表題の映画がテレビで放映されたので準備万端で見てみた。
もちろん、いつものラッシー映画のつもりで。(名犬ラッシーシリーズの第二作です)
ところがこれ、
ほとんど戦争映画。
もうびっくりですよ。
ラッシーも出てくるんですが、今回の主役はラッシーの息子ラディ。
Lassie Come Home の時に10歳くらいだった少年が青年に成長し、戦争に行くんですが、ラディは青年と一緒に戦闘機に乗っちゃうわ、パラシュートで飛び降りるわ、執拗なドイツ兵に追い回されるわ銃で撃たれるわ、空襲に遭うわ、逃げ込んだ山小屋を爆破されるわ…。
日本で公開されなかったわけです。
というわけで、映画の感想を書く気にはちょっとなれません。
戦争はイヤです。
それにしても、日本が本土決戦の覚悟を固め、衣食住の全てに事欠き、明日の命も脅かされる生活をしていた頃(1945年)アメリカはこんな娯楽映画を作っていたんですね。他の映画を見た時も思ったけど、第二次世界大戦なんてアメリカにとっては「兵隊がよその国へ出かけて勝ってくるのを応援する程度の戦争」だったんだろうな。やりきれないです。
逆に言えば、そんな明らかな「力の差」があることさえ、日本の国民は知らずにあの戦争に巻き込まれて行ったわけで…なんと言ったらよいのかわかりません。
そんな世の中が二度と来ないように願いたいです。
ちょっとカルチャーショックを受けました。今日は暗くてごめんなさい。

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