ぎゃー、遊び惚けているうちに3日も開いちゃった!昨日は懸案のビザ手続き、アメリカ大使館の面接へ行って来ました。その詳細はまた改めて書くとして…(あ、一応結果だけお知らせしておきますと、ビザは1週間ほどでパスポートに貼られて郵送されてくる予定です。つまり今はパスポートを持っていません。何とも心許ないです)
ついに
電車に挑戦しましたよ!
いやー、しかしニッポンって国はなんて複雑なシステムの上に成り立っているんでしょう。
久しぶりに送ってもらった最寄り駅はエスカレーター式になっていて、しかも
人が乗ると動くセンサー式(@o@;)すげーっ!
日本では(東京では?)動かない人が左側に立って、急ぐ人が右側を歩くんですねー。アメリカの地元空港と途中で乗り換えたミネアポリスの空港では逆でした。まあ、普段は空港以外エスカレーター(あるいは動く歩道)に乗る機会なんてほとんどないのでどちらがスタンダードなのかわかりません。
何しろ2階建て以上の店なんて日常生活圏内に存在しないようなものですからね。←二次元生物?ボーッとしてると危ないです。
さて、お約束通り。ジャジャーン!
券売機の恐怖!
切符を買おうと券売機に並ぼうとしたんですけど、今時のタッチスクリーンの券売機は
噂に違わず複雑そうでした。もう10年くらい前になるんでしょうが、地方にも自動改札が導入され、券売機がタッチスクリーンになり始めた頃、子育てで社会から
浦島状態になっていた私は久しぶりに行った駅の券売機でわけのわからない切符を買ってしまい、駅員さんに叱られたトラウマがあるのです(^◇^;)。
私は怖じ気づいて並ぶ前にきょろきょろと周りを見回しました。
すると周りには「ioカードは販売を終了するのでこれからはsuicaを使うように」というポスターがたくさん。これなら券売機を使わなくて済んじゃう??
おぼろげにしかわかっていなくても、オレンジカード(死語?)しか使ったことがなくても、
挑戦してみようではないか!と思ったのです。偉いぞ!<私 ダレもこんなことでは誉めてくれませんから自分で誉めるしかありません。
幸いみどりの窓口はがらがらに空いていました。
私は窓口に近づくと元気よく
「おはようございます!スイカが欲しいんですけど!」と言いました。英語なら「Hi!」で済むところですが、「おはようございます!」と口に出してみるとなんだか結構仰々しいものですな、と思ったのは私もですけど窓口のおじさんも引いたようで、顔にサッとおびえが走ったのを私は見た。
ともあれ
「スイカが欲しい」と言った私、アクセントは決して「西瓜」じゃなく、ちゃんと「酢イカ」でしたよ。間違ってないですよね?
窓口のおじさまは
「はぁ」とおっしゃいました。
「はぁ」って…。
「え?」
「えーと、○#&%#’▼&$%=!ですか???」
「は?」(「ですか」しかわかんなかったよー。)
「だから、★’&%現金&◇$▼%※〜チャージ’&券売機%?■??」
「えっ?」(なんだなんだ?現金がどうした?チャージが何だって?券売機が???)
「・・・・・お客さん、全然わかってないみたいだからSuika買う前にこれ読んだ方がいいですよ(ーー;)。」
…33ページもの冊子を渡されてしまいました(T_T)。
「とりあえず買ってみたいんですけど」(←それでも食い下がるアメリカナイズ状態)
「いや、先に読んだ方がいいでしょう!」(きっぱり)
負けました。パンフレット読まないと買えないような複雑なモン、売るな!
ここで解説。Suicaをご存じない方へ(…ってそんな人いるんだろうか?)
Suicaっていうのは
「Super Urban Intelligent CArd」の頭文字に”スイスイ行けるICカード”の意味を込めてつけられた名前なんだそーですが、なんでもとっても便利なJRのカードなんです。この、プリペイド式カードを使うと自動改札にピタッとつけて読みとらせるだけで目的地までキャッシュレスで行けて、しかも残高を後から足して行けるので使い捨てにもならずとってもコンビニエント!ただ、買うときに500円のデポジット(預け金)を払う形になるので2000円払っても残高が1500円だったりして、確かにちょっと複雑な形式になっています。Suica豆知識でした。
よく知ってるでしょう?だってその説明書を渡されたんで、
真面目な私は一通り目を通したんですもん。で発見したんです。結局、前もって知らなくてはならない重要なことなんて、
今私が書いた程度の説明で足りるんですよ。
どうも肉声によるコミュニケーションが極端に不足しているような気がします。
「訊くよりも読め」っていう傾向は日本人には確かにあると思います。アメリカのイナカではいくら大きく書いてあろうとも「読むよりも訊け」って雰囲気なのでうっとうしいけど和気藹々♪とした感じなんですよ
だから駅員のおじさん、ちょっと説明してくれたら済むのになぁ、と寂しく思いました。どうせ人が並んでいるわけでもないんだしさ。少なくとも33ページの冊子を読ませる必要はないじゃないですか。
一応駅員のおじさんのために言っておきますと、彼は決してrudeじゃありませんでした。むしろ、polite…それがよけいに寂しさを感じさせましたが。まあ、意地悪されるよりはずっといいですけどね。
それからもう一つ。アメリカはカード社会なんです。ふだんの生活で私は現金をほとんど
触りもしません。せいぜい、子どもたちのお小遣い(学校でランチ代に使い、お弁当を自分で作った日はそれがお小遣いになる)と自動販売機で切手を買うときくらいです。
飛行機のチケットはもちろんネットで買ってカードで払うキャッシュレスだけど、日常のスーパーマーケットの買い物も、ガソリンスタンドも、コンビニも、小さな個人商店、郵便局、レストランのチップでさえカード払い。個人間のお金のやりとりや習い事の月謝は主に小切手(チェック)を使っています。
そんなわけで現金をうまく仕分けられるような機能的なお財布も持っていないし、多額の現金を持ち歩くのはかなり不安な私。
結局Suicaは売ってもらえなかったんで、絶滅危険品種のioカードを買うことにして自分の
郵便局のセゾン・VISAカードを見せながら使えるか訊いたんです。
そうしたらvisaなら大丈夫だって言うんで、いざそれを渡して払おうとしたら駅員のおじさん、カードをしみじみ眺めると私のことを呆れ果てたような顔で
「これ、ビューカードじゃないじゃないですか」って言うんですよぉ。なんですか?ビューカードって???
…そしたら別のパンフレットを出そうとしたんで慌てて断ったらポスターを指されました。
…要するに、JRで発行しているvisaやらマスターと提携のクレジットカードってこと?
知らねーよ あ、いえ存じませんことよ。
JR専用クレジットカードしか使えないんでつか?クレジットカードの意味って?( ̄▽ ̄;)←
本当は泣いてる顔のがほしかったんでつが、実家のPCには当然顔文字なんて入ってません。で、女王様のところに盗みに入ったらさすが女王様泣き顔なんて全然使ってらっしゃらないのね。これで我慢しますわ。
現金で支払いましたとも。ええ。
もうへろへろですよ、朝の駅の時点で。まあ、実際駅にたどり着く前にもいろいろやらかしてるんで半分は自分のせいですけどね。
あとの半分はこの複雑なシステムのせいだよぉーん。
…と少しでも同情してくださったら同情ついでにどらどらしてくださいね。→どらどら♪

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