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岩合光昭写真展
『地球温暖化の目撃者−岩合光昭スペシャル』
2月22日(木)〜2月28日(水)
10:00〜18:00
オリンパスギャラリー
〒101−0052
東京都千代田区神田小川町1−3−1 NBF小川町ビル
(最寄駅:小川町、淡路町、新御茶ノ水、御茶ノ水)
日曜休館
入場無料
地球温暖化の影響により、ホッキョクグマ(シロクマ)は絶滅危惧種に登録されています。
温暖化の影響が顕在化しつつあるカナダ・ハドソン湾の北西部に位置するウェージャー・ベイで、2006年6月から約2週間、岩合氏が撮影された野生生物と自然…。
なお、オリンパスでは本写真展と連動する
スペシャルサイトを公開中で、写真ギャラリーや動画映像を配信中です。
またWWFでは上記サイトで公開されている動画を再編集した
特別DVDを発売しており、収益金から温暖化プログラムに寄付されるそうです。
NHKでオンエアされた『
カメラマン岩合光昭 極北を撮る』シリーズ。
中でもホッキョクグマの生態を詳しく追った部分に、驚きと新鮮さを覚えました。
TV番組の内容のまま収録されているとすれば…ですが、
Vol.1ではホッキョクグマの母子が越冬する穴倉の中の映像、そして冬眠から目覚め、1シーズンを生き抜いてゆく様子が出色。
Vol.3は余り映像を見ることがない夏のホッキョクグマの様子で、ヤナギランの深紅の絨毯の上でまどろむ白いホッキョクグマというコントラストが素晴らしいです。いや、もう、お花畑とシロクマという絵だけで驚きかも知れません。
しかし、彼らは夏の間は海に氷がないためにアザラシなどを得ることが出来ずに、岸に打ち上げられた海藻などまで口にして、飢えをしのいでいるのです。
極北の地に夜が訪れるようになり、オーロラの光で彩られるようになると、彼らはソワソワしながら氷が最初に張る海岸付近へと集まってきますが、その氷が張る時期が年々遅くなっているために、耐えられずに餓死してしまうホッキョクグマも増えているとのこと。逆に、春先にはどんどん氷が融けてしまって、夏を越す栄養を摂取する時間が短くなっているという訳で、ホッキョクグマがレッド・データ・ブックに載ってしまったということなのです。
なお、この回に登場したオーロラも美しくて、強いピンクを伴ったカーテンがヒラヒラ舞い踊っていました。(^_^)/

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