71パウンド。
娘のフーが慌てて電子辞書を取り出した。パウンド(lb)→kgの計算
クッキー28kg、Hope32kg。
ま、まずい。それはまずいよ。二人の体高の差を考えたらそれは激しくまずいよ。
だから上から見るとクッキーは
長いのにHopeは
丸いのか。大変…。(ちなみにクッキーはやせっぽちで背中に肉がないので「ヘソ天」ができません)
息子のウーは33kg。10歳にして
かろうじて犬に勝ってるって、どっちが問題なの?
ドクターとは、最初にHopeをアダプトした経緯やら、彼女が半年前に10日間も点滴につながれていたこと、ずっとケージの中で暮らしていたので肘にひどい座りだこができていること、パピーミルから来たことやらを話した。
パピーミル、と聞くとドクターの顔が険しくなる。アメリカ中部のいくつかの州にはものすごい数のパピーミルがあるのだそうです。そこから子犬たちは国中のペットショップに運ばれていくのだとか。
普段無口な助手のおにーさんがパピーミルの話題になったら顔を紅潮させて「ヤツラはそうやって金儲けをするんだ」と憤っていたのが印象的でした。
動物の命を利用して金儲けしてる人たち、きっと
バチが当たるよ。ろくな死に方をしないね、…と私も呪っておきます。
続いて狂犬病、ジステンパー、コロナウィルス、ケネルコフなどのワクチン接種。シェルターでは追加接種を受けていなかったので振り出しに戻ってしまったのです。
Hopeは注射されてもピクリともしなかったけど、その横で
壁と一体化した
鼻の長い巨大な犬が
ガクガクブルブル震えてたのには笑いました(^◇^;)。
目、耳、全身をチェック。そして問題の歯茎と体重管理に話題が移りました。
前歯はかろうじて何本か残っているけれど、根元が腐ってしまっているので、たぶん抜け落ちてしまうだろう、全身麻酔で眠らせてディープクリーニングをして歯茎を治した方が結果的には歯が抜けても今より良くなる、とのこと。これはセカンドオピニオンを採るかどうか思案中です。
なんと言っても全身麻酔ですからね。注射一本くらいで治るといいな、と思っていたのですが。。。クリーニングをしてもらうなら3週間後、追加接種を受ける時にお願いするつもりです。
体重管理は…Hopeの体格から言うと
理想体重は55パウンド(24kgくらい)だそう
で…(^^;)。実に16パウンド(7kg)もオーバー。一番良いのは一日の食事量をきちんと守って、それを何回にも分割して与える方法だそうです。(お相撲さんの原理の逆ね)
でも大抵の人は分割すると量をつい増やしてしまいがちで、結果的に
余計に太らせることになったりするとのこと、難しいですね。
ドッグフードに缶詰のグリーンビーンズ(サヤインゲンの水煮)を混ぜて水増しする方法も提案されました。
出た!。
グリーンビーンズの缶詰
。 これでもう
ビビのことを笑えなくなってしまいました。
他には、ピーナッツのshell(カラですよ、カラ!)が6割くらい入っているフードなんかもダイエット用にあるそうですが、それって別の意味で虐待じゃ…と少し思ってしまいました。
まあ、基本的には1日1食で良いはずなんだけどね。だってワイルドドッグ(オオカミとかコヨーテ?)なんか、何日も食べないでいることがいくらでもあるでしょ。犬の基本はそこだよ。
とドクターはおっしゃる。
でもね。Hopeを1日1食なんかにしたら…起きてる時間の
全てを食べ物探しに費やしますよ、彼女。
ごはんをぺろりと平らげた直後、平気な顔で
「あたし、食べてなーい」
と言い張るんですから。カラの食器を手で引っ掻いて、転がして、飛ばすんですから。
「お腹空いた、お腹空いた、お腹空いた!ごはんまだ?」
「ま、まだ?」ってアンタ…
アルツハイマーだったりして…。
とにかく。
豆の缶詰とドッグフードを何度にも分けて与えましょう。量はきっちり計ってね。あー大変だ。今日から闘いですな。がんばってね>娘2号のフーちゃん
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