2016/12/1  10:30 | 投稿者: masuko

 朝井さんて筆が速い?

 今年、彼女の新刊を読むのは4冊目。

 「眩」、「残り者」、「落陽」そしてこれ。

 生類憐れみの令で知られる江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉は、旧来の慣習を改め、文治政治を強力に推し進めて日本の礎を築いた。だが、その評価は大きく分かれている。加えてその治世には、赤穂浪士討ち入りや富士山噴火など、数々の難事が生じた。綱吉は暗君か、それとも名君だったのか。
今も世間に誤解される将軍の、孤高かつ劇的な生涯を、綱吉とその妻・信子の視点で直木賞作家が描ききった傑作歴史長編。


 テレビの時代劇に出てくる綱吉っていい印象がなかったけれど・・・

 小説だから歴史書ではないけれど、でも、あーそういう経緯、あーそういう考え・・・と綱吉さんを見直すことができた。

 「生類憐みの令」も江戸時代史見直しの中で再考されているとか。

 「戦国の殺伐とした気風を排除して徳を重んずる文治政治を推進(ウィキ)」というのもなるほどなだな。

 そういうことを考える人がいなくちゃ、戦のなくなった世の中で武士とはどういう生き方をしていくべきなのか分からなくなっちゃうものね。
 
 戦のない平和な時代が300年近くも続いたんだから、なんだかんだあるだろうけれど、徳川さんやその周りにいた人達ってやっぱり凄いよね。

 面白かった。


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