上橋菜穂子と<精霊の守り人>展

2016/7/5  13:56 | 投稿者: masuko

 2014 年、上橋菜穂子は子どもの本における最高の賞である国際アンデルセン賞作家賞を受賞しました。日本人では詩人のまど・みちおに続く2人目の栄誉です。多様な価値観や、文化的背景の異なる人々が織りなす世界を鮮やかに描きあげる作品は、世界的に高い評価を得ています。1989 年の作家デビュー後、『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』などのベストセラーを世に送り続ける上橋菜穂子は、創作においてはプロットを作らず、自らの内なる〈羅針盤〉の動きに合わせるようにして壮大な物語を紡いでいきます。

 本展は、代表作〈精霊の守り人〉シリーズに描かれる多文化共生を軸として、その卓越した物語世界を紹介する初めての大規模展です。シリーズ関連資料や文化人類学の研究ノート、作者が本展のために語り下ろしたインタビュー映像などで作品の魅力に迫ります。単行本の挿画のほか、TVドラマ資料やアニメ、漫画化された作品も展示。異なるジャンルのクリエイターたちを刺激してやまない〈守り人〉シリーズへのアプローチもご堪能いただけます。
私たちの心の奥にある神話や伝承文学と同じように、ファンタジーや児童文学の枠をはるかに越えた、あらゆる世代に開かれた「本物の物語」がここにあります。日本語で書かれた、魂をゆさぶられる物語世界の素晴らしさ、面白さにぜひ触れてみてください。


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 ということで、わざわざ世田谷文学館というところまで行って来ました(6月29日)。京王線の蘆花公園という駅の近く。この公園はなんだ?・・・・そのことはまた後日。

 さすがに「守り人シリーズ」のファンは多いのですね。平日の午前中なのに賑わっていました。

 東京の「区」っていうのは凄いよね。区ごとにけっこう立派な公共施設を持っている。まあ、こちらでいうところの「市」より力あるのかもな。

 世田谷文学館
 
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 「作者が本展のために語ったインタビュー映像」というのが会場のあちらこちらでテーマを変えて流されていてこれがなかなか面白かった。お人柄も、考えているこことも分かるものでした。

 精霊の守り人(最初の最初)を書き終えて出版社にその原稿を渡す時に添えた手紙が展示されていた。
 もし本にしてもらえるなら是非是非、二木真喜子さんに挿絵を描いてもらいたい。しかし、スタジオジブリの仕事で多忙を極めるのでどれだけ時間がかかるか分からないけれど、それを了解した上で彼女に依頼してほしい、内諾はとってある・・・というような内容のことが簡潔にでも、ちょっと遠慮して、そして心からのお願いよって感じで書いてある。「上橋さん」のこだわり方を感じた。

 その二木さんだが、今年の5月13日に亡くなられたとのこと。58歳。なんということか。忙し過ぎたのかな。ジブリもブラック企業みたいなものかもな。
 上橋さんの追悼文

 二木さんが描いた挿絵等

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 この展覧会、秋には静岡でもやるみたい。
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