引き続き
わんこ狂想曲さんへトラックバックです。
とことこさんがこう書かれているのを読みハッとしました。
>>捨て犬などの里親になる人が少ない理由は
>>ブランド志向というよりも、
>>アメリカのように「犬を飼うなら、まずシェルターを訪ねる」っていうのが
>>一般的じゃないからじゃないでしょうか。
そうかもしれませんね。
鶏が先か卵が先か。
私は今までどちらかと言うと、お役所に期待しないというか、逆に国民の関心や知識が高まることによってしか役所のシステムは整っていかないものだと思ってきました。でも全く反対からのアプローチもあるのですね。役所がシステムを整えることで啓蒙が高まるというのもあるかもしれない。
ただ、もう20年近く昔のことになりますが、子どもの時に実家の父が「次に犬を飼うことがあったら保健所から引き取ろう」(その頃飼っていた犬も捨て犬でしたが)と言っていたのを覚えています。つまりそんな昔からそういうシステム自体は存在していたんです。でも今も定着していない。何故なのかな、と思います。
私もここ2日ほどはこの件で頭がぐるぐるです。
トラックバックのとても有意義な使い方をさせていただいていると思います(笑)。>とことこさん
そんな中、あちこちのレスキューサイトや動物関連のサイトを巡りました。
そして
ボーノとピアのおいしい生活さん経由で見つけたのが
「日本にアニマルポリスを誕生させよう」のサイト。こういう運動もあるのですね。早速バナー

を貼り、登録させてもらいました。
ただ、私個人としては現時点でアニマルポリスができてもうまく機能するのだろうか、飼い主側の意識があまりにも低いままでは空回りになるのでは…と危惧する部分もあります。
そしてもう一カ所はとことこさんが紹介されていた、
しろまる通信さんです。
こちらの記事
子犬はどこからお迎えする?は、ペットショップの子犬販売の仕組みについて
大変に興味深い話に言及されています。私たちはペットショップも
場合によってはこういう危険をはらんでいる可能性があるということを知っておくべきだと思うのです。
ここに出てくる「養犬場」とは、まさにパピーミル。つまりうちのHopeが外の世界を知らず、狭いケージに閉じこめられ、糞尿まみれで座りダコから出血しながらひたすら子犬の生産に使われていた、
その世界です。
その頃のHopeのことを思うと胸をかきむしりたくなります。うちのHopeがそんなひどい目に遭っていたこと、ボロボロになって死にかけ、レスキューされた後、1週間以上点滴につながれてようやく命を取り留めたこと。耐えられない思いです。
私も実は今までできるだけその事実から目を背けるようにしてきました。Hopeは救われたのだから、と。
でも。
悪質なショップにお金を払って子犬を買うことは、そういった劣悪な業者を助長させることにもなり兼ねないのです。
今もどこかでHopeのような子たちが苦しんでいます。
でも知識を持った人が増えれば、その悲劇を少しでも食い止められるかもしれません。私たち飼い主はそこまで
考えなくてはならない時期に来ているのではないでしょうか。
*************
思わず熱が入って重い話しになってしまいました。
最後に、
雰囲気だけでもわかってもらえればと思い、アメリカのブリードレスキュー(犬種別シェルター)のうち、コリーのもののそのまたほんの一部を紹介します。全て
写真満載の里親募集ページです。
Collie Rescue of the Carolinas (ノース・サウス両キャロライナ州)…
現在ここの一番上の写真の子はゴールデンとのミックスだそうです。また、下から2番目の白い子(Frost=霜)は、先天性の遺伝欠陥による視力と聴力のない子です。でも人や他の犬と触れ合ったりキスされたり、お風呂に入れてもらうのが大好き、階段の上り下りも自分で覚えたおりこうさん。自分を愛してくれる誰かが現れるのを待ってるよ!と書かれています。
Houston Collie Rescue (テキサス州)…左のメニューから「Collies for Adoption]をクリック!
Tri-County Collie Rescue of Michigan(ミシガン州)
Almost Home Dog Rescue of Ohio (オハイオ州)
…とまあ、アメリカのブリードレスキューはこんな感じで里親の募集をしています。全て民間ですが、確かにシステムがよく整っていますよね。
前回の記事でアダプションの費用は子犬をブリーダーから買うのと変わらない、と書きましたが一つ
大きな違いがあるのを忘れていました。
ほとんどのアニマルシェルターは[Non Profit Organization]つまり「非営利団体」としての認可を受けているので、シェルターにアダプションの費用を支払う場合はTAX FREE(税金免除)となります。消費税がかかるどころか、
「寄付をした」という扱いになり、確定申告で
税金が戻るのです。こういった面での整備も進んでいると感心してしまいますね。
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