2016/12/26  21:26 | 投稿者: masuko

◎誰よりも日本文化を愛する研究者と、クール・ジャパンの原型を作り上げた稀代の経営者が語り合う、戦後70年の奇跡とは?

本書は惜しくも2013年11月に逝去された堤氏が生前、キーン氏との長時間にわたる語らいを書籍化したもの。そこでは、現代日本にまで影響力を及ぼす東山文化の神髄から、三島由紀夫、安部公房など戦後にひしめく作家たちの秘話、昭和から平成にいたる日本人の精神史までが描かれていく。

と、まあネットから引用。

堤さんについて知りたくなりましたね。

それから足利義政と東山文化のことかな。



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2016/12/20  20:14 | 投稿者: masuko

旅のお供、一冊目。

このシリーズの最終巻とな。

これを書いてしばらくして亡くなっている。

私的には池波正太郎さんはテレビ時代劇用作家かなあ。

時代小説とはちょい違うかも。

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2016/12/17  12:08 | 投稿者: masuko

 おー関西行きに持って行かなくてもよくなった。読み終えたよ。

 まだまだと思っていたら、巻末70ページは「註」だったからね。

 西南戦争、憲法、教育勅語、そして日清戦争。

 日本が欧米の先進国から文明国と認められるようになる20年のできごと。

 最後の二行。

 「岡倉天心は皮肉をこめて書いている。平和で穏やかな芸術にふけっている間、日本は野蛮国とみなされた。しかし戦争に勝った途端、外国人は日本を文明国と呼ぶようになった、と。」

 
 これはキーン氏の気持ちなんだろうな。

 維新を断行した人々に天皇を敬う気持ちはあったとしても、政治に関していえばまあ、象徴であってくれれば良かったんだろう。つまりは天皇を利用しようっていう魂胆。政府が決めて行うことはすべて天皇の命令だと国民を黙らせ統率管理することに威力を発揮してもらい、諸外国とのお付き合いを上手にこなしてもらって国としての体面を整えて・・・

 それでも、ところどころで意見が対立し決められないからと天皇に決めてもらっているところもあるし、ここは承知してほしいのに天皇の諾がなく・・・という所もある。それだけ、天皇自身が意志、考えを持つようになっていく。

 天皇自身は自分の力で国が動いていると思っているわけではないのに、国民は政府の思惑通りそのように洗脳されていく。

 そのことで世論が出来上がって行ってしまい、天皇の本当の思いからは離れていくという構図が徐々に出来上がっていく。

 その構図に引きずられそのように演じていく必要も天皇は知っている、分かっている。

 と・・・読み取りましたが・・・。

 ロシア皇太子の暗殺未遂事件やら旅順の大虐殺やら、日本の近代史の詳細を何も教えらえてこなかったし、自ら学ぼうとしたこともなかったと反省することしきりです。

 それにしても明治の政府首脳のやってきたことの中には??ってこともたくさんあるけれど、でも彼らが今の日本の礎を築いたことは確かだね。

 
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2016/12/11  19:15 | 投稿者: masuko

 先日映画を見に行ったとき、映画館近くの古本屋で100円で購入。「明治天皇」に読み疲れた時用に。

 世の中変っても、変らないのは男の心――。一家の糊口を凌ぐために刀を売り、竹光を腰に仕官の条件である上意討へと向う浪人の心意気『竹光始末』。口喧しい女房を尻目に、藩の危機を未然に防ぐ一刀流剣士の手柄『恐妻の剣』。他に『石を抱く』『冬の終りに』等、小説巧者・藤沢周平が、世の片隅で生きる男たちの意地と度胸を、ユーモラスに、陰翳豊かに描く傑作時代小説、全6編。

 とあるように、男たちの意地やら度胸やら、諦めやら・・・

 どの話の主人公もどこか藤沢周平さん本人なんだろう。

 小説が描きたいのは結局は「人の心」、「人の根底にあるもの」、「人ってこういうものなのか」みたいなものだろうから、それは時代物も現代物も同じ。

 でも、ちょっとシリアスな内容になった時に、同じテーマの現代物と時代物を読み比べたとしたら時代物の方が楽な気持で読める・・・と私は思う。

 まあ、それが私が時代小説が好きな理由なんだな。

 明治天皇も少しずつ進んでいます。だんだんに天皇の人柄がわかる資料が多くなっていきますね。年内には読み終わるかなあ。


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2016/12/1  10:30 | 投稿者: masuko

 朝井さんて筆が速い?

 今年、彼女の新刊を読むのは4冊目。

 「眩」、「残り者」、「落陽」そしてこれ。

 生類憐れみの令で知られる江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉は、旧来の慣習を改め、文治政治を強力に推し進めて日本の礎を築いた。だが、その評価は大きく分かれている。加えてその治世には、赤穂浪士討ち入りや富士山噴火など、数々の難事が生じた。綱吉は暗君か、それとも名君だったのか。
今も世間に誤解される将軍の、孤高かつ劇的な生涯を、綱吉とその妻・信子の視点で直木賞作家が描ききった傑作歴史長編。


 テレビの時代劇に出てくる綱吉っていい印象がなかったけれど・・・

 小説だから歴史書ではないけれど、でも、あーそういう経緯、あーそういう考え・・・と綱吉さんを見直すことができた。

 「生類憐みの令」も江戸時代史見直しの中で再考されているとか。

 「戦国の殺伐とした気風を排除して徳を重んずる文治政治を推進(ウィキ)」というのもなるほどなだな。

 そういうことを考える人がいなくちゃ、戦のなくなった世の中で武士とはどういう生き方をしていくべきなのか分からなくなっちゃうものね。
 
 戦のない平和な時代が300年近くも続いたんだから、なんだかんだあるだろうけれど、徳川さんやその周りにいた人達ってやっぱり凄いよね。

 面白かった。


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2016/11/27  10:52 | 投稿者: masuko

 明治天皇に疲れた時はこちらを並行して読んでいた。

 横尾さん、自然体だよね。

 理屈をこねないで無頓着で暮らすのが一番です。質問を続けない。答えを求めない。

 病気や怪我は、変化を巻き起こす風のようなもの。その変化を面白がることで、僕はなんとか生き延びています。

 隠居の本当の意味は好きなことで忙しくすること。

 美術鑑賞に知識も決まりもありません。夕焼けを眺めるようにしばらく絵の前に立って、胸を開けばいいのです。


 こんなページがありました。→こちら

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2016/11/27  8:24 | 投稿者: masuko

 ほー読み終えた。重みがあった。(本自体も重くて寝っ転がって読むのは大変だった)

 面白かった。

 師匠(ドナルド・キーン)はすごい人だということがよくよく分かった。

 「明治天皇紀」を主軸にありとあらゆる資料を調べ尽くして書いていると思われる。

 明治天皇が生まれたときから明治7年まで。激動の幕末と明治維新。

 幕末の歴史はどうもよく分からなかったけれど、朝廷側で明治天皇が吸った空気に漂っていた歴史を詳細に説明してもらってけっこう分かった感がある。

 孝明天皇はどんな人だったのかもよくわかった。

 朝廷のややこしい儀式、慣習についてもずいぶんと詳細に書かれている。

 師匠は誰に味方するでもなく、公平な立場で書いている。

 私には徳川慶喜が気の毒に感じられた。

 家茂と孝明天皇がもっと長生きしていたら歴史はかわったんだろうな。毒殺説についても触れている。

 時代は大きく変わった。

 御所の中を一歩も出たことのない歴代の天皇とは打って変わって近代国家の元首としての天皇の役割が始まった。

 天皇のあるべき姿を構想した人、天皇教育をプログラムした人、教えた人達のことにも触れている。

 後半、だんだんと天皇本人の人柄や考えを感じさせる内容が増えてきたが、さて(中)(下)になっていくとどうなんだろうか。

 乗馬が好き、女もけっこう好き、深酒をする・・・日本の歴史上初めて富士山を見た若き天皇の今後の歩みを師匠の書いた本で追ってみたい。
 
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 ところで、11月11日以来のカテゴリ「読書2016」の投稿だった。ずいぶん間があいてしまったが、この間、次ぎの本を読んだことだけアップしておく。

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2016/11/11  22:09 | 投稿者: masuko

 師匠であるキーン先生の「明治天皇」も読み進めていますよ。すごい細かく詳しく調べ上げてあるっていう感じです。

 で、まあ、軽いものも並行して。

 松井今朝子さん、なかなかいいですね。

 シリーズ1より、筆が冴え、内容も深く・・・。

 若い男女の間は「1」のように、お話に花を添えて・・・とはいかず、ちょっともどかしく、難し気なムードになってしまいました。

 でも、最後は復活の兆しをちらつかせていたから、第三弾には進展するかなあ。

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 夕べのリコーダー練習会で忘年会の日程を決めたよぉ。もうそういう時期なんだねえ。ついこの間まで夏だったけれど。例年の京都+関西滞在も一ヶ月ちょっとだもんなあ。

 ロングロングお散歩の方ですが、富士川の次は天竜川みたいですよ。ハハハ。
 11月後半は他のことでちょっと忙しいから月末か、12月初めにあたりかな。
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2016/11/8  12:20 | 投稿者: masuko

 キーン先生の弟子はまずこの2冊を借りてきた。

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 「明治天皇」はこの厚さで「上中下」とあるのかと思うと・・・ん−ー気持ちが萎える。

 ちょっと読みだしたが、まさしく、キーン先生の「研究」であるという重厚さを感じたのと、訳本臭さがちょっぴり・・・読めるかなって心配になった。

 そんなことで弟子といえるか!!! 

 で、まあ、新米の不出来な弟子にはこちらの方が読みやすかろうと「日本語修行」へ。

 一日で読了。面白い。これはキーン先生を紹介する本で、先生はインタビューをうけて答えているだけ。先生が書いたものではない。

 人生を一変させた、ことばとの出会い

 アメリカ海軍日本語学校への入学が人生を変えた──日本文学の泰斗はいかに日本語を学び、それを生涯の仕事とするに至ったのか。思い出の詰まった教科書を前に、自身の原点を語る。

 もし海軍日本語学校に入らなかったら、日本文学者になることはなかった――日本文学の研究者、翻訳者として世界的に知られるドナルド・キーン氏は、自らの分岐点についてこう語る。彼に日本語、日本文学との決定的な出会いをもたらしたのは、皮肉にも大嫌いな戦争だった。本書ではインタビューを通じ、彼の日本語との出会いから学習の過程、さらに研究者、教育者としての姿に焦点をあて、日本語とともに歩んだ人生を見つめ直す。
 キーン氏は日米開戦直後の1942年2月に米海軍日本語学校へ入学。翌年1月までのわずか11か月間に、仮名と漢字はもちろん、日本軍の命令・暗号解読に必要な文語やくずし字の読み方まで学んだという。その効率的な学習を助けたとされるのが、戦前の米国大使館で日本語教官を務めた長沼直兄による『標準日本語讀本』である。本書では、70年ぶりにこの教科書と再会したキーン氏が、実際にページを繰りながら当時の思い出を語った。19歳だった彼は、この教科書で初めて芥川龍之介や菊池寛の文章に触れたのだ。
 インタビューの聞き手となるのは日本語教育を専門とする河路由佳氏。貴重な資料や教え子たちの証言から、日本文学の泰斗の原点に迫る。


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 海軍日本学校で日本語を学んだ人がその後、ずいぶんと日本文学等の学者になっているようだ。

 学ぶ側も相当に優秀だったこともあるだろうけれど、11ヶ月で日本語をマスターしちゃうっていうのは凄いね。

 「最初から漢字を覚えながら学んでいった。その日、教科書にでてきた漢字はその日のうちに覚えた。」とのこと。ローマ字は使わなかったそうだ。

 キーン先生はその方法を推奨していて、ローマ字等を使ってある程度日本語を学んでから漢字を学ぶ最近の方法に反対していた。

 「漢字が好きだった。」っていうキーン先生。前世は日本人だったのかなあ。中国人だったときもあるのかなあ。

 日本文学を英語に翻訳するときに日本語にある音の響き、美しさを大事にしているとのこと。

 芭蕉の「・・・・・いわにしみいるせみ・・・」では「い・にぃしぃみぃい・みぃ」と「い」が続く音の流れにセミの声や美しさを感じると考え、翻訳する時には同じ意味を表す英単語の中から「i」を使う言葉を探し選んで使ったそうだ。

 能の授業では「こんなに美しい文章はありません」と涙することもあったと生徒の思い出話も紹介されている。

 本当に日本を愛し、日本語を愛し、日本文化、日本文学を愛しているんだなあ。

 
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2016/11/7  14:09 | 投稿者: masuko

 先日の東京お遊びのお供に文庫本をと図書館をうろうろして見つけたもの。

 松井さんのものは初めてかと思っていたら、2010年に吉原手引き草というのを読んでいた。

 なかなか面白かったよ。続けて同じシリーズの第二弾を借りて来ちゃった。キーン先生のものも2冊かりてきたよ。弟子になったからね、どんどん読まなくちゃ。

 捕り物帖的なお話の筋に主人公と近所の娘さんの関係はどうなるのかなあ・・・っていう楽しみを加え、芝居小屋の雰囲気なんかもたっぷりと混ぜて、江戸の雰囲気満載。

 ネットで検索したら毎日の夕飯のおかずを紹介しながらその日の徒然を書いているブログが出て来た。題して「今朝子の晩ごはん」へえええ!!

 
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2016/11/4  15:13 | 投稿者: masuko

 東京新聞で月1回連載されているという「ドナルド・キーンの東京下町日記」の2012年6月から今年6月までのものと、後半は養子のキーン誠己さんが新潟日報に連載している「素顔の父ドナルド・キーン ともに暮らして」の2015年6月から今年の8月のものまで。

 ごく最近、10月に発行されたばかり。

 前々からキーンさんのものを読んでみたいと思っていたので、図書館の新着資料のページで知り、予約が入っていなかったから、さっそく借りました。

 日本人より日本人。日本を愛し、日本を憂い、日本の歴史と文学に精通し・・・社会の矛盾に対しても、確固たるご意見を持たれ表現しています。

 心温かく、やさしいお人柄。 94歳で現役バリバリ。今年の始めには石川啄木についてのここ数年の研究をまとめられ本に。

 谷崎潤一郎、三島由紀夫、川端康成、司馬遼太郎・・・・知人、友人の名前がもう、半端なく凄いです。

 外国では日本文学が優れていることがどんどん認知され、学ぶ人が増えているというのに、肝心の日本の人達が日本文学を学ばない、大学教育の中で文学部が軽視される・・・という傾向にあるのをとっても憂いていらっしゃいます。

 福島の原発のことも報道されなくなって、忘れ去られて行く・・・新聞はもっとしっかり福島のことを書いてほしいと、何度かその話題にふれています。

 日本の憲法は「世界の宝」だと。戦争中、通訳として出逢った捕虜になった日本兵の方達と今でも懇意にされているようです。戦争の悲惨さを訴える話題も何度もでてきました。

 決めました。当分、キーンさんの弟子になることにしました。

 キーンさんの著書をいろいろ読んでみましょう

 キーンさんは2012年に日本国籍取得。誠己さんは10年ほど前にキーンさんと知りあい、2012年に養子になったそうです。

 ああああーーー!!キーンさん、安倍ちゃんをよびつけてお尻ペシペシしてほしいなあ。


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2016/10/31  9:47 | 投稿者: masuko

 NHKのドラマ「夏目漱石の妻」が評判だったとのこと。

 それで、こんなものを読んでみました。ドラマの原案になっている。

 ついでにドラマもYouTube等でだいたい見ちゃったな。

 熱演だね。尾野真千子と長谷川博己。 

 文豪漱石の日常生活。家庭の中の漱石をこれだけ詳しく知れる物は他にないだろうね。なんていったって奥さんの話すことなんだから。

 娘婿の松岡譲さんが漱石が亡くなって13回忌も終わった頃に鏡子さんから話を聞き取って書いている。

 まあ、いろいろな資料も参考にして話を構成しているんだろうな。それでなくちゃ、これだけ覚えているってねえ。

 でも、鏡子さんもかなり賢い人なんだと思うよ。

 精神を病んで、かなり鏡子さんや家族に辛く当たるときがあった漱石さんを、「これは病気だから仕方が無い。私が憎くてしているわけではないんだから」と忍耐強く大きな愛で受けとめているし、けっこう扱いが上手。

 状態には波があって悪い時と穏やかな時があるようだけれど、胃の病気の時は精神の方はいいんだなあ。奥さんは「頭が悪い時」という言葉で表現している。

 漱石さんのユーモア、子どもみたいな純心さ、真っ直ぐすぎて融通が効かなくて頑固なところ、悪いなと思えば改めるかわいさ・・・

 面白かったな。これを読んでから漱石さんの小説を読むとまた違ってくるだろうけれど。

 読むことあるかな。「心」以外はどれもちゃんと読んでないような気がする。途中で止めちゃったものばかりだな。

 しかし、胃潰瘍っていうのは凄まじい。

 図書館の大事な本でこんな感じで貸してくれました。

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2016/10/27  9:01 | 投稿者: masuko

 美人、才女アナウンサーで、子どもの頃、我が家の親たちの羨望のまなざしがテレビ画面に向けられていたことを覚えています。

 その後、執筆活動をされていることや、何やら話題になった著書もあるとやら・・・と存じ上げておりましたが、突然、「読んでみよう!!」と思ったのはどういうタイミングでしょうか。

 一刀両断・・・というのはこういう考え方、文章の書き方をいうのでしょうね。

 と思って、Amazonのページをみましたら、やっぱり「一刀両断」という言葉を使っていました。

 日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。

 ベストセラーになったとのことですが、さぞかし反対論もあったことかと・・・ウィキによりますと、

 下重は「親や家族の期待は子供をスポイルしている」「配偶者は他人」などと家族の価値を否定し、自立した個人の重要性を強調した。これに対して金美齢は「歪んだ家族論」「傲岸不遜と言わずして、なんと言おう」と下重を批判し、2016年に反論本である『家族という名のクスリ』を出版した。

 とあります。ホー・・!!

 金さんは<下重暁子さん、上野千鶴子さん、あなたたちの「歪んだ家族論」に私は反論させてもらいます!!と声を上げた>そうですよ。

 金美齢さんのものもいずれ読んでみたいですね。しかし、「歪んだ家族論」って言っちゃうのもなあ。

 もちろん、家族の愛がクスリになるのはよくわかりますが、毒になることも多いっていう話をお二人はしているだけですけれどね。

 実際、そういう毒にやられて生きている人ってけっこう多いよね。そういう呪縛から解放されたら随分楽だろうに。

 天外さんも確か「親殺しの瞑想」を推奨しています。

 私の感想としましては、

 お考えは賛同いたします。とてもよくわかったし、いやーもっとクールにこんなことはとっくに考え、乗り越えて生きてきたつもりです。

 でもね、まあ、ちょっと誤解を招くような、言い過ぎ表現もあるかなあって心配しました。

 彼女は家族をとってもとっても愛しているんですよ。

 御主人ーじゃなくて、彼女に言わせると「つれあい」のこともね。もちろん他人だけれど、愛しているんですよ。夫が他人なのはあたりまえ。血縁じゃありません。

 家族が価値がないなんて一言もいってない。血縁にこだわるなとは言っているかも。

 家族を愛している。

 だからこそ、辛い、痛い・・・ことがいっぱいあって、

 この愛は消せないけれど、でも、もっと自立しなさい、個人を大切にしなさい、いや、家族なんてもともとたいしたもんじゃないんだからさ・・・って自分と似た様な人へのアドバイスをしているんじゃないんでしょうか。

 そうして、家族を自分の中で切ってしまえば、楽に生きられるよって。

 別に仲良しこよしの家族を批難しているわけではなくて。ただ、仲良しこよしって実は幻想だよ、没個性、価値観の欠如・・・って言っているかもしれませんが(笑)。

 そんな風に読み取りましたが。

 巻末の亡くなった御両親とお兄様へのお手紙はぐっときますね。

 いろいろ考えることができました。
 
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2016/10/24  9:28 | 投稿者: masuko

 梅原猛氏が東京新聞の月曜日の夕刊に、「思うままに」というエッセーをずっと連載しているそうで、それが時々、本になっているようです。

 図書館に行ったときになんとなくウロウロとして目に入った本で、まあ、借りて読んでみることにしました。

 2007年から2010年のエッセーで、氏は80歳を越えたあたり。1925年のお生まれというから、今は91歳ですね。

 何度もガンを克服され仕事にも意欲満々で、あと10年は生きないと頭の中にある研究の構想を成し遂げられないというような内容が何回もでてくる。さらに、数回のガンを克服できたのはその研究を成し遂げよという神の思し召しというお考えも何度か述べられている。

 80歳を過ぎても、勉強したい、研究したい、それをまとめて本を書きたいという意欲は素晴らしい。

 まあ、お話としてはおじいさまの自慢話で鼻につくなあと思えるところもけっこう多いけれど、親鸞、世阿弥だけでなく、お宅に現れる狸や鹿、亀等の動物のこと、文学者や芸術家のこと、古事記や日本書紀のこと、はたまた政治家のこと、プロ野球や相撲等、内容は多岐にわたり面白いと言えば面白かったので読了した。

 こういう本を読むと、

 「あーまだまだたくさんのことを知りたい。観たり、聴いたりしたことのないことを観たり、聴いたりしてみたい。知らない作家さん、学者さんの本を読んだり、観たことのない芸術に触れたり、行ったことのない所へ行ったり、面白いことを考えている人の話を聞いたり、自分でも作ったり、やってみたり・・・方法はいろいろあるだろうけれど、いろいろ体験して感じたり考えたりしてみたい」

 という気持ちになる。

 それは研究でも仕事でもない。自分独りの楽しみで贅沢の一つかも知れない。

 でも、それは今の私の大事なものだから、誰に遠慮することもない。チャンスって思った時、タイムリーって思った時、ピーンって来た時・・・実行あるのみだな。

 梅原氏が一番好きな日本画家は若冲さんだそうな。


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2016/10/22  18:03 | 投稿者: masuko

 これはすごい。 面白い。

 「見えない世界なんて科学的じゃない、ふん!」って思っている人ほど、とりあえず読んでみたら良い。

 矢作直樹1999年東京大学工学部精密機械工学科教授。2001年東京大学医学部救急医学分野教授、同大医学部附属病院救急部・集中治療部部長に就任。2016年任期満了退任、名誉教授

 稲葉 耶季67年、東京大学経済学部経済学科卒業。69年、同大学同学部経営学科を卒業し、東京都庁に就職。77年、司法研修所をへて静岡地方裁判所判事補となり、以後、名古屋、群馬などに勤務。93年、那覇地方裁判所判事。97年、横浜地方裁判所判事。同年、インド北部に「ヒマラヤ稲葉学校」を設立。99年、琉球大学法文学部教授。2006年、那覇簡易裁判所判事。09年、名護簡易裁判所判事。12年、定年退官。13年11月、臨済宗の僧侶となる。14年1月、弁護士登録。同年9月、インド・ラジギールで修行。15年1月よりインド・ナグプール仏教大学設立アドバイザーとして活動中。

 稲葉:今の科学でわかっていること、検証できることは、世界の中の砂粒ほどもないということ。そのことだけは心にとめておいた方がいいとと思います。科学万能主義なんて、とんでもない。なぜそんな傲慢な考え方ができるのか不思議なほどです。

 全体に稲葉さんの言葉の方が手厳しいかな。

 医療問題についてはけっこうな論戦。

 稲葉さんは抗がん剤なんてとんでもない!的な攻撃を仕掛けると矢作さんは応戦。さすがに抗がん剤すべてを否定しないし、今までの医学界の研究の流れからいくといたし方ないところもあるような言い方。もちろん、医学界を変えたいとは思っていらっしゃるんだけれど、それは一筋縄ではいかないと・・・。

 でも、笑っちゃうのは

 矢作さん:わたしはガンにはなりません。みつけなければいいんです。

 ええっーー検診しない、検査しないってこと?? すてき〜〜!

 「そのままにしておけばいい、生きるだけ生きればいい」・・・・・これは稲葉さんの言葉

 二人とも、「死」が×で「生」が〇って思ってないからねえ。

 「死」は素敵な世界だとも言う。着ぐるみが着物を脱ぐように、肉体を脱いで、あっちへいくだけ。また、いつか違う着物を着て戻ってくる・・・。意識は死なない。

 二人ともこれだけの高学歴、ハイソなお仕事をされた上での御言葉で、なかなかに重みがある。

 天皇のことやら、日本人の魂のあり方とか、天孫降臨・・そんなところまで話はひろがり興味は尽きなかったです。

 「レインボーチルドレン」っていうとても波動の高い子どもが生まれてきているという話題にもなり・・・

 意識が広くて、物質にとらわれていなくて、見えない世界や宇宙の構造もわかっているし、植物や動物の意識とも繋がっている子、宇宙の子だそうです。

 アスペルガーとかADHDとかとレッテルを付けられてしまう子どもに多いそうです。

 今の狭い低い次元の世の中で圧迫して潰してしまわずに、自由に表現できるようにしてあげて・・・と。

 そうかぁぁぁ・・・なるほどなあ。

 稲葉さんは断食会とか瞑想会とかをされていて、一度お会いしてみたいなあと思っています。

 私の「逢いたい人」リストの中のかなり上位です。矢作さんは今のところリスト外ですね。
 

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