2017/8/18  13:58 | 投稿者: masuko

 面白かった。

 前半、ペンクラブ設立当時の島崎藤村との関係が書かれている。

 中盤では川端康成がペンクラブの会長だったころのいろいろ。

 次には義兄弟の盃を交わした百武源吾のこと。

 百武源吾とはフランスで出逢ってすぐに意気投合兄弟の約束をしたそうだ。

 ウィキペディアによると百武さんは

 日本の海軍軍人。最終階級は海軍大将。第7代九州帝国大学総長。佐賀県出身。兄・三郎と源吾は海軍兵学校を首席卒業し、ともに海軍大将となった日本海軍史上唯一の兄弟である

 戦後は
昭和20年(1945年)8月15日、百武は辞表を提出し、静岡県引佐郡に移住し帰農する。64歳になっていた百武は自らの手で畑の開墾を始め、夜明け前から日没後まで農作業に追われた。訪れた人が涙を流すほどのあばら家生活で、最初の2年は何も収穫できないような状態であったが、自給自足できるまでに成功させた。

 なんで海軍大将が大学の総長?っていうのは、開戦反対を強く訴えていたので、軍を追い出されたようですね。

 参議官としても陸海軍参議官の中で開戦にただ一人反対し、最後まで対米協調に邁進した。永野修身・軍令部総長が体調を崩し、引退をほのめかした際に、百武が序列から見て総長に任じられる可能性が高いことが問題となった。後年百武自身が「軍令部総長や海軍大臣に就任することがあれば、開戦に反対であり思いきったことをやるつもりであった」と述べているように明白な避戦派である百武が総長となることを阻止する水面下の工作の結果、永野続投が強行され、さらには戦時下にも関わらず百武を予備役に編入し、海軍から追放することになった。大将の定年まで5年を残しての予備役編入であった。
 


 この「人間の意志」では自分の意志を貫いていくことの大切さ、そうすれば必ず神様は応援してくれる・・・ということを言いたいので、そういう意志を強くもって生きた人をたくさん紹介しているようだ。

 後半はゴルバチョフとレーガン大統領の会談のこと等、東西冷戦の終結を書き、それは親神様が原子爆弾による戦争を起こしちゃいかんということで見えない世界から二人に働きかけて実現したという内容になっている。

 また、光治良さんはルルドの奇跡の水のような神の水の作り方を親様から教わり、その水を飲めば病気が治るということで貰いに来る人が多くなり、水作りが忙しくなってくる。

 どうやら○○首相も飲んだみたい。奥さんが貰いに来るんだな。これについては名前がアルファベットになっていて実名をあげていない。

 光治良さん自身は沼津の貧しい漁村(我入道)の出身で中学校に行くにも他人のお金をもらわなくてはいけなかったわけだけれど、沼津中、一高、東大と進み、成績優秀で国の役人にもなり、どういうわけか父親代わりになってくれる人とも巡り合い、その関係で名鉄の社長の娘と結婚し、フランスに留学させてもらい・・・というラッキーな人生の中で歴史に名を残している多くの著名人と知り合いになって人生の要所、要所で支えてもらっている。

 華族、軍人、政治家、作家、学者、経済界の重鎮・・・星野リゾートの元の軽井沢の星野温泉とも懇意になり別荘も手に入れ、疎開先にもなり・・・てなわけでものすごくブルジョアで、エリートな暮らしをしていくというのは才能?選ばれた人?ってことなんですかねえ。

 前世的な話もチラリとでてくるんだけれど、ある時はソクラテスの弟子、またある時はヨハネだったとか。


 好きなこと、一生懸命やりたいと思うことはそれは神がその人に与えた使命だから、その意志をどんなことがあっても守り、貫いていくと神様が守ってくれるよ、応援してくれるよ

 というメッセージを込められた小説でした。

 
 大自然を感じなさい、大自然に神様を感じなさい、その神の子であることを感じなさい・・・そうするとあなたの人生が変わって来るよ・・・的な文面があったな。

 読みながら付箋をはっておかないと後で探すのは大変。

 あと一冊で神シリーズ読了となります。



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