バレエのレッスンへ。
まだ風邪も抜けていないし、実は脚の付け根あたりに大きな腫れ物ができてしまい、痛いことこの上ない、普通に歩くのにも顔をしかめるほど。午前中はほとんど無気力なまま、おざなりに家事とピアノの練習をこなし、うだうだしてました。
しかし、近頃どういうわけか
バレエをサボれない体質になってしまっている私、午後になるとやはりため息をつきながら支度をしているのでした。
もうすぐ丸14年を迎える大人のバレエだけれど、今までに何度かこういう時期があった。波に乗る、というか盛り上がるというか。でもそのたびに大きな環境の変化があったり、病気になったりで結局は振り出しに戻る、を繰り返しているのだけど。
今回は手術から1年半くらい経ってようやく以前のレベルまで持ち直し、やっと初めての進歩らしい進歩にさしかかっているところだからか、本当に休む気になれない。もうどうしよう、歩くのも痛いのに、体が勝手に盛り上がってる。嫌がる自分を引きずるようにしてスタジオへ。
で、レッスンが始まったんですよ。しばらく経って、「あれ?動けているな」と思ってよく注意してみると、脚はやっぱり痛い。痛いんだけど、バレエのレッスン中は
どこもかしこもとにかく痛いので多少
怪我やらで痛いのが麻痺するんですね。つまり、腫れ物の痛みなんかよりピキピキなるハムストリングスや背中の筋肉、引っ張る腕の筋肉の方がもっと痛いということです。
そういえば以前、上級者の友人が「舞台の間は足のマメがつぶれてトウシューズの中が
血まみれになっていても全然痛みを感じない」のだと言っていたっけ。いいですか?
血まみれ、ですよ、
血まみれ。まあ、それはたぶんアドレナリンか何かのなせる技で、私のような初級者の「痛みで痛みを制する」みたいなのとは違うんだろうけど。
どっちにしてもバレエ、恐るべし・・・。
そんな中、今日はまたもやすごいホメ言葉をいただいちゃいました。
またもやパッセバランス(こればっか)の時なのですが、
「ほら!ここにバレリーナ!完璧なバレリーナね、TAMA、2回目だわ!」
すごいぜ、私!まあ、パッセバランスだけでも良いじゃないですか。まぐれも2回目、是非このまま3回目、4回目、そしていつもパッセバランス
だけは本物、と言われたいものです。
そして、センターでのアンシェヌマン。トンベ・パドブレ×2、ピケアラベスク、ファイィ、グリッサード、アサンブレ。これをやっているとき、先生がクラスに向かって言ったのでした。
「このクラスがここまで上達するとは思わなかったわ。これなら次のパフォーマンスにはアダルトクラスも一曲踊らせてあげられるかも。」
ひぃいいいいいいい!びっくりしました。いや、実際問題大人は舞台に立ちたくない人も多いし、たぶん実現しないだろうとは思うけれど、うちの先生の口からこんな言葉が出るなんて本当にびっくり!クラスが上達してきているのはどうやら気のせいばかりじゃないみたいです。
コツは肋骨の上から3本を引き上げ。コレに尽きます。あとは柔軟性や筋肉や、アンデオールの技術的な問題だけど、形を褒められるようになったのはひたすら肋骨の上3本への意識のおかげです。
肋骨様々。すごいですよ。
試しに、バレエをやっている人も、そうでない人も、ハダカで鏡の前に立って(レオタードやタンクトップを着ていても良いのですが、ハダカだと劇的にわかります)
肋骨の上3本を上げる意識をしてみてください。たぶん驚きます。鏡の中で全然違う形が現れますから。
これでアナタもバレリーナ、
かも。
いたいのなんて きらいだわー くぴー
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