アラスカの大自然の奥深くで行われる犬ゾリレース、アイディタロッド・トレイルは最もタフで偉大なレースと言われる。アンカレッジからノームまで、96チームが1600kmを超える熾烈な旅に挑むよく訓練された16頭のイヌを原動力とする犬ゾリで、想像を超える過酷な土地を走る…レースの起源は、19世紀にさかのぼる。人間と盟友・イヌたちは苦楽を共にし、お互いを気遣い、高度な戦略を立てなくては1着でゴールインすることはできない。完走することは勝利であり、生還でもあるのだ。
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2009年7月22日、鹿児島県のトカラ列島などで皆既日食が見られます。
皆既日食が国内で起こるのは実に46年ぶりで、全国各地でも好条件の部分日食となります。
これを機に、空を見上げ、自然現象の素晴らしさや未知なる宇宙を感じ取ってみませんか?
番組では、ニンテンドーDS用のソフト「星空ナビ」を使った星空の観測や、望遠鏡を使っての最新の天体観測方法の紹介など、思わず空を見上げたくなる情報をたっぷりとお伝えします。
ケーブルテレビやCS放送、ウェブなどで多彩な分野の番組を配信しているアクトオンTV制作の番組、『もうすぐ日食「●」天体観測を始めよう』の放送が5月より開始される。ビクセンとアストロアーツが全面協力し、日食の観測方法や夏の星空ガイド、天体望遠鏡や双眼鏡の使い方などを紹介する30分番組だ。番組中で紹介された商品
番組にはビクセンとアストロアーツが全面協力しており、日食の安全な観察方法、星座の探し方、天体望遠鏡や双眼鏡の使い方など、天文の基礎知識が一通り押さえられている。ビクセンの望遠鏡「ポルタII A80Mf」、双眼鏡「アスコット ZR8×42WP(W)」、アストロアーツが開発したニンテンドーDS用ソフト「星空ナビ」を使い、都会でも楽しめる天体観測の方法が紹介されているので、とても実践的だ。
TV放送は「J:COM TVデジタル」ch.284を含む全国ケーブルテレビ223局、「スカパー!」ch.280/「光One」「スカパー!光」で、5月1日より放送(詳細は以下の「放送予定」を参照)。WEB動画では、「アクトオンTV」のウェブサイトで5月1日から7月31日まで毎日配信される。
今、日本は激動の時代。倒産、リストラ、そして家族までも…。そんな「日本の行方」を身近な視点で描き「本当に大切なもの」を考える「人間ドラマ」を届けます。
2月の中旬に約1週間カナダのホワイトホースに滞在して、撮影してきました。
カナダで夢に向かって力強く生きる人々と、その出会いによって私が変化していく記録です。
10年ぶりに日本人の宇宙飛行士候補者が2人誕生した。最終選抜試験に臨んだのはいずれも30代の10人。子どもの頃からの夢をかなえようと全力で闘った大人たちに密着。
2月25日、10年ぶりに2人の日本人宇宙飛行士の候補者が誕生した。
今回、宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)が実施した選抜試験には過去最多の963人の応募があり、30代以上の働き盛りが8割を占めた。宇宙飛行士の募集は10年間行われてこなかったため、いったんは夢を諦めてそれぞれの人生を歩んでいた人たちが「最後のチャンス」と、家族や職場を説得し試験に臨んだのだ。
1月、最終選抜試験まで残った10人も、サラリーマン、技術者、パイロットなど、いずれも30代の男女。回転する椅子で「宇宙酔い」にどれだけ耐えられるのかを測られたり、宇宙ステーションを模した施設に閉じこめられて共同生活の様子を監視されたり、2週間にわたる実技試験が行われた。
NHKはこの試験の様子を初めて撮影することを許された。
「宇宙に行きたい」という子どもの頃からの夢に、全力で挑んだ大人たち。
彼らは過酷な試験や応援する家族とふれあいを通して何をつかみとったのか、密着ルポで見つめた。
アラスカの自然を愛し、そこに生きる動物や人々の姿を記録した写真家・星野道夫。1996年に急逝するまでの18年間にわたって写真と文章で星野が見せてくれた世界は、未知のものでありながら、遥か遠い記憶を呼び覚ましてくれる不思議な魅力に満ちている。 自然と人の関わりを考え、命の意味を問い続けた星野。彼が遺してくれたものと作品の魅力を友人・遺族・編集者らの言葉を借りて、多角的に迫る。NHK教育テレビ
90年代「風のような物語」などの一連の作品で社会にセンセーショナルを巻き起こした星野の写真。人々に受け入れられたのは、現代人が忘れてしまった荒ぶる自然の肌触りだけでなく、「被写体との独特の距離」がある不可思議な構図だった。クジラとエスキモー、見つめ合うクマとサケ、雄大な原野の中のカリブー……そこにはひとつの生きものをつぶさに据えるのではなく、様々な生命の関わり合いを探る表現者の視線があった。写真作品の奥に潜む星野の精神とその魅力を、写真家・今森光彦さんが伝えていく。
「生きる者と死す者。有機物と無機物。その境とは一体どこにあるのだろう。」星野道夫は写真家ばかりではなく、優れたエッセイストとしても知られている。彼が文章で表現しようとしたテーマのひとつが「狩猟民の思想」だった。編集者として長年著作のパートナーを務めた湯川豊さんは、星野が文章にこだわった理由を自然の中に人が生きる、その意味を問うとき、写真よりも文章でしか表現できないと感じたのではないかという。「星野の言葉」に宿る、現代社会では見えにくくなった自然と人、その関係の原点を掘り下げる。
「僕が大都会の東京で電車に揺られている時、北海道ではヒグマが悠々と川を渡っている。そのことがどうにも不思議でならなかった」。“もうひとつの時間”への想像力は、星野を語る上で外せないキーワードだ。アラスカ・フェアバンクスで共に暮らした妻・直子が、長期の撮影旅行ではなく、日常の星野道夫の思索と行動を振り返り、人間・星野道夫の素顔に迫る。
「自然の終わりはいつも何かの始まりである」。星野と親交のあった作家・池澤夏樹さん。池澤さんが最も共鳴した星野の思想が、「自然の中での死の正しい姿」だという。星野の写真・文章からは自然全体の中での死が、他の生命に役立つ原理が読み取れる。生きることが死を回避することになっている現代、星野がアラスカの自然の中に入っていくことでつかんだ思想の重みは、増している。
今なお世界中で愛されている「ムーミン」。その誕生と成長の足跡をたどります。
フィンランドの作家、トーベ・ヤンソンによって生み出されたムーミンは、どのように世界中の人々を魅了するようになったのでしょうか。番組では、ヤンソンの親族と一緒に「ムーミン自身(アニメキャラクター)」が自分の生い立ちをたどる旅に出ます。
世界で最もムーミンを愛する国のひとつとして、日本も登場。ムーミン上陸、ヤンソンの来日、そして日本独自のアニメシリーズが生まれるまでが描かれ、ムーミンと日本の関係の深さが伝わります。
原題:Moomin's Memories
制作:YLE (フィンランド)
アメリカのアラスカ州は野生動物の宝庫。その最大都市アンカレジも、野生動物と人間が共存しているワイルドな街です。ヘラジカやハイイログマが車道を横切り、民家の庭にまで忍び込みます。
こんなアンカレジの秩序を守るために日々奮闘しているのが ADF&G(Alaska Department of Fish and Game アラスカ州漁業狩猟局)のメンバーなのです。野生動物の生態を調査し、街中で迷子になった動物を森に返したり、野生動物が人間に危害を及ぼさないよう巡回したり。動物と人間の両方を、危険から守る、特殊な任務に携わっているのです。
野生動物が行き交うアンカレジの暮らし、その秩序を支える人々の奮闘を通して、人間と野生動物の共存について考える番組です。
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