孤宿の人 (下)

2011/9/20  22:57 | 投稿者: ますこ

 下を読み終えた。読み応えがあった。最後は泣いてしまった。「ほう」のけなげさ、純真さ、加賀殿の辛さ、多くの大人たちの勝手な思惑や虚の世界、その中で真実は何か正義は何かと苦しむ人たち・・・様々な人間模様が生き生きと描かれていた。解説は先日亡くなられた児玉清氏だった。「素晴らしい人生の友と出逢えた」と書いている。「この本への愛しさに心を震わせていた。なんと心を揺する親しき友に出逢えたことか、そんな想いで抱きしめたくなるような、物語への切なき余韻に漂いながら・・・」とも書いている。なるほどだ。最後のクライマックスがたたみかけるように、ぐっと涙を誘うので、なんともいえない「余韻」が残る。満足感が残る。
 小説を書くというのはすごいことだね。言葉の力で人をこんなに感動させることができるなんて、本当にステキなことだ。並大抵のことではないだろうが、こういう物があるとないとでは大違い、知っているのと知らないのとでは大違いだ。ともかくも書いてくれた宮部さんと、その本に出逢えた運命にお礼を言おう。ありがとう。
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