ああ、脱力。。。
覚えてらっしゃいますか。3年半もアメリカのいい加減な事務処理と闘い続けている
「私の522ドル返してよ運動」(詳細は
コチラと
コチラからお読み頂けます)
8月のあの時点で8週間以内に小切手で返金する、という約束を取り付けて早3ヶ月。クリスマスまでにはこの件が綺麗に片づくのではという淡い期待も当然ながら望み薄です。
実はあれから2.3週間後、通訳に立ってくれているMさんのところへ保険会社から電話が入りたのです。曰く、「やはりクレームが出たのが
遅すぎるので受け付けられない」とのこと。
脱力です。
だって、この前そのことも含めて延々と説明したじゃないですか。
書類をなくしたのはそっちでしょ。私たち、当初からずっとクレーム出してたでしょ。それを勝手になくしちゃって「出てないから無効」ってあんた…( ̄▽ ̄;)しかもこの前だって「わかった、問題ありません。それでは今から返金の手続きに入りますから。」って言ったのに。
でもそんなので引き下がるMさんではありません。いよいよ手紙による
アピール作戦です。ここまでの段階を踏んで最後の挑戦。このためにバラバラになっていた古い小切手帳やら、地下室のアーカイブやらひっくり返して今までの
やりとりを復元しました。
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患者名:片隅 オット
生年月日:○月○日 ××年
5/30/'02 Dr.Mによって麻酔(手術)のサービスを受ける
7月 麻酔科から請求書を受ける
7/18 522ドルをチェック(No.203)によって郵送で支払う。しかし、これは本来保険によってカバーされるはずの費用であった。
11月 英語の教師から、「保険によって支払われるはずの医療費が患者に請求され、間違って支払うケースが多いので確認するように」とアドバイスされ、調べると該当することがわかった。
11月 保険会社Hに電話、Cと話す。了承され、銀行Bからの公式な小切手のコピーを送るよう言われる。
11月 銀行Bに小切手のコピーを請求し入手、すぐ保険会社Hに送付。
2003年−2004年
少なくとも3回に渡ってMrs.Mと共に数回、保険会社Hに電話でクレーム。(この間はメモがちらばっていて、話した相手の名前の記録がない)
3/15/'05 保険会社Hに電話し、Jと話す。ダイアグノシスコードが見つからずに手続きが滞っているので、麻酔科からHにコードを送らせなければならないと言われる。
麻酔科に電話、Hにダイアグノシス・コードおよびリファレンスナンバーを送るように請求。この際、麻酔科から「2002年にファイルされるべき書類が2003年に(間違って)入れられているので見つからなかった」と言い訳。それでも何とか見つけてもらい、保険会社への送付完了。
4/4/'05 音沙汰がないので、Mrs.Mと一緒にHへ電話、Bと話す。
すべて了承。小切手は数週間以内に送られるので安心せよ、と言われる。
8/23/'05 やはり音沙汰がないのでMrs.Mと一緒にHへ電話、B(別人)、M、Dと話す。クレームは再び受理されたので待つようにと言われる。
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この記録に加えて、更に詳しいやりとりの内容やこちらの正当性を訴えた手紙をMさんが書いてくれました。そして投函したのが9月の半ば。
そして10月半ば、保険会社Hから「あなたのアピールを詳細に検討した結果、
申し入れが正しいことがわかったので、今後正しい手続きに従って
返金の手続きがされるでしょう」という手紙が来たのです!
え?勝った?
…と思うでしょ?
ところがこれが
また始まりだったのです。
実はこの時、ブログに「勝った!」って書いちゃおうかな?とよぎったのだけど、「いやいや、まだ何があるかわからないし〜」なんて思ったのがいけなかったんだろうか。
ほんとうにどんでん返しが。
そこからほんの一週間後くらいにまたもや保険会社Hから手紙が来たんですよ。
正式な手続きにより、あなたの支払った(立て替えた)、本来当社が負担すべき金額分を麻酔科に返金しました。
や、や、やったーーーーっ!と思いきや、
その金額が
369ドルになってるの!
なんで!?522ドル払ったじゃん!どこへ行っちゃったの?残りの153ドルは!?法律用語やらの専門用語がずらずらと並ぶその小さい文字の手紙、もう解読する気力もなく。「もういいか」と思ったのです。脱力だし。
でも一応ここまで来たのだから、とMさんがまたもや問い合わせをしてくれました。
すると、その金額はもともと保険会社と医療会社(この場合麻酔科)との契約で決められている上限なのだとか。当初からこれ以上の金額は保険会社は支払わないという条件で契約をするのだそうです。でもその上回った分を患者が負担するのかというと、そうではなく、麻酔科が負担することになるはずだ、と。
だったら、もしかしてこの3年間のごたごたは全て麻酔科のミスから始まってるってこと!?そもそも、保険会社に回すはずの請求書をこちらに送って来ちゃったのも麻酔科だし、書類を違う年にファイルして無くしちゃったのも麻酔科。
というわけで、残りの153ドルに関してはこれから
麻酔科との闘いになるようです。
とほほほほほ〜。
アメリカ人って気が長いんでしょうか…。
アメリカけんもきがながいのよー。
すとれすはからだにわるいわよー、おばあちゃん。
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