今日は、朝からフェーンの風が吹き荒れていました。。。
ここインターラーケンで、これだけ本格的にフェーンが吹き荒れるのは結構珍しいことです。
アルプスの南側と北側の気圧差が5hPa(ヘクトパスカル)以上あるとフェーンの吹く可能性が非常に高くなってきます。
そうなると、ユングフラウヨッホには南側からのフェーンの雲がかかりパイロット達にはちょっとだけ緊張感を持たせてくれます。(笑)
しかし、直接ユングフラウヨッホから吹き降ろしてくる「グッギーフェーン」(グッギー氷河を吹き降りてくるから。)は非常に稀で、インターラーケンで吹くフェーンは、もっと低い山々を越えてマイリンゲン方面から入ってくるものが80%以上(多分?)です。
そして、その風は大抵バレーウィンドに押され、インターラーケンに届くのは非常に遅い時間になったり、結局入ってこなかったり・・・といったことが多いのです。ですからここではフェーンの予報でも、早い時間は飛べてしまったりすることがよくあります。(ただし、マイリンゲンはフェーンの予報があると、ほぼ100%フライトできません。)また、強いインヴァージョンがあると、インヴァージョンの下側(地上)には入ってこず、200〜300m上空を吹き抜けていくこともあります。もちろんそれが強い(強くなった)ときは飛びませんけど。。。
弱いフェーン(フェーンっぽい風)の時には飛びますが(飛んでしまう?笑)、常にいろいろな場所の風をチェックし続ける一日になるので、ちょっと精神的に疲れることもあります。(最近は大分慣れてきました。笑)
今回は、一昨日辺りから気圧差がずっと10hPaあたりをキープしていて、素晴らしいフェーンコンディションです。(笑)
そして、そこまでいくと、さすがに風も南から直接ドカンと来ます。
そして、非常に暑いです。。。
気象の本なんかに書いてある典型的なフェーンの状況を体感しています。。。
パラグライダーでは何もすることができない一日・・・
ワールドカップは本当に悪いときに当たってしまってしまっています。
フェーンは多分明日まで続き、それが終わると今度は低気圧が近づいてきて、非常に不安定な天気になり、Gewitter(サンダーストーム)に注意しなければならない日々が続く感じがします。
なんとかもう一本でも飛べるといいんですけど。。。
と、いうことで・・・?
今日はユディットの家でロシアチームの3人、長島さん、平木さん、聖子ちゃん(ユディットのところに来てアクロのトレーニングをしているらしい。)が日本食パーティーをするということで、およばれしてきました。
「手巻き寿司」です。素晴らしい!!
具にはなんとマグロも・・・
どこでこんなのが買えるのか不思議だったのですが、インターラーケンで手に入れていたらしい。。。
「こんなのがインターラーケンで買えるんだ・・・」
と感心していると、店を教えてくれたユディットが
「Mikiは普段こういう風に食べないの?」
さすがに、一人で手巻き寿司はフェーンの中飛ぶよりヤバイです。。。(笑)
でも、いいこと知りました。
スーパーなんかよりも全然安いということだったので、これから何かあったときには(いつ??)使わせていただこうと思います。

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