今日はたーっぷりピアノの練習ができました。
それというのもまた
落雷で停電5時間だったので…(涙)
今年は当たり年なのかしらん。
今朝はオットは5時頃から自転車のレースへ行ってしまい不在。残りの人々はその後ゆーっくり起きてきて各自のスケジュールをこなす。
私は午前中に規定のピアノ練習を済ませ、しっかり昼ごはんを食べてからフー、ウーと共に一週間の買い物へ出発。ここまでは至極順調。
Targetへ行って手芸のMichael'sへ寄って、本屋で町の写真集を買って、ここまではよかった。ところが本屋から駐車場へ停めた車までの数百メートルを歩き終え、車に乗り込んだ瞬間、窓ガラスにぽつぽつと雨が。
なんてラッキー、なんて思ったのもつかの間、その直後スーパーマーケットで車から降りなければいけないではないの!みるみるうちに雨は大雨に変わり、道路は洪水状態。スーパーの出入り口は車まで戻れない人で混雑し、私たちは入り口近くに車を止められるわけもなく…(涙)。ほんの少し小降りになったところを見計らって、それでもびしょぬれになりながら店に飛び込んだ。
濡れた服に冷房が寒い(T_T)。それでも火曜日から始まる新学期に備えてお弁当の材料やら野菜やら肉やら牛乳やら、とにかく小一時間の買い物に奔走。レジに並ぶ頃窓の外はすっかり雨がやんでアスファルトはところどころに水たまりを残しつつも大方乾いていた。
ここでの失敗。大型カートに大量の買い物をレジに通す我々のすぐ後ろに、コーヒーメーカーを1台かかえただけの母子連れがいるではないか。逆の立場になったとき、気持ちよく譲ってもらったこともあるので、「一つだけ?ならお先にどうぞ」とレジを譲った。
「あら、この子の靴とこれとで2つなんだけど、サンクス」と言って前に入ったその親子、靴なんて持ってる?と思ったら、なんと履き古したきったないビーチサンダルをレジのベルトコンベアに載せた。
呆然として見ていたら母親の方が子どもに「こっちじゃないでしょ」と言ってそのビーチサンダルをつまみあげたと思ったらその子は
既に履いていた売り物の靴を脱いで、コンベアの上に置いたのだった(T_T)。
ハワイでもそうだったし、アメリカはみんなそうなのかもしれないけど、このあたりのスーパーのレジはみんなベルトコンベア式。商品を、ゴムでできた幅60センチ、長さ1メートルちょっとくらいのコンベアに一つずつ載せていく。キャッシャーは手元まで来た商品をスキャンして袋へ入れる。剥き出しの野菜だろうが、服だろうが電化製品だろうがシャンプーだろうが同じ。
自分のことを神経質だと思ったことはないけれどこれだけは少し気になっている私、履いていた靴を載せられたコンベアはカンベンしてもらいたい。いくらなんでも非常識じゃないですか?
譲らなければ良かった…と後悔し始めた矢先、レジの女の子がたぶん見習いから独立したばかりの超初心者らしいことに気付く。遅いこと遅いこと…。
とても可愛くてにこやかできちんと商品を仕分けしてくれて(ひどいのに当たるとせっけんとイチゴと靴を同じ袋に入れられたりします)感じが良かったのだけど、その遅さはすさまじい遅さだった。
「このメロンの種類わかる?」なんて訊かれては、一瞬「安い方の名前教えちゃおうか」なんて思いつつ
小心者正直な私は「HONEYDUEよ」なんて親切にいちいち教えてあげる。彼女は長い商品リストを指でたどって商品名を探してやっと入力…繰り返し…
そうしてなんとかレジを終え、出口にたどり着いた瞬間、乾いていた路面が一瞬にして真っ黒くなるほどの大豪雨が来た(T_T)。横殴りの雨は粒の大きさもさることながら風の強さが半端でなかったせいで当たると
痛い。どれくらい痛いかといったら、もう思わず
あいたただだだだ、
いだっいだいっ!いででででーーーーーっ!
と叫んでしまうほど痛い。
前も見えない豪雨の中でなんとか商品が濡れる前にと闇雲にカートを押すと同じくカートを押して戻ってくるおじさんとすれ違った。なんで店に向かってカートを押してるんだろ??と一瞬不思議に思ったものの構ってはいられない。こっちも必死だ。危うく自分の車を通り過ぎそうになりながら(なんたってろくに前が見えないので)たどり着き、子どもたちともみくちゃになりながらびしょびしょの荷物を積み込みようやく発車!と思ったら目の前にさっきのおじさんを発見。
どうやら自分の車が見つからずこの雨でパニックになって走り回ってらっしゃる様子でした。お気の毒に (; ̄ー ̄)...あれから車は見つかったんでしょうか。
そんな集中豪雨の中、我が町へ向かう途中、天候は持ち直してきたけれど倒木はあるわ、道路は小枝や落ち葉でいっぱいだわ、荒れてるな〜とは思っていた。
でも家の近くまで来て信号が消えていた時はもう
イヤな予感いっぱい。注意してよく見てみれば嵐で薄暗いのにどの家にも一切灯りが見えない。それどころか家の外に出て携帯電話を使っている人が何人もいた。
停電…絶望的である。なんたって車は
一週間分の生鮮食品でいっぱいなんですから(T_T)いやん。
当然ガレージのドアは自動でなんか開かないのでドライブウェイから大量の買い物を家に運び入れる。でも何が困るって停電してしまったらもう冷蔵庫を開けられないこと。一度温度が下がったらおしまいだ。牛乳や肉を抱えて途方に暮れた。
聞けば停電はほんの少し前に起こったとのこと。あそこであの非常識な親子連れにレジを譲らなければ〜〜〜。
まあこうなったら腹をくくるしかないのでとりあえず生ものをクーラーボックスに放り込み、ひたすら待った5時間でした。なんとか結果セーフです。冷凍室はずいぶん霜がつき始めてはいたけど氷やアイスクリームもまだ溶け出すほどではなかったし。
そんな中でフーが卓上コンロを使って、今日買ってきた食材だけで作ってくれたイタリアン鍋、美味しかったです。タマネギ、ジャガイモ、トマト、ピーマン、ベーコン、チーズを厚手の鍋に層にして30分弱火にかけるだけ。チーズがとろっと溶けたら食べ頃です。
そんなわけでピアノ練習はいつものメニュー(バレエ1レッスン分)とコッペリアのコーダ、黒鳥のバリエーション、くるみ割り人形のマーチと花のワルツをさらった他にショパンのバラード1、ラフマニノフ楽興の時4番までたどり着いた挙げ句、子どもたちとのアンサンブルまで楽しめたのでした。
300km運転して300km自転車に乗って来たオットは帰宅と同時に涼しい地下でバタンキュー。平和だねぇ。
こういう非日常があるから停電はちょっとだけ楽しい。
それにしてもありったけのアロマキャンドルをいっぺんに点けるのでもうむせかえるような
悪臭香りです。
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