2011/12/30  15:29 | 投稿者: ますこ

 京都での滞在で読む時間があるかもと思い、購入して持って行った。宮部さんの時代物以来、江戸っぽくてファンタジー系(お化け系ね)、事件捕物帖系・・・という選択で畠中恵さんの本がたくさん並んでいて目立っていたので購入してみた。
 人ではない、妖(あやかし)(まあ、妖怪とか、物の魂とかそんな感じのものみたい)と仲良く暮らしている大店の若だんなのお話で、なかなか面白い。とても古くてよい働きをしてきた道具(墨壷)がやっと妖に成れそうな時(物の魂が妖になるにはキャリアが必要らしい)に人間のごたごたがあって壊れてしまったので妖に成れないことを恨んで、人間に取り憑き、死んだものの魂をよみがえらせるという薬を求めて次々と人殺しをしていく事件を若だんなとその周りの妖たちが協力してあばきしとめていくという・・まあそんなお話だった。
 さて、2011年の読書はこれで何冊になったかな。今年は最高記録かも。軽い物をけっこう読んだからね。
0

2011/12/11  9:16 | 投稿者: ますこ

 五木寛之の「死を語り生を思う」を読んだ。義母が亡くなった後で、書店でタイトルが目に入りすっと買った。小川洋子、瀬戸内寂聴、横尾忠則、多田富雄との対談集でNHKの教育で放送されたものをまとめた物だ。対談は1994年だからけっこう古い。(でもこの本の出版は今年の8月で初版本を購入)
 多田さんとの対談は面白かった。免疫学者からみた生と死。脳死状態であっても免疫系はちゃんと体の自己を守っている・・・死とはいったい何かという話題では、「文化、行政、経済、歴史」そんな言葉が並べられていて、生命体から言うと「この瞬間が死」だとは言えないみたいな話だった。
 横尾さんとの話は死後生とか、輪廻とか霊魂とか芸術のお話で、これもまた、興味深かった。
0

2011/12/3  14:28 | 投稿者: ますこ

 だいぶ前に読み出して、父の骨折だのなんので忘れ去られていたものをのんびりした休日の本日、読み終えた。メイコさんって面白い人だねえ。本当に小さな時(2歳)からタレント?女優さんだったから、かなり世間知らずだったり、普通人の感覚からずれていたりするみたい。
 お父様は中村正常という作家。とても面白い教育方針だったようだ。「小学校へは仕事の合間にからだの負担がかからない程度に行けばいい。生きていくうえで、困らない程度の教育はパパがする」と言っていたそうだ。そして、「なぜ、夕焼けで空が赤くなるのか」という問題には「空が恥ずかしがっているからだ」と教え、その通りテストに書いて×をもらって文句をいうメイコさんに「学校の先生が教えてくれたこととどちらも正しい。答えはなんとおりあってもよい。それがその人の個性かもしれない、答えがひとつしかない人生なんて息苦しいじゃないか」と言ったとか。そしておばあさんになってからのメイコさんの好きな番組は、朝4時半ぐらいからやっている「理科3年 ふしぎ大好き」でそれを見てわからないことを夫の神津サンに教えてもらうっていうんだからそれも面白い。
 学校教育なんてくそ食らえだね。そういうおおらかさを教員も学校も失いたくないなあ。
0

2011/12/2  20:01 | 投稿者: ますこ

 宮部みゆきさんの今年2月初版発行の単行本。今まではすべて文庫本だったが、初めて単行本を購入。時代小説の文庫本は読み尽くしてしまったのでね。
 6個の短篇?中篇集だ。例によって物の怪とか死んだ人の魂が取り憑くとかのお話だが、そういう部分より、他のどの話もそうだが、人々の生活、生き様の中での様々な心のありようの描き方が巧くて引き込まれながら読んだ・・・のだけれど、今回はいろいろな忙しさから、引き込まれつつも睡魔にも引き込まれてしまい、たいてい睡魔が勝つので、読み進めるのに日数がかかってしまった。
0

2011/11/1  20:50 | 投稿者: ますこ

 鍵を忘れた日に購入した本。病院のまち時間などで本日読み終わる。
 やっぱり時代物がいいなあ。現代のものはなんだか怖い、どきどき、はらはらする。でも、途中からは早く次の展開が知りたくて引き込まれていく。サスペンスの醍醐味かなあ。宮部さんのことだから、最後は悲劇ではないはずだ、何か救いがあるはずだと信じていられるので、おそるおそるでも次のページをめくることができる。やっぱりそうだった。ちょっとできすぎかなっという終わり方かもしれない。
 面白かった。
0

2011/10/30  21:03 | 投稿者: ますこ

 夕方、もう一度、父のところに行く。またまた本屋により、タイトルの本を買ってしまった。テレビ、映画・・・と本が売れてからの生活。子供もできてイグは死んで。病気になったことに感謝して、本を書いてから出会った人々に感謝して、新しい人生を歩んでいる私とツレ。息子のおかげでコンサートにいったり、電車に乗れるようになったツレ。人生、どういう展開になっていくかわからないものだ。
 てんてんさんの漫画の合間に「ツレのつぶやき」というエッセーがところどころにあるのだけれど「人は迷惑をかけて生きていける」というタイトルのページがある。「病気が治ってきて、コドモを育てるようになって、人は人に迷惑をかけなければ生きられないということに気づいた。いいんだ。迷惑をかけよう。かっこ悪くたっていいのだ」という文章にぐっときた。
  
 ところで父はほとんど食事をしない。食欲がないというのだ。それほど、痛そうにはしていないのだけれどなあ。病院、動けない(腰があげられないからおまるも入れられないので便をおむつの中にするしかないのだけれど、それがどうしてもできなくて困っている)・・・などなどのストレスで胃がおかしくなってしまったのかなあ。もともと胃がんで胃をとっているので、ストレスに弱いのだろうか。それとも転んだときに頭もちょっと打っているのでそれが災いしているのだろうか。明日、もう一度、脳外科でみてくれるらしい。骨折の方は主治医の手術の予定が詰まっていて、まだ、手術日も決まらない。んー。
0

2011/10/30  10:03 | 投稿者: ますこ

 修学旅行から帰って、父の入院・・・なんとなく、プッツンしてしまってあんまり何にもするきがしない。昨日、病院の近くの本屋でツレうつを買った。「その後ノツがうつになりまして」の方と2冊。今朝、病院へ朝食の様子を見に行った帰りのバスで読み終えた。
 鬱病についてのとてもよい解説書にもなっているし、夫婦の愛も感じるし、生き方、心の持ち方のヒントにもなっているし、とってもいいね。
 楽な気持ちで生きていこうって思ったよ。それって結局、家事から手を抜くってことだけれど。あー抜けるほどの持ち分も今の我が家の私にはないか、じゃー仕事から? 介護から? 遊びから? ちょっと最近、趣味のことで拘束されだしているからね、その辺もほどほどに手を抜かないとね。
0

2011/10/16  22:06 | 投稿者: ますこ

 久しぶりに吉村昭氏の随筆を読んだ。昭和40年代に書かれたものが多く、若い(40代)時の吉村氏の考え方に触れることができて面白かった。戦争や敗戦、戦後に関する思い、妻や家族に対する思い等々、いろいろな吉村哲学はこういう言い方で自分を語る人は意外と少ないかなと思わせるものだった。ただ、この考えだからこそ、あの、一連の小説ができあがってくるんだよな、あの死に方なんだよなと納得する。「若い時の・・」と書いたが、若い時に限らない吉村氏そのものの世界に触れたのだと思う。
0

2011/10/3  22:58 | 投稿者: ますこ

 読み終えた。面白かった。事件の謎解きというよりは登場人物の人間模様、人と人の関係、男と女・・・何が人を変えていくのか、成長させていくのか、壊していくのか・・・そんなところが次から次へと迫ってきた。
 宮部さんの時代物はほとんど読み尽くしたと思う。
0

2011/9/30  21:06 | 投稿者: ますこ

 この前の三連休の時に書店によって今度こそ宮部さんの現代小説を買おうと思っていたら、出たばかりの「おまえさん」上下が目にはいった。「ぼんくら、日暮らし続くシリーズ第三作、いきなり文庫化」と帯に書いてあり、オッとこれは読まないではいられない・・・
 主な登場人物は同じでも事件は全く新しいものだから、前の二作を読んでいなくても十分楽しめる。たまに、前作の事件をほのめかすような話題もあるけれど、まあ、なんのことかわからなくても重要な筋には関係ない。上、下ともけっこう分厚くてなかなか簡単に事件は解決していかない。
 今、下の半分まで読んだ。
 明日は土曜日だが、運動会で仕事。9時だが、お風呂にはいってごろりんと布団に横になり、続きをよみながら眠りの世界に入って明日に備えよう。
 歳をとると行事は辛い。へんに緊張もするし、疲れもする。若い人たちを気持ちの上だけでも支えようかと思うのだが、4年目でマンネリなのだろうか。そういう気持ちの持ち方も面倒になったりする。潮時ってやつだなあってつくづく思う。それなのに多少の未練や私でなきゃ、こうはできないだろう・・・、みたいなプライドがあってよくない。そんなことはないのだ。私がいなくたって、私じゃなくったて、世の中どうにでもなるのだ。
 こういうパターンで後何年・・・?
 転勤して違うパターンでの一年を得てそれを数年繰り返して終わりとするか。
 どうしたものだろう。

 まあ、いいや、風呂にはいってさっぱりして読書しよう。
0

2011/9/20  22:57 | 投稿者: ますこ

 下を読み終えた。読み応えがあった。最後は泣いてしまった。「ほう」のけなげさ、純真さ、加賀殿の辛さ、多くの大人たちの勝手な思惑や虚の世界、その中で真実は何か正義は何かと苦しむ人たち・・・様々な人間模様が生き生きと描かれていた。解説は先日亡くなられた児玉清氏だった。「素晴らしい人生の友と出逢えた」と書いている。「この本への愛しさに心を震わせていた。なんと心を揺する親しき友に出逢えたことか、そんな想いで抱きしめたくなるような、物語への切なき余韻に漂いながら・・・」とも書いている。なるほどだ。最後のクライマックスがたたみかけるように、ぐっと涙を誘うので、なんともいえない「余韻」が残る。満足感が残る。
 小説を書くというのはすごいことだね。言葉の力で人をこんなに感動させることができるなんて、本当にステキなことだ。並大抵のことではないだろうが、こういう物があるとないとでは大違い、知っているのと知らないのとでは大違いだ。ともかくも書いてくれた宮部さんと、その本に出逢えた運命にお礼を言おう。ありがとう。
0

2011/9/13  21:17 | 投稿者: ますこ

 先週末より、根を詰めるタイプの仕事を抱えている。時間がたっぷりほしい。なのに、土曜日に書店によってしまい、またまた宮部さんの時代小説を買ってしまった。なんとも陰気な暗い話ではあるけれど、「で、それで、どうなっていくのよ・・・」てなわけでついつい読んでしまう。日曜日は山に行っていたことを思えば、読書の時間に充ててもいいよね。と言い訳しながら読み、夕べは、「う〜ん、仕事は仕事場でやらなくては」といって読みで(上)を読み終えた。(夕べだって少しは家で仕事したけれどね)今夜はともかくこの仕事を明日中には終わらせたいと思って仕事を優先しているけれど、このブログ更新を気分転換にして、また、続きの仕事をするつもりだけれど・・・う〜ん!苦しい、下を読み出したいよ!!一体全体この話はどうなっていくのやら。ちょっとでも明るい兆しというか、解決というか・・・そういう物が早く見えてこないかしら。でないと主人公の「ほう」という気の毒な薄幸の娘がかわいそうだよー!
0

2011/9/11  21:50 | 投稿者: ますこ

 乃南アサの「いのちの王国」を読んだ。確か、5月の連休あたりに仕入れた本だ。年度替わりの慌ただしさや、東北大震災、福島原発の事故の慌ただしさなどなどで読書が進まないので、なにか気軽に読める本をと思い購入したように覚えている。そのとき読み始めたが、少し読んでそのままになっていた。2007年に乃南さんが日本各地の動物園や水族館を取材して書いた本だ。まあ、どこそこ動物園はこういう動物がいて・・・みたいな話ではあるけれど、乃南さんの動物に対する愛情や動物愛護に対する考え方が随所に現れていておもしろかった。人間ひとりひとりと全く同じ価値をもつひとつの命として動物をみる目、心に触れることができた。
 私はと言うと、ここ数年でいったところは・・・旭山動物園、上野動物園、品川水族館。来週は海遊館に行く予定。地元、日本平動物園もリニューアルしたらしい。もう、20年近くいってない。久しぶりに行ってきたいな。動物園って確かに面白いよね。けっこう歩いて疲れるけれどね。
0

2011/9/4  18:02 | 投稿者: ますこ

 NHK「こころの遺伝子」ベストセレクション 蒲田實の「あなたがいたから」運命の人 小林一江 を読んだ。内容はほかの鎌田さんの本で読んでほとんど知っていることばかりかな。小林さんに言われた一言が鎌田さんの医者としてのおおきな変換点(つまり心の遺伝子)になっていくというお話だ。
 地域医療、在宅医療、あたたかい医療・・・言葉にしてしまうとかっこいいし、とっても理想の姿みたいなものが浮かんでくるけれど、実際、どうなんだろう。今、私と夫はそれぞれの両親4人の老人を抱えている。この言葉を実現していくことってできるのだろうか。諏訪病院だからできるという病院や医師の質の問題?それよりも前に家族のあるいは本人の意思や生き方の問題?
 歳をとりあるいは病気になって死んでいく過程に多くの選択肢が存在するようになり、その選択はとても難しい時代になってしまった。
0

2011/9/4  9:36 | 投稿者: ますこ

 宮部みゆき 「霊験お初捕物控(二)天狗風」を読んだ。人には見えないものが見えるお初が、かなり積極的に事件の解決のために活躍する。ある突然消えてしまう娘たち。神隠し、観音様の形をした女の妄念、猫に見える仏様やそのお使い?いろいろな不思議と通じるお初様。けっこうな長篇だったが台風のおかげで一気に読んだ。
0




AutoPage最新お知らせ