2013/6/17  18:24 | 投稿者: masuko

 友人がDVDを貸してくれた。小沢昭一の唐来参和(井上ひさし作)。
 面白い!面白すぎ。
 前半は落語かと思うような小沢さんのおしゃべり。ぐいぐいと引き込まれ、笑いが絶えない。その笑いの中で知らず知らずの内に江戸の生活、吉原の仕組み等を教え、本題に備える。
 突然、すっと彼は役者になってしまう。羽織を裏返し、手ぬぐいを頭巾かぶりにし、お婆さんになってしまう。そして、訪ねてきた同心とおしゃべりするような形で身の上話になっていく。もちろん、一人芝居だ。
 芝居をしながら粘土を器用に扱い、まねき猫を作ってしまった。
 笑いと涙。人間の生きざまの悲しさ、面白さ。
 なんとも言えない。
 上質の笑いとはこういうものだよね。芸についてどれだけの勉強、研究をし、そして世の中について、人間について考えてきたのか、そういう人間の大きさそのものがバックグラウンドにあってこその笑い。

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