2010/12/29  18:12 | 投稿者: ますこ

 新幹線の帰りにと、京都に持っていった吉村氏のエッセイ。面白く読んだ。原稿用紙2枚程度なのかな、短くまとめられた日常のさもない話の中には吉村氏のユーモアと頑固さと、あたたかさ、生真面目さ・・お人柄のすべてが集まっているのではないかと思う。電車の中で読むのにもってこい!
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2010/12/27  20:03 | 投稿者: ますこ

 京都までの新幹線で読んだ。最近気に入っている乃南アサ。面白かった!!新幹線の中とその日の夜とで読んでしまった。今、ネットで検索したら昔、映画になっていたらしい。そうだね、映画にしやすいストーリーだ。
 ラブ・サスペンス?っていうのかな。結婚式を数日後に控えた主人公が車の事故で記憶喪失になってしまう・・・結婚式の数日までに記憶を取り戻していくが、そこで分かっていく自分のとんでもない過去・・・。
 今年は読書数はあまりよい成績ではない。まあ、数の問題ではないだろう、読書する時間が自分の癒しや肥やしになっていればそれでよい。
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2010/12/16  18:18 | 投稿者: ますこ

 重松清の「季節風 冬」を読んだ。短編集。どの話も季節は冬。重松さんのあったかほんわかじんわりのお話満載。重松さんは冬が好きで、学生の時には冬には北海道、東北、山陰、北陸などの寒い地方を周遊券を持って長期に旅行したそうだ。ねぐらは深夜の電車だったそうだ。
 なんとなく、人間関係なんかに疲れて、仕事のことなんか思い出したくない・・・赤ワインととチーズでいっぱいやってから寝ようなんて夜が続いて、布団の中でちょっと読書してから眠りの世界にはいっていく・・・そういう時に読むにはもってこいかな。
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2010/12/12  7:32 | 投稿者: ますこ

 乃南アサさんの女刑事音道貴子シリーズを読んだ。いいね。乃南さん、気に入った。冬休み用に数冊購入しよう。
 昨日は胃カメラを飲んだ。夕べからのどに違和感がある。ポリープをとったとのこと。きれいな筋模様でストレス性胃炎。胃壁が薄くなっている・・・だって。
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2010/11/28  22:54 | 投稿者: ますこ

 乃南アサの女刑事音道貴子シリーズの「未練」を読んだ。いわゆる刑事もの、サスペンスというわけではなく、事件の関係者の人間模様や、児童虐待なんかの社会問題も含め、貴子さんの刑事として女として、娘として・・・と日常の生活の中で「生きている」いろいろな思いが書かれている小説・・かな。読んでいて、貴子さんの存在がそんなに作り話っぽくなくて身近に感じられて面白く読んだ。今日、AOIに行ったついでにおんなじシリーズの「花散る頃の殺人」を買ってきた。
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2010/11/21  8:07 | 投稿者: ますこ

 重松清の「定年ゴジラ」を読んだ。私の父なんかよりはちょっと下の世代かな、いわゆるニュータウンと呼ばれる分譲住宅に庭付きマイホームを購入、都心までの片道2時間の通勤をこらえてまで、自分の描く家族の幸せを優先し、そして残業、残業の企業戦士として戦ってきたそんな世代が定年を迎え、そのニュータウンの中を毎朝、散歩する・・・・まあ、そういう設定でお話は進んでいく。そこに住むそれぞれの家族の日常的な話。でもホームドラマってわけでもないかな。その世代の「父」の感じ方もあちこちにちりばめられ、軽いタッチではあるけれど読み応えもある。
 疲れている時ってけっこう神経が高ぶる。夕べ、すぐに寝ようかと思ったが読み始めたら、最後まで読みとおしてしまった。
 
 修学旅行で撮ってきた写真をもう数枚、アップしよう。

 トロッコ電車の車窓からの景色を2枚。保津川下りはこの時期は寒いだろうね。景色はいいだろうけれど。

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2010/11/14  8:48 | 投稿者: ますこ

 重松清の「その日の前に」を読んだ。7つの短編集。そのうち3つは「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」とつながったひとつのお話。それだけでなく、それ以外の二つのお話に出た人物が再登場して微妙に話が続いていたりする。テーマは「死」。「その日」とは余命を宣告された妻とその夫がいずれ迎えることになる「その日」のことだ。
 重たいテーマではあるが、重松さん独特のあったかモードで話が進んでいくので、涙することはあっても重いなあという読み辛さはない。
 癌になりたいっていうのも変だけれど、自分の「死」を準備できるという意味でいい死に方だと思っている。そりゃあ、死の準備なんて簡単なもんではないわけで、一杯苦しむのだろうけれどさ。ともかくも、昔は人生50年といったわけで、十分にその年齢なんだから、いつ死んでもしかたがない、耐用年数は切れていると覚悟していようと思っている。だからこそ、どう、生きていくかが大事なわけで・・・・一週間、ブログの投稿ができなかったのには、けっこう忙しくて余裕がなかったプラス「どうしたものか・・・」という話題が自分の中に生じてしまったせいか・・・?
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2010/11/6  20:29 | 投稿者: ますこ

 鎌田實氏の「空気は読まない」を読んだ。
 いつものことながら、何度も涙がでる。いろいろな人の生き方に出会う。死に方にも出会う。家族や苦しい立場、弱い立場の人にやさしく、その人たちのために何か自分にできることをしようとする生き方がたくさん紹介される。そういう生き方に勇気づけられ、温かさがつながっていくエピソードが紹介されていく。
 鎌田ワールドにすっかり包み込まれ、人間って捨てたもんじゃ無いじゃんって思いながら自分はどうなん?と振り返ってみる。んー。どうなんだろうねえ。別に本に紹介してもらえるような立派なことでなくたって、つつましい、普通のちっぽけな人生の中で、「人として生まれてきたことを誇りに思えるような、何か芯のある、筋の通った、心のこもった何か」そんなものがあればいい。そういうものをだれもが持っていれば、あるいは持てるような「空気」があれば、鎌田さんが言うように、「あったかさは感染する」・・そしてより誰もが自己実現しやすい「空気」になっていく・・・のかな?!
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2010/11/2  22:01 | 投稿者: ますこ

 乃南アサの「駆け込み交番」を読んだ。読んだことのない作家のものを読むときにはちょっと緊張する。でも、今回は大当たりでよかった。初めから読みやすく、すっとはいっていけた。そして面白かった。小説の展開も面白かったが、主人公の若いおまわりさんがちょっとずつ成長していく様子がなんとも微笑ましく、面白かった。
 職業をもった若い男の子が自分の職業についての思いを深めていく時ってどういうときだろう。長男は就職して4年目。次男は来春、就職する。彼らも自分の仕事に誇りをもち生きがいを感じている、あるいはそういうようになるのだろうか。長男にはそれを感じさせるような言動がある。それはいつ、どうやって生まれてきた感情なのだろう。
 ところで自分は?
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2010/10/31  11:32 | 投稿者: ますこ

 吉村昭の漂流物。吉村さんらしいテンポの良い筆運びに引き込まれて三日で読んでしまった。面白かった。彦蔵の数奇な人生も興味深いものであるが、人の人生が歴史の流れに翻弄されていく有様や、逆に、一人の人が当たり前に生きていく生活の中で、いろいろな出会いがあり、その中で歴史は作られていくのだということの面白さを満喫した。小さな村の貧しい船乗りだった彦蔵が漂流してアメリカに行ったことがその時期の日本や諸外国の歴史を変えていくひとつの因果関係の中にある・・・幕末であるから、小説にでてくる多くの人々や出来事がそれ独自で小説や伝記、歴史書など多くあるわけで、そのつながりを思うと、わくわくしてしまった。吉村さんの頭の中ではどんな整理の仕方していたのかなあなんて思いながら楽しく読んだ。
 今年は趣味が広がってか読書が少ない。秋の夜長に少し挽回したい。
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2010/10/24  8:24 | 投稿者: ますこ

 久しぶりに書店によって何冊か本を購入。昨日は時間があったので公園のベンチやTULLY'Sでゆっくりと読んだ。
 昨日読んでしまったのは佐渡裕の「僕はいかにして指揮者になったのか」。面白かった。クラッシックのコンサートに行こう!という気持ちになったし、佐渡さんのコンサートにも行ってみたくなった。
 才能のある人っていうのはすごいよね。でも、この本を「佐渡さんは才能があるから・・・」で済ましちゃったら申し訳ないだろう。自分の中にあるものをどう大事にするのか、そのことにどう自信をもつのか、それは生き方の問題なんだよな・・・
 若い人たちを勇気づける一冊だろうけれど、おばさんも勇気づけられた。 
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2010/9/23  20:59 | 投稿者: ますこ

 久しぶりにカテゴリ「読書2010」での投稿。吉村昭の講演やいろいろな雑誌に出したエッセーをまとめたもの。戦争ものを書いていた時のことやそれを止めて歴史ものに移っていったいきさつとか、自分の中の戦争への思いとか、ある人物について小説にしようと思うきっかけの話とか・・・
 いつもの吉村昭の文体で安心して読めた。
 今年は読書はあまりすすまないね。自分に与えられた時間は同じなのだから、山に登ったり、リコーダーやったりと趣味を広げているのだから無理もないな。
 明日一日頑張るとまた、土日のお休み。今週は3日しか働かない。来週は週末が運動会だから目いっぱい働く。この土日に力を蓄えておこう。
 今日は雨でずいぶんと涼しい。昨日は36度を越し、なんと秋分の日の前日に今年の最高気温を更新。異常気象だねえ。
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2010/7/19  18:15 | 投稿者: 益子

 久しぶりに一冊読み終えた。寝る前にすこしずつ読み進めて2週間ぐらいかかってしまったかな?もっとだろうか?
 作者の松井今朝子さんは松竹で歌舞伎の制作に携わっていたが、フリーになり評論や小説を書いているとのこと。
 小説を通して吉原の様子を事細かに紹介するという内容になっている。花魁(おいらん)が蒸発した事件について、その花魁にゆかりの人たちをたずねて話しを聞きだし、その全様を明らかにしていくという設定。どういう人がなんのために調べているのかも謎のまま話は進んでいく。話の筋というより、どうやってこんなに詳しく、吉原の生活ぶりを調べたのだろう・・と思える程の吉原生活史みたいな資料集になっている。
 なかなか面白かった。
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2010/5/23  8:19 | 投稿者: 益子

 NHKの朝の連続テレビ小説の「ゲゲゲの女房」がけっこう面白いらしい。実家の姉や姪が見逃さないようにビデオにとったりしてみている。土曜日など、家にいる時に音声だけ聴いてみると「なるほど、なかなか面白そうじゃん」っていう感じ。
 昨日、書店にいって6月に登る山の地図を購入したが、その時になんとなく目に入ったので「原作」ではなく「原案」と書いてある「ゲゲゲの女房」を買ってきた。
 面白かった。確かに原案なのだろう。半年のテレビドラマになるほどの筋という筋がない。水木さんの奥さんが水木さんとの暮らしの中で感じてきたことを時間の流れに添った多少の思い出話と共にありのままに語っている。
 ゲゲゲの女房さんが、水木さんの女房で本当に幸せだと感じてこの本を書いていることが良く伝わってきた。
 見合いをして5日目に結婚式。こういう感覚って今の時代には合わないけれど、でも最近なんとなく、これはこれで良かったのではないかなって思ったりもする。恋愛して結婚する。その恋愛を「家庭」「家族」「生活」「日常」というカテゴリーの中での「愛」に切り替えていくのはけっこう難しいことなのかもしれないなと若い人たちを見ていて思うのだ。昔の人たちは、親が決めた結婚で愛なんてものはなく、生きていくっていうことはこういうことなんだ、って受け止めて、そして縁あって連れ添った人との暮らしに必死になっていくうちに「愛」が生まれてくる・・・それは初めから恋愛ではなく「愛」だ。
 また、ちょっと別の側面から考えると、「家を継ぐ」「代々の墓を守る」というような言葉が果たしてきた日本の家族のあり方と「恋愛結婚」とはやっぱりあわないから、核家族が進んで、いくつかの世代を超えた交流の中で学びあえることも少ない(これは老人介護のことや死生観、子育て観などなど・・いろいろなことに影響があるよね)し、どう相続していっていいかわからないような土地や家や墓だらけだし、女にとっては結婚が就職みたいなものだったけれど、今は実際に収入を得て自分のお金っていうやつがあるから、結婚しなくたって平気だし、少子化なんて防げない・・・
 でも、女の人権、自立という意味で考えれば、よい時代に変わってきたのだけれどね。難しいことはわからないけれどさ、これで夫婦別姓なんていうことになると家庭、家族っていうやつはますます難しいことになりそうだね。
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2010/5/10  19:43 | 投稿者: 益子

 吉村昭の「時代の声、資料の声」を読んだ。各方面の書き物をする人と吉村氏との対談集。吉村氏が亡くなってから、タイトルにあわせてあちこちから集めてきて本にしてある。亡くなっても、というか亡くなってからだからこそ、こういう本で儲けさせてという出版社の考えか。でも、私のように最近のにわか吉村ファンにとっては長年にわたってあちらこちらの雑誌等に書いてきたいろいろなものをなんらかのテーマでまとめて一つにしてくれれば、それはそれで読みやすいし、こういうものがなければ、読む機会もなくありがたい。初出は一番古くて70年というものもある。城山三郎と対談が一番新しくて00年。
 吉村さんの小説がとことん調べて調べて、でも調べ上げたたくさんの資料をばっさばっさと切り捨てて、吉村さんのテーマ、これを書きたい(描きたい)ところを書いていくというその手法は「ノンフィクション」なのか、または「ノンフィクション」とどう違うのか?というような話題も何度か出てくる。吉村さんは「小説だ」「事実を小説としての効果を考えながら書く」としながらも、そこのところにはあまりこだわっていないようだった。自分の中にある「どうしても」「これを書いておかないと前に進めない」という心の中に突きあがってくる、湧き出てくる想いの表現、あるいは表現方法ということか。戦争のこと、戦争時代の日常の思い出、戦後の生活やそのころの戦争に対する思い、結核を乗り越えて生きてきた思いなどなどを10人の人と語っている。
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