憂き世店 宇江佐真理

2016/3/26  9:47 | 投稿者: masuko

 オール読み物三冊を図書館に返しに行ったときにちょっと宇江佐さんの本をペラペラと見ていたら、ゴローニン云々というところがあり、ほー宇江佐さんは松前藩のことをどう書いているかなって興味もあって借りてきた。

 松前藩が移封(お国替え)になり浪人になってしまった総八郎が、藩の帰封を祈り願って妻と娘と貧しい暮らしをしながらも、江戸徳兵衛店という長屋で町人達とそれなりに和やかな日々を過ごした、帰封かない務めに復帰するまでの15年間のお話。

 やっぱり司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」も読んでから描いたかなあ? こういう小説を描く以上はそうとうに松前藩の歴史について勉強したんだろうなあ・・・

 そういう藩の事情をベースにおきながらも、あくまでもお話は宇江佐さんお得意の人情話、市井に暮らす普通の人々の何気ない日常のお話。

 面白かったよ。

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