2008/7/7  20:10 | 投稿者: 益子

 篤姫の時代考証を担当している原口泉さんの本「篤姫 わたくしこと一命にかけ」を読んだ。どうも、篤姫にはまっている。吉村昭さんの本も江戸の終わりから明治時代を生きてきた人の話しをいくつか読んで、とても面白かった。また、読みたいと思っている。(なぜかこのごろ近くの本屋で吉村の本はどの出版社のものもほとんど売切れている)
 この時代の人の話しになんで興味がわくのかなあ。
 歴史といっても、今の日本と繋がっていることを感じることができるというか、今の日本の根っこのことがわかるというか、人の出逢いとそこで起きたことは過去から未来へと因果を繰り返しているってことが面白いっていうか・・・この国をどうにかせにゃという気概がかっこいいというか・・・うまく言い表せないのだけれど。
 篤姫で言えば2枚の彼女自身の写真がどの本にも載っている。明治の時代の立ち姿と座っているものとの2枚だけれど、断髪している。明治の初めにあんなに短い髪の毛の女の人っていただろうか。立っている方の写真は、きりっと目を見開いて意思の強い太っ腹という顔をいかにもしている。大奥で多くの女たちを束ねて最高の地位にいた人。徳川家を守るため、江戸に総攻撃を仕掛けてくる実家である薩摩の隊長に「わたくしこと一命にかけ」と嘆願書を書いた人。縫い物が好きで明治になってからはよく針を持ち、勝海舟の着物を縫ってあげたりした人。彼女の人となりが感じられるいろいろな記録が残っているようだ。
 一人の女の人として会ってみたかった、お話してみたかった・・・そんな気にさせる人だ。自分の信念のある、誇り高いひと、豪華絢爛たる大奥にいたのに貧乏なんか平気で、お嬢さんではないしっかりもの、そして冗談も通じて面白くてチャーミングな人、・・・そんな雰囲気が写真からも読み取れる。
 テレビのドラマと史実とはずいぶん異なっていることだろうけれど、テレビはお話として面白く楽しんでいる。俳優さんたちの魅力もあってミーハー的に楽しんでいる。
 そして本当に生きていた歴史上の彼らのことも、とってもとっても魅力的だから、もっともっと知りたいという気持ちになってしまう。
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