今度はフーのプロジェクトが伝記なので(なんだか学年を超えてグルグル回ってる気がする)本屋さんへ行きました。
子どもたちを学校で拾う約束はしてありましたが、忘れてると心配なので念のために3校へ電話。「スクールバスには乗らないように」事務所に連絡しておくと、各教室へ電話連絡してくれるのです。
まず、ハイスクールでブーをピックアップ。

ぞろぞろぞろぞろ いずこも同じ光景
でも日本の学校と違うのはこの駐車場かな!

16歳から免許が取れるので自動車通学の生徒も多いのです。それにしても車の色が強烈!ティーンネイジャーですねぇ。
無事ブーを拾って、次にミドルスクールへ。フーはちゃんとミドルスクールの玄関前で待っていたけれど、建物続きのインターミディエイトスクールにいるはずのウーがいません。もうスクールバスは出ているはず…まさか。
そうです。ウーはバスに乗っていました。結局、せっかく迎えに行ったのに、一旦まるで逆方向の家へウーを拾いに戻ることになっちゃった。
犬に気兼ねして我が家を避けるようにバス停に先回りして車の中で待っていると、バスから降りてきたウー、第一声が
「ウーのせいじゃないよ!」
・・・他に何か言い様はないものか、まったく
親の顔が見たいってもんです。なんでもバスの中で他のクラスの生徒に「あなた、今日はお母さんのお迎えだって校内放送で言ってたじゃない。」と言われたそうで。でもウーの先生(今日は代理の先生だったそう)は直接それをウーに伝え忘れたんだって。まあ、今日はそれほど大事な用事ではないからいいですけど、まったくもう。
1時間を無駄にしたものの、とにかく本屋さんへ。なにしろ1学年600人もいるので、そういうプロジェクトが出ると学校の図書館も街の図書館も、すぐに本がなくなってしまうのです。大手の本屋へたどり着くと、見知った顔がゾロゾロいたみたい。
今回の伝記は「女性かアフリカン・アメリカン(黒人)」を選ばなくてはいけません。2月3月はアフリカン・アメリカンの歴史を勉強する月なのです。加えて、女性、というのはたぶんマイノリティってことよねぇ?それならアジア人でもいいじゃ〜ん!と私は思うのですが、とにかく学校からの指示は女性か黒人を選ぶことなのです。
これがなかなか見つかりません。すぐに浮かぶのはキング牧師か、先日亡くなったロサ・パークス(
こちらに簡単な記事を書きました)だけど、考えることは皆同じ、クラスの半分くらいがこの二人のうちのどちらかを選んでいる、というのでフーはうんざり。
でも他にそれほどいないんですね。特にスポーツに興味がない我が家では誰一人スポーツ選手のことなんか知らないし、女性ではキュリー夫人とかヘレンケラーとか?でもフーは「6年生の時のプロジェクトでヘレンケラーやっちゃったよ。こんなことなら『とっておけば』よかった。」と嘆いてます。
ジャンヌ・ダルクは戦争で活躍した人だからイヤ、マリー・アントワネットは結局全然尊敬できないからイヤ、クィーン・エリザベス1世も大したことしてないじゃん!…聞けばフーの仲良し達も大体似たような考え方なのでみんなテーマが見つからず右往左往。
まあ、好きにしてください。悩め、中学生!
というわけで、おろおろする子どもたちをうち捨てて母の私はフラフラとこんなコーナーへ。
はっはっは。ジャパニーズ・ヴィジュアル・フィクション「MANGA」コーナーでございます。棚3つ分。見るたびに増殖してます。少年マンガが多いみたいだけど、よくよく探すとなんと、あの「のだめカンタービレ」がありました。ラッキー♪ あ、あくまでも
英語の勉強のため、なのであしからず。
こちらの本屋さんには立ち読みならぬ座り読みのためのソファや椅子がたくさん置いてあるので、心おきなく店の本が読めるのです。実は店の中にスターバックスなどのカフェも入っているので、コーヒーを飲み、クッキーをかじりながら店の本を読んでいる人も多し。平積みしてある一番上の本は買わない、という日本人の習慣から考えると信じられない光景です。
「のだめ」噂に違わずおもしろかったです。1巻しか読めなかったけど、これは大人気なのもわかりますね。思わず買いたくなったけれど、一冊10ドルを超えるので、せっせと通って読み尽くすことにしました。ああ、楽しかった。
え?フーちゃん?なんだか悩んだ挙げ句、「鉄の女サッチャー」を選んだようですが…。彼女なら尊敬できるんだろうか。
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