[12月24日 夕方]
TLJGさんの
くるみ割り人形の記事を読んで以来、今年はあきらめていたNutcracker熱がまた復活してきた。
なにしろ去年地元バレエ団のおちゃらけたくるみを見せられてガッカリ。今年は観に行くものかと思ってチケットも買わなかった。でもやっぱりこのクリスマスシーズンにこの音楽がないと
落ち着かないのです。
日本から持ってきた古い(1989年版)ボリショイのビデオを出して観てみた。クララはアルヒーポワ(今まで名前を知りませんでした)、王子はムハメドフ! ボリショイ時代のムハメドフですよ!なんだか時代を感じます。今観るとこの人の王子もなかなか良いですね。昔は「こんな筋肉質の王子いないよ!」とか思ってたんですが(^^;)。
で見終わったんですが、どうもいまいち物足りなくて、さっきネットでキーロフのNutcrackerも注文してしまいました。舞台を見に行くことを考えたら安いもんだし。ついでに来年うちのスクールで公演予定のバヤデール(イギリスロイヤルバレエ団)とオーストラリアンバレエの作品集みたいなのも。
続いて日本のバレエ団による白鳥の湖のビデオも観る(今観ている)。こっちはなんと言っても集団のそろい方がお見事。パ・ド・ドロワのテクニックなんか非の打ち所もない。さすが…というか。でもそれで何かもっと大切な物をどこかに置いてきているような気もする。日本にいたときは何の疑問も持たなかったことだけれど、こちらのダンサーたちを見ているととにかく違うのです。そのバラバラさは日本のものとはケタ違い。実際、スクールのリハーサルでも「まっすぐ横に並ぶ」ことができずに大騒ぎなのだといつも娘が笑っています。その分が自然な芝居や踊りの伸びやかさに出てくるのかもしれないけれど、とにかく恐ろしく違う。何を持って「美しさ」とするかの基準も違うのかもしれないな。
まあそんなことを言っても国民性っていうのはそう簡単に変わらないものなんでしょうね。
そんなことをつらつら考えながらバレエを楽しむクリスマス・イブです。
あーあ、教会に行きたかったなー。
ランキングにご協力お願いしまーす。どらどら♪

0