スミマセン。parents nightの後に立ち寄ったバーガーキングのことも書こうと思っていて忘れたのでタイトル変えました。
うちの学区ではキンダーからプライマリー、エレメンタリー、インターミディエイト、ミドル、ハイスクールとこの時期毎週のようにどこかでparents nightがあります。
parents nightというのは、別名オープンハウス、あるいはカンファレンス、先生によって呼び名が違ったりするのですが、要するに年度初めの説明会のようなもの。
こちらで保護者が集まるこういった行事はほとんど夕方からから夜にかけて行われます。これはもちろん働く保護者への配慮。先日ミドルスクールのParents Nightは6時30分からでした。
7−8年生になると、子どもたちの学校のスケジュールは大学のように各自の選択科目に合わせて教室を移動するようになります。このあたりのことは
去年詳しく書いた通りですが、今年は少し内容について。
一つのクラスにつき先生の持ち時間は8分。移動時間が4分。これってもう信じられないくらいに
短いです。最初にオーディトリウム(講堂かな?)に学年全員の保護者が集まって
(でもハリケーンのせいか出席率はいつもより低く、半数強くらいだった気がします)校長先生と教育委員会のミニスターの話を聞くのですが、校長先生(たぶん30代半ばの女性)が簡単な挨拶と新しい職員の紹介をサササッとしたらミニスターが「私も長いことミドルスクールの校長を務めたのでこの学年への思い入れはひとしおです。難しい時期だけど親のみなさんも楽しんでください。」みたいなことを笑わせながらちょこっと話すとマイクは校長先生に戻ります。
そして
「さあ、みなさんファースト・ベル(1時間目)のクラスへ向かってください。お子さんから各自のスケジュールと教室番号の紙を受け取っていると思うけど…受け取っていると
いいなと思いますけど(笑)、その紙に従ってテキパキと行動してくださいねー。残念ながらお子さんから紙をもらわなかった人はオフィスに行ってお子さんのスケジュールを訊くんですよー」
この言葉と共に民族大移動が始まりました。フーのファーストベルはランゲージ・アート(国語、つまり英語)オーディトリウムとは反対側の端っこにあるroom18へゾロゾロと教室を移動し、ようやく滑り込むとサイン・インしてペーパーをもらってすぐに先生の説明が始まります。
基本的な了解事項は教室備え付けのTVモニターに映し出されていました。
・クラスには鉛筆と紙を用意すること。
・宿題を持ってくること
など、ごく当たり前の内容でした。
配られた紙には1年間(2セメスター)のカリキュラム一覧。一例として8年生1学期のカリキュラムをあげると、
グラマー
1.前置詞と前置詞を使ったフレーズ
2.品詞
・名詞
・代名詞
・形容詞
・冠詞、定冠詞
・動詞
・助動詞
・前置詞
・接続詞
・感嘆詞
文学
1.William Shakespeare - A MidSummer Night's Dream
2.Elements of a Story
a.Tales of the Strange and Mysterious
1)."Monkey's Paw"
2). "Tell-Tale Heart"
3). "Contents of a Dead Man's Pocket"
ライティング
1. Creative Writing
a. Cliffhanger/Mystery story
語彙
1. Wordly Wise vocabulary development- Ch.1-4
リーディング
1. Suspense Genre- students choose 1 novel
a. The Face on the Milk Carton - Caroline Cooney
b. Ransom -Lois Duncan
c. And Then There Were None - Agatha Christie
スピーチ
1. Nameplate presentations - autobiographical speeches
こんな感じになってます。シェークスピアの「真夏の夜の夢」、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」あたりが8年生の教材に取り入れられているんですね。2学期になるとディケンズの「クリスマス・キャロル」や詩の勉強。日本の「国語」と似たような感じなのかな、と感じました。
ボキャブラリーを増やすためのクイズ(小テスト)の見本も配られましたが、「シェークスピアは英語に5000もの新しい単語を加えた」という前置きで、それらの語彙を類語や意味から推定し、パズルのように埋めてマクベスの有名なセリフに当てはめるもの。楽しんで覚える工夫がされていていいな、と思いました。説明も聞かず夢中でクイズに答え、先生に採点してもらおうとする親の姿も(笑)。先生の話はもちろん途中で時間切れ、ベルとアナウンスの音に負けじと早口言葉のように先生が声を張り上げる中次のベルへ移動。
セカンド・ベルは体育。またもや大移動です。この4分で子どもたちは着替えまでするのだからすごいっ!体育館でも先生から一年間の大まかなカリキュラムを聞き、途中で提出するレポートについての説明も受けます。またもや途中でベルに遮られ「時間です。次の教室へ移動してください。」のアナウンスでまた大移動。
サード・ベルは驚いたことにまたもやランゲージアート。去年までは2コマ連続で90分のクラスだったのですが、「集中力が続かない」と先生にも生徒にも不評で今年は間に体育を挟んだのだとか。「この試みは成功だったと思います」と先生はうれしそうでした。
ブックプロジェクトの説明途中でまたもや非情のベルとアナウンス。「時間です」
あー、日本では先生の話長すぎっ!と思っていたけどこれはあまりに短すぎ。忙しいよーっ!でもベルが鳴ってからもまくし立てる先生がいるかと思うと「きゃ〜〜〜っ」と顔を覆ってあきらめてしまう先生もあり。面白かったです。
続いてストリングス(バイオリン)、数学、科学、社会とまわりました。内容を全部書き留めておきたいのですがちょっと時間がありません。4年目にしてようやく言葉が分かってきた私(遅いっ)いろいろと興味深く見られるようになってきました。
それにしても子どもたちはこの英語の嵐の中に毎日7−8時間も晒されているんですねー。我が子ながら尊敬してしまいます。追い越されるわけだぁ。

バイクトレールでのお散歩帰りにちょっと公園へ。日が短くなってきました。
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