風邪気味です。喉も痛いし咳も出るし、モーローとした頭でネットにアクセスしてみたら…
ブリスベンの女王様からまたしても情けない過去を晒されている可哀想なワタクシを発見(しくしく)。
確かに当時(7〜8年前?)移住したばかりの女王様宮殿にお邪魔していた折、張り切ってタクシーを呼ぼうとして玉砕したのは私です。
だが!
それには一応理由があるのよー。
ご承知のこととは思いますが、タクシーを予約するのに必要な事項などというのはそう複雑なハズがないのです。それでも英語で電話すること自体に私はビビりまくっていました。
でも女王様に「とりあえず言うべきコトさえ言えば大丈夫!」とお尻を叩かれ、イヤイヤ恐怖に震えながら電話口へ向かった私なのでした。
つまり最初から
やる気モードではなかった、というのが
敗因その1。
更に、電話に出たおっちゃんの発音が
バリバリのクインズランド訛りだった。これが
敗因その2。
さらに
敗因その3。
オーストラリア英語が悪い。
ひゃ〜、言っちゃった〜
とにかくしどろもどろになりながらも、自分の名前と来てほしい時間、そして名前を伝え、住所を言ったその時、それは起きたんです。
おっちゃんはこう言った。
[よし、それでそこは
フラットか?]
賢明なみなさんはお気づきでしょうが、この
「フラット」は当然オーストラリア英語で
「アパートメント」のことです。ところが私は「そこは平らか?」と理解した(爆)。
当時女王様が住んでいらしたのはアパートメントだったのだけど、それが見事な坂の中腹に建っており、しかも道路から建物に至る小さなドライブウェイはかなりの坂だった。
ところがパニックになりつつも「ここで断られては大変」と思った私は一生懸命わずかなボキャブラリーの中から[steep]という単語を火事場の馬鹿力で見つけ出し「Yes, but not so steep slope.」と、姑息なウソまでついたのです。だってそんなこと訊くくらいだから急な坂だったら来てくれないのかと思って。
しかし、おっちゃんは「はぁ〜?」とか言いながら何度か同じ質問を繰り返し、私も何度か同じ答えを返し、そして…
「おめーの言ってること、ぜーんぜんわかんねだから、誰か英語のわかるヤツに助けてもらってかけなおせよ」という捨てぜりふと一緒に電話は切られたのでした。
もうボーゼン。しくしくしく。以来電話どころか外出恐怖症になり、丸3日間外に出られなかったっけ。今だったら
「おっちゃん、フラットなんて言ったってわかんないよ、相手がわかってないと思ったら別の言葉使って説明し直せよ!」
と言ってやるのにな。
英語上達の第一歩は「自分が悪いんじゃない、わかってくれない相手が悪いんだ」と思うことなんだそうです。こういうツラい経験を思い出すとホントにそうだよなーと感心してしまう私でございます。
ちなみに私は今でも全然英語話せるとは言えませんけど、同じ状況だったら「私にわからせない相手のせい」にして説明させ、なんとか予約を取り付ける自信はある!これを上達って言うんでしょうかね?
ところで、女王様の記事の中で、オージーは日本人がヘンな発音で名前を呼んでも笑わないとありましたが、やはりアメリカ人も決して笑いません。だから自分の発音がそんなにおかしいとは普段気付かなかったりします。
ところが、一旦ボランティアで小学校低学年以下のクラスになんか入ろうものなら
容赦ないです。
「ちょっと、メーガン!」とか「はい、ブリタニー!」などと呼ぼうものなら爆笑の渦。
外国語は難しいです。ホントに。
来週、なんと5年生のクラスを1時間受け持って日本語の
授業をすることになってしまいました。はりきって、
ぶりたにー、とか
めーがんとか呼ばせてもらおうと思います。
せっかくトラックバックさせてもらったんで他の部分にもいちいち突っ込んでみますが、オーストラリアではこの週末がレイバー・デーなんですね。アメリカのレイバー・デーは9月。やはり夏の終わりです。
行楽シーズンは張るのメモリアル・デー・ウィークエンドに始まり、秋のレイバー・デー・ウィークエンドに終わるのです。
地球の裏側オーストラリアの今は本当に秋なんだなあ…。
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