子どもたちにとっては少々退屈だったらしい
お勉強的日本の紹介(それでも精一杯私に対して礼儀正しく話を聞いて興味を示してくれましたが)の後、今の日本では特別な機会にしかキモノを着ないことや、車が左側通行なので私がアメリカに来たときは
大変だった(3回も左側走っちゃった!)ことなど、少しずつ身近な話に移していきました。
質問内容もだんだんくだけてきます。
「あの…これ、ウワサで聞いたんだけど…本当かどうかわからないんだけど…日本では
タコを食べるの?」
「ははは、食べるわよ」
クラス、
騒然!
「でもね、イタリアンだって食べるし、たぶんスパニッシュも食べるんじゃないかなぁ?」
と私が言うと先生が「私もオクトパス大好きよ!」と助け船、続いて他にも「僕も食べたことある!美味しかった」という声があがり、また騒然。
だんだんクラスの雰囲気が乗ってきたところで、とっておきの奥の手
ジャパニーズアニメーションです。
いやー、びっくり。盛り上がったこと盛り上がったこと!
あそこまで熱を帯びるとは思いませんでしたね。日本の次世代産業ナンバー1は確かにanimeかもしれません。主なDVDショップにはちゃんと[ANIME]コーナーがあるんですよ。
遊戯王やポケモンはもちろんのこと、とっとこハム太郎やら私の知らないいろいろなanimeの名前が出てきてしまい、子ども同士で「あれはジャパニーズじゃないよ!」「いや、そうだよ」などと言い合う場面もありました。ちょっとリサーチ不足だったかな。
中で嬉しかったのは一人の女の子が手を挙げて
「トトロを知ってますか?私、大好きなの!」って言ってくれたこと。
他に1人しかトトロを見たことがある子はいなかったのですが、他の子どもたちや先生も興味を示してくれたので
「去年アカデミー賞のanime部門を受賞したSpirited Away(千と千尋の神隠し)と同じ会社が作った良いお話ですから、見てみてください。」と宣伝、その女の子がみんなにトトロのキャラクターについて少し説明してくれました。「大きなフクロウみたいな森のスピリットですごく可愛いの!」
その興奮さめやらぬ子どもたちを引き戻すのはちょっと大変だったのですが、ここからメインの文字について教えます。
まずは準備してきた名札を配るところから…。
ここでまた出た
例の質問
「私の名前は日本語で何?」
あの時、サラはサラよ!(Sarah is Sarah!)と教えてしまった私ですが、今回気付いたんです。
そういえばSarahはサラじゃない!
そこでカタカナで書いてあげた名前をその通りに「メーガン」とか「ブリタニー」とかしっかり日本語読みしてあげたら大喜び。満足してくれたみたいです。なんだ、これでよかったんだ!ちょっと目から鱗が落ちた感じでした。
ただ、日本語ではどうカタカナにしたらいいのかわからなかったり、どう発音するのがベストか曖昧な名前もあり、特に「お母さんのSaharは日本語でどういうか教えて」って言われた時は困りました。「サハラ」と発音したら「へー!aが入るんだ!」なんて言われちゃったけど、むしろサハールだったかなあ、なんて。
ちなみに今日も武乱弾、いましたよ(笑)。
(
その3へ続く)

じわじわと人気が広がるジブリ作品
続きを楽しみにしてくださってる方「どらどら」お願いします!→どらどら♪

0