2015/1/17  18:13 | 投稿者: masuko

 佐渡裕さんだ。あまりにも力強い文章だ。
 指揮者って何なのか? 音楽の喜びとは何なのか? 第九について、オーケストラについて、若い音楽家を育てることについて、新たな挑戦について・・・今まで考えてきたこと、考えながら行動してきたこと、行動することで新たに発見してきたこと、そして、これからの3年間、ウィーンのオーケストラの芸術監督として挑戦していきたいことなどを書いている。まるで、先日じっくり見させてもらった指揮のようだ。一瞬たりとも気を抜くことのない文章、全身全霊をかけてその一瞬に生まれ出る音に意識を集中させる時のような、そういう気迫のある文章だった。
 小学生の頃からスコアを見るのが好きだったというのだから本当に指揮者になるために生まれてきたんだね。
 今でも、あのころの佐渡裕少年が客席にいると仮定して彼を楽しませることができたかどうかが評価の基準になるという。
 指揮者とオーケストラの関係はなかなかデリケート。その人間関係が音楽に現れるわけでそのあたりの話題について、とても面白く読んだ。指揮者っていうのはすごい存在だね。佐渡さんも書いているけれど、指揮者なんかいなくたって音楽は成立するからね。
 多くの「ふつーーの人」に音楽を楽しんでもらいたい、音楽の素晴らしさを実感して欲しいと心から願っていることが良く伝わってきたよ。

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