉄道会社の現場の社員は、「乗りたくないなら乗らなくていい。」という、まぁ普通の正しい対応をしたのですが、(しかも、その連中は勝手に国旗を外して投げ捨てたらしいのです。)後日その中国人のグループは(多分旅行会社の人間でしょうね。)ユングフラウ鉄道の本社に直接クレームを入れました。
すると、現場はもちろん本社内の人間の多くもそんなの問題外・・・と言う感じだったのに、トップの人間の独断で次の日から「日本の国旗を外せ」というお達しが来たようです。
これには現場の人間は怒り心頭・・・もちろん自分も怒りを通り越して呆れてしまいました。。。
完全に現在の中国人観光客の勢い(数がうなぎ登り)に傾きました。もし日本人観光客がまだ多ければそんなこと絶対にしなかったでしょう。
あまりにもあからさま過ぎて残念です。もうちょとちゃんとした人間だと思っていたんですけどね、あの人・・・
これに似たことは、この会社だけでなく、大きなお土産屋(時計屋)等でも起こっているように感じます。
これは、日本と中国だけでなく、今の国際情勢をみると他にも多々起こりそうな気がするのですが・・・(基本的に観光に来ていると言う状況でそんな問題をあえて引き出して来ると言う人はほとんどいないのだろうけど・・・)
ホテルやなんかでもいろいろな国の国旗を掲げている所も有りますが、そういう問題を考えている人はスイス以外の国旗を外しているそうです。
そういうことをやるからには、しかも世界中の国々の観光客を相手にする以上は、ある程度の世界情勢は頭に入れ、上のような問題が起こる事は想定しておかなければいかなかったのかもしれないし、(が、そこまで中国人がアグレッシブに来るのは想像できなかったでしょうね。)それ以前に、始めたからには貫き通して欲しかったですね。
国旗を外したからには、日本の旅行業界等々には「こう言う理由でキャンペーン中でしたが日本の国旗外しました。」とインフォするべきですが、それもされていないようです。
その程度(実際、その程度ではないですが。)でガタガタ言わないのが日本人のいい所(アホを相手には本気になってもしょうがないと言う意味で。)なのですが、ユングフラウ鉄道の会社内では社員は皆怒っています。(笑)
会社のトップ宛に直接クレームをどんどん入れて欲しいとまで言って来ているようです。
(皆さん、どんどんメールを送ってあげて下さい。英語で大丈夫です。)
大使館とかからのクレーム、日本の新聞等のコラムなんかで取り上げてもらう、等々の働きかけをしてちょっとあのCEOにわからせた方がいいのかな???
ちょっとまとまりに欠けた文になってしまいましたが、こんな感じの出来事でした。。。
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