アメリカ彦蔵

2010/10/31  11:32 | 投稿者: ますこ

 吉村昭の漂流物。吉村さんらしいテンポの良い筆運びに引き込まれて三日で読んでしまった。面白かった。彦蔵の数奇な人生も興味深いものであるが、人の人生が歴史の流れに翻弄されていく有様や、逆に、一人の人が当たり前に生きていく生活の中で、いろいろな出会いがあり、その中で歴史は作られていくのだということの面白さを満喫した。小さな村の貧しい船乗りだった彦蔵が漂流してアメリカに行ったことがその時期の日本や諸外国の歴史を変えていくひとつの因果関係の中にある・・・幕末であるから、小説にでてくる多くの人々や出来事がそれ独自で小説や伝記、歴史書など多くあるわけで、そのつながりを思うと、わくわくしてしまった。吉村さんの頭の中ではどんな整理の仕方していたのかなあなんて思いながら楽しく読んだ。
 今年は趣味が広がってか読書が少ない。秋の夜長に少し挽回したい。
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