2012/9/27  18:56 | 投稿者: masuko

 津村節子さんの文庫本はなかなか見つけられない。書店に置いてないことが多い。先日、他のものを探していて、ふと目にはいりこれは珍しいと買っておいた。
 「春遠く」「風花」「さい果て」「玩具」「青いメス」の5篇の連作小説で、「玩具」は芥川賞を受賞している。
 題材には夫の吉村昭氏との新婚のころの話を使っているが、私小説ではない。登場人物の志郎と春子は仕事に失敗して東北や北海道に衣料品の行商に行く。これは実際に吉村・津村夫妻の経験したことではあるが、志郎は小説を書きたいと思っていても、春子は小説を書こうとしている妻には描かれていない。志郎という男の心がつかめず、その愛を求め、心を痛めてさまよう女心が切なく表現されていて、とても共感できた。志郎ほどではないにしろ、たいていの男は自己中心的で勝手で、妻のことなんかより自分の興味や趣味の方に気を取られている時間が断然長いという生き物ではないだろうか。その点、女は夫や子どものことがまず第一で、自分のことは二の次ということが自然にできる生き物だと思う。まあ、そういう男女像というのも、ずいぶん変わってきているのだろうけれどね。
 吉村さんが何の賞も獲得できずにいるころ、妻の節子さんは芥川賞を受賞。そんな小説家同士の夫婦というのもずいぶん葛藤があったことだろう。その辺の所は節子さんが「重い歳月」という小説にしているようだ。また、探してみよう。
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2012/9/25  19:39 | 投稿者: masuko

 「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。急に涼しくなってきました。一枚、布団を増やしておかないと、朝方、寒くて目が覚めます。足下においておいて慌てて掛けています。
 三連休の最終日に父がなくなり、そのまま、先週は仕事を休み、土日となりましたので、昨日の月曜日、9日ぶりに出勤しました。なんだか、もう行きたくないな、このまま退職しちゃいたいって思いました。正直な気持ちです。家族のことで過ごした数日間のモードを仕事モードに切り替えるのが、とっても億劫、辛いと感じました。これが、歳を取ったということでしょうか。考えてみれば、共稼ぎ、仕事と家庭の両立というほどではありませんが、子どもを3人育てながら仕事してきたこの28年は、この切り替えの素早さを自負して生きてきたわけですし、切り替えることができるからこそ、成り立ってきました。この切り替えが大変になった、できれば、家庭人の自分でずっといたいという思いが強くなったというのは、いわゆる潮時ってことだと思います。予てからの計画通り、今年度末で退職しようという気持ちが固まっています。
 まあ、昨日も学校に到着しちゃえば、てきぱきと仕事するなあって自分でも驚きましたが、今日になって、休んでいた間に溜まっていた書類を昨日、目を通したはずなのに、見落としたものがあり、今日の夕方気がついて、おっと・・・本日の出張だった・・・まずい、もう遅い・・・なんていう失敗もしてしまい、やっぱりちょっと容量オーバーだなあって思いました。
 後期高齢者被保険者証、介護保険証を区役所に持って行きました。厚生年金や地方職員共済組合、薬剤師会など、父が年金をもらっていたところに連絡をしました。戸籍謄本やなんやらかんやらと書類を用意しなくてはなりません。生命保険会社にも連絡しました。保険会社と保険金受取人の母を引き合わせなくてはなりません。まずはそこまでのところを手続きし片付けてから、相続、名義変更あたりに手をつけますかね。人が一人死ぬと、けっこうやることがあります。ぼちぼちやりましょう。
 
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2012/9/21  21:12 | 投稿者: masuko

 東京へいったついでに、上野の二つの美術館に寄ってきた。東京都美術館と国立西洋美術館だ。美術館にいくことはあまりないが、たまには名画に触れるのも悪くない。どちらの館でも500円だして音声ガイドを借りて歴史的な背景や画家についての説明などを聞きながら、観てきた。
 さすが、東京だね。どちらもその日がその企画展の最終日だったとはいえ、満員で列をなし、入場制限をするほどたった。
 目玉はなんといってもフェルメール。東京都美術館の方はマウリッツハイス美術館展でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。国立西洋美術館はベルリン国立美術館展で「真珠の首飾りの少女」。
どちらも絵の中に光を感じる。耳飾りの方は少女の表情や目線が絵を見ている人を意識しすぎている感じもする。首飾りの方が自然なひとつの情景として少女が描かれていた。
 ヨーロッパにいって美術館巡りをしたいような気持ちになった。

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2012/9/21  20:57 | 投稿者: masuko

 16日は東京で特別支援教育士、資格更新研修を受けた。特別支援教育に関する、最新の話を聞くことが出来て面白かった。いろいろな研究や実践が進んでいて、少しずつではあるけれど、多くの発達障害と呼ばれる子供や大人が生きやすくなっていっているように感じた。また、そういう障害のある人に特化した話ではなく、ユニバーサル、つまりこういった支援は誰もが、生きやすく、分かり易く、過ごしやすい教育環境、就労環境等、生活環境を整えていくことになるんだよという考え方もだいぶ広まってはきているのだと思う。
 しかし、私が1学期に出向いた2校の小学校の研修では、やっぱり「困っている子」ではなく「困った子」として扱われてしまう雰囲気がまだまだ抜けきっていないように感じた。
 さらにもう一歩、前進するための原動力はどこから生み出していけばいいのだろうか。それぞれの現場の教員の努力に任せているのには、限界が来ているように思う。そのあたりがもどかしい。
 
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2012/9/21  20:44 | 投稿者: masuko

 連休中に読み終えた。最後は上野公園のベンチで。 
 「下」ではサトウハチローの息子たちのやっぱりどうしようもない佐藤家の血のなせる?不良の話やハチローさんやその奥さん、愛子さんのお母さんの死、愛子さんの夫との確執、愛子さんのお姉さんの変貌等が書かれている。
 上、中、下とこんなに長い小説を読んだのは久しぶりだ。こういう考え方、生き方をした人たちもいたんだなっていうことはよく分かった。他人に迷惑を掛けてはいけないってよく言うけれど、これほど迷惑を掛けっぱなしの人達もいるんだなって思うと、なんだか救われるというか、まあ、世間のことを気にしてあんまりがちがちにならないで、自分の思いに正直に生きたっていいのかなっていう思いが読後感かな。
 小説として楽しんだというよりは、他人の家を興味本位に覗いて楽しんだというところだろうか。なんとなく、愛子さんが書かずにはいられなかった思いも分かるような気がしている。
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2012/9/19  8:04 | 投稿者: masuko

 血脈を読み終えた感想、東京でふたつ美術館を観てきたこと、お勉強したこと・・・
 いろいろ更新ネタはあるのですが、ゆっくり更新できません。
 17日午後、父が亡くなりました。90歳。大往生です。急といえば急なのですが、寿命だったのだと思います。老衰により生きていくための身体の機能がかなり衰えているというベースに、ちょっとしたアクシデントで急激に悪化したのだろうと考えます。そのことに医療が対応するのを治療というのか延命というのか疑問が残ると思うと、ほとんど治療せず、彼の命の炎が燃え尽きていったことを幸せだと考えています。そういうわけで、忙しくしています。またいずれ。
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2012/9/14  23:08 | 投稿者: masuko

 6月の末以来、休んでいたレッスンに久しぶりに行って来た。復活復活! たまに長期に休んでしまう事情があったとしても、ともかく趣味として、のんびり細々でもいいので続けていこう。
 新曲をもらってきた。ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏」。とってもきれいな曲だ。
 明日から三連休。のんびりした気分でいいね。
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2012/9/13  22:18 | 投稿者: masuko

 明日、一日がんばれば連休。土曜日は午前は自力整体、午後はカイロプラクティックに予約してある。健康デイだね。
 日曜日はこの前、書いたように、東京でお勉強。一泊する。
 月曜日は美術館とそして新橋演舞場で歌舞伎を観ることにした。
 カイロは先週の土曜日にもいったんだけれど、肋骨や横隔膜がうまく動いていないっていわれた。確かに。呼吸がおかしいとずっと思っていた。深呼吸がしたくなって、その深呼吸が気持ちよくできないんだ。何でかな。数回、通ってみようと思っている。
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2012/9/10  22:06 | 投稿者: masuko

 今週がんばると三連休だ。三連休の中日は久しぶりに特別支援教育士の研修会に申し込みをしてある。品川だ。たまには研修して更新ポイントを取得しておかないと資格を更新できなくなる。まあ、この資格を生かして仕事するってこともなさそうだから、どうしても更新しなくてもいいけれどね。せっかく東京、大阪、神戸への交通費、宿泊代、研修費とけっこうなお金を費やしてとった資格だからねえ。1回ぐらいは更新しようかな。更新には最低1回のLD学会の参加が必要。今年は仙台なんだなあ。10月の三連休の時だ。行ってこれたら行ってくるかなあ。
 で、せっかくだから終わったら娘とあって夕飯を食べて、それから一人でホテルに泊まることにした。娘のアパートで寝たりすると意外と疲れるし、会員になっているホテルの商品券があるからかなり安く泊まれるんで、ホテルを予約した。
 連休最終日は娘は予定があるみたいなので、ひとりでぷらりぷらり遊んでこよう。先日、友人から東京美術館でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を観てきたよとお土産のファイルをいただいた。私はあんまりそういうことに疎いのでよく知らなかったが、ファイルでみただけでもなかなかいい絵だし、たまには美術作品に触れるのも悪くないなと思う。ただ、この展覧会、その日が最終日らしい。話題の絵のようだから人が多いかなあ。
 まあ、適当にぼんやり、ぷらりとして気持ちのリフレッシュをしましょう。
 父のことで気が滅入っている。父はあんまりよくなる見込みがない。寝たきり老人になってしまうなあ。昨日まで毎日通ったけれど、今日はいかなかった。顔みるのが辛い・・・・
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2012/9/10  18:51 | 投稿者: masuko

 やっと読み終えた。ぶ厚いねえ。半身浴をゆっくりやりながら読んだ。「中」には佐藤家の面々が戦争をどう感じ、どう生きて、あるいはどう死んだかということと、戦後、紅緑(愛子の父)が、老い、もうろくし、弱り死んでいく様子とそれをシナ(愛子の母)がどう、感じて支えたかがかなり丁寧に書かれている。作り話もあるだろうけれど、紅緑の日記が残っていて、その引用にかなりのページが割かれているので、けっこう事実に近い話が多いのだろうと想像する。
 シナが凄い。頭がいいのだろう。いつも冷静で、ちょっと冷たいけれど、愛ではなくて理性で考えた上で、どうしようもなくワルの義理の息子達を支える。それでいて、それぞれの息子達のよいところ、優しい心も理解している。老いた夫に失望しながらも的確に支えていく。戦争についてははじめから勝てるわけがないと思っている。愛子さんのことも離婚した方がいい、小説でもかけばいい・・と判断している。そしてどうしようもなく絶望的なのは、自分の人生をこんなはずではなかった、望んでこうなったわけではない・・・っていつも思っている。・・・とまあ、愛子さんは自分の母のことをそう描いているわけです。
 さて、「下」もそこそこ厚いですよ。がんばりますか。ここまできたら佐藤家ととことんつきあってみるしかないね。
 佐藤家の彼ら、特別支援教育的にいえば、まさしくADHDなんだろうな。そんなこといってもあんまり意味ないけれどね。
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2012/9/5  10:10 | 投稿者: masuko

 母が退院し、施設を替えて、老健に入所した。追って、父も同じ施設の隣の部屋に入った。やれやれとしたのが8月の中旬。それから20日間の間に、母が日々、浮腫んでいくという状況があった。以前より利尿剤を減らして退院したので、それによる症状だろう。脚、もも、腕と順に腫れだして、パンパンになった。どうやら肺も少し水っけが・・・という状況になって、ようやく施設の看護師や医師が動いて利尿剤を増やしてくれた。貧血気味とか血圧のこととかいろいろあって安易に利尿剤を増加したくなかったのかもしれない。ぞうきんを絞るがごとく、腫れがひいて薬の量も元に戻し、今は足の甲のあたりが少し腫れている程度になって、小康状態。また、浮腫んだら、薬をふやすという対症療法しかない。
 父は至って元気・・・と安心していたらやってしまった。膀胱炎と転ぶというのが同時にきちゃった。どこをどう打ったかしらないが、背中を痛がっていて、起き上がったり、寝返ったりしない。でも、骨折しているというでもない・・・という施設の判断だから、家族の意向で医者にはいけない。老健というのは医療保険を適用しているところだ。そこの医者の見立てがあるのでそれに従うのが筋かなということで・・・今までの施設だったら、とっくに医者にいってくれっていわれいるところだけれどもね。
 前述の母のことも前の施設と違って、私が医者に連れて行かなくても施設の医者が対応してくれて済んだ。今回も膀胱炎の方は施設が薬や点滴の処置をしてくれておさまっていくだろう。そういう意味では老健に変わったことで、私は助かっている。
 で・・・背中の痛みはどうなんだろう。湿布はしてくれている。今朝の私の訴えで痛み止めをだしてくれるらしい。骨がもろくて多少つぶれたのだとしたら病院にいったからといって治るわけでもないだろう。大きく、どこかボキッとおれたのでもないようだというなら、施設の医者が緊急で外科にかかれと言わないのも分かる。そうなると・・この動きの悪さはどう回復していく見込みがあるのだろうか。せっかく歩いていたのになあ・・・これで歩けなくなっちゃうとかわいそうだなあ。
 父90歳、母85歳。何があっても不思議じゃない。穏やかな日々はそうは続かない。
 さて、昨日の夕方の看護師との会話でもしかすると本日、病院につれていくということもありかと思い、仕事の方は遅刻していくことにしてある。父の所から戻って、ちょっと一休みしたのでそろそろいくかな。
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2012/9/2  16:51 | 投稿者: masuko

 ここ数日、半身浴をやっている。ぬるめの湯にゆっくりつかる。湯船の端に段があるからそこに座り、ふたをしてふたの上の腕をだし、本をおいて読む。20分、30分とゆっくりつかって汗がたらたらでてきたらシャワーを浴びて汗を流して終わりにする。
 冷房にやられた体にいいように思う。
 冷え取り健康法という、昔読んだ本のことを思い出し、絹の下着を着るんだったよなあ・・・ネットで調べてみると、ちゃんと絹の5本指ソックスとか、重ねばきする綿のソックスとかシャツやレギンスなどネット販売していたので、さっそく注文しちゃった。絹を肌につけると毒だし効果があるとか。
 体を冷やさない、副交感神経を優位にしてリラックス、小食にする・・・
 本やで立ち読みしていると、副交感神経優位、リラックスのためには「いいひとやめましょう」なんていう見出しがある。人に気を遣い、がまんをし、気の進まない仕事をしてしまう「いい人」をやめて、自由に自分の思いのままに生きるということのようだ。やりたいと思うことで少々のストレスを感じて、やりとげ、達成感を持って生きる・・・なんてなかなかそうは行かないものですよねえ。でも、こういう年齢になったらそれを目指していいのではないかなあって思う。
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2012/9/2  16:29 | 投稿者: masuko

 とりあえず、中、下を読む前に一息つこうと思って、読んでみた。写真もたくさん載っていて、なるほど、愛子さんのお父さん、佐藤紅緑はこんな顔だったんだー愛子さんの子どものころってかわいいなあ、へーお父さんが惚れ抜いちゃった愛子さんのおかあさんはこんな感じ・・どうしようもない不良少年の兄たちは・・・と写真をみると、だいぶ親近感が増してきた。
 他は連載が終わって、書き終えた後の対談等。
 愛子さんはこれを書きおえてやっと家族を愛せるようになったと言っている。
「だ〜れかさんが、だ〜れかさんがみーつけた、小さい秋、小さい秋・・・・」の作詞で有名なサトウハチローさんは一番上のお兄さんだが、私にはこの人にどうっていうイメージがなかったから、血脈を読んで、がっかりもしないけれど、愛子さんは、サトウハチローのファンが本人の素顔を知ってがっかりするのでないかと心配していたりする。
 対談の中に読者からの感想が紹介されているけれど、人によって何を感じるかは本当に違うなあと感じた。当たりまえのことだけれどね。どの本を読んでも、何を感じ、何を自分のものにするかは自分次第だよね。小説を書く、描く、作品を作るという作り手側の表現、芸術性、人生観・・いろいろあるんだろうけれど、でも、それはそれとして読む側の自分が何を感じるかってことで読書は楽しめばいいよな・・・なんて思いながら読んだ。
 
 さて、親近感がわいたところでぶ厚い「中」に挑んでみるか!

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2012/9/1  11:27 | 投稿者: masuko

 短い小説だったからすぐ読めちゃった。あさのさんの時代小説、恋愛もの。なかなかいいね。最近単行本になったばかり。文庫になるまで待てばいいのに、なんだか面白そうで買っちゃった。面白かったよ。

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